ガザミやイシガニをひとくくりにして、ワタリガニと言います。
ズワイガニや毛蟹に比べれば脚が発達していなくて貧弱に見えますが代わりに、味噌はとてもおいしく味噌ならワタリガニ、というファンが多いのです。
流通量は多く、庶民的な価格なので脚より味噌、と考えるなら十分満足できるかにです。
細い脚と甲羅の大きさを生かせば、調理法も味付けもバリエーション豊かです。
かにの通販はおいしいことばかりではないようです。
例として、食べきれないほどのかにを買った人は後を絶ちません。
産地に行ったり、鮮魚店に行ったりして買ったなら、買いつけのときは夢中でも、会計の時に現実を知って、買いすぎは未然に防げることでしょう。
一方、通販では、店舗より安い値段で大きなかにが買えるので、宣伝にのせられて買ってしまい、届いてから一週間は毎日かにを食べていたという話は失敗談として耳にします。
注文前に大きさや頭数をよく確認してください。
丸のままの冷凍かには大きいので、手間をかけずに解凍したいと考えるでしょうが、せっかくのおいしいかにがもったいないので焦らずゆっくり解凍しましょう。
おいしく冷凍かにを調理して食べるために心得ておくべきなのは、冷凍庫からすぐに室内に出さずに冷蔵庫に入れて解凍することです。
これを守るだけでもかなり差が出てきます。
だまされたと思ってやってみてください。
お歳暮など、贈り物のかにを選ぶならばお店には内緒の注意点があります。
実にありがちなことですが、店頭には多くのかにが並んでいるでしょうが、自分で選んだかにを贈ることです。
自分で選んで決めるのは確かに大変ですが、お店の人の見る目を安易に信じてしまうと、鮮度が今ひとつのかにや、一見わからない傷のあるかにを贈ってしまったら大変です。
贈答用のかには特に信頼関係のあるお店で買いましょう。
花咲がには高価なおいしいかにですね。
北海道の東端に近い、根室の花咲近辺が産地となるかにのようでかにではなく、実はヤドカリだと覚えておきましょう。
しかし、かににそっくりであることと、味がほとんど同じなので食べる方としては、かにと同じ扱いで全国に出回っています。
身は引き締まり、豊かな味わいがあって、希少価値もあることから、非常に珍重されています。