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せつなくて恋しいせかい

話題:ひとりごと

不安や焦り、真っ暗な未来がこわくて閉じ籠る。そんな時に岩井俊二の作品に触れるとだいじょうぶになれる。せつなくて、恋してしまう何度も作品に。彼の創るせかいは特別で、あたしのこころの中にやさしく溶け込む。余裕がない今、楽しむことをしてはいけない気がしていた。苦しむしかないのだと思い込んでいたのは、あたしがかけた呪いで、言い訳。岩井俊二の作品は、そんなあたしを見透かしたように癒す。身体中に染みわたり、心地よいと叫んでいる。


自由に見えて窮屈、息苦しくていとおしいせかいは、あたしを置いて回っているなんて思い、打ちひしがられても、せかいはあたしを置いていくらでも回る。それでも、あたしのちいさなせかいだけでは、あたしを軸に回すことができると思う、今は。あたしになかった青春、今頃、感じてるのかも。
18歳で迷い込んだ社会は、あたしを大人へとしてくれたし、傷つけてもくれた。キャパオバー、苦しくして苦しくして仕方なかった。我慢して、壊れて、再生するを繰り返す、何度目のかわからない。それでも成長を感じる。まだまだ、あまちゃん。それでいいのかもしれない。死ぬまでわからない、あの時の選択が正しかったなんて。
立ち止まって、寝そべって、弱音吐いて、泣いて、歩き出すまでに時間がかかっても、自分を壊してまで周りの期待に応えなくてもいいかなって。

仕事、なかなか決まらない。ハローワークに毎日通って、求人サイトとにらめっこ。応募して面接、勤務地が記載とちがう場所だとか業務内容もちがうと言われる。そこは無理だと言えば、不採用。そんなことが何度か続く。なにがしたいのかわからなくなって殻に閉じ籠る。適当に選んでしまおうか、我慢するしかないよ仕事だもん。そう思う自分に理解者が言う、焦らなくていい、若いから何度でもやり直せると。そうだね、失敗を恐れずに飛んでみよう。つまずいたら、その時考えよう。空白の時間、生きやすくできるのはあたしだけ。あたしのせかいは、あたしにしか操れない。

がんばる。もう一踏ん張り。
おやすみなさい。
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