ライニさんとロゼちゃんのSSを書いたら、
ライニさんの許嫁リナさんとも絡ませたくなりました。
アネットは出すに出せず断念しました←おい
*attention*
・ライニさん&リナさん&ロゼのおはなし
・完璧にギャグ
・化粧ネタ?女装ネタ?
・ライニさんが不憫すぎる件
・完璧に妄想クオリティ
・ライニさん、ごめんなさい
・ナハトさん、本当に済みませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞ!
ログイン |
主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
ライニさんとロゼちゃんのSSを書いたら、
ライニさんの許嫁リナさんとも絡ませたくなりました。
アネットは出すに出せず断念しました←おい
*attention*
・ライニさん&リナさん&ロゼのおはなし
・完璧にギャグ
・化粧ネタ?女装ネタ?
・ライニさんが不憫すぎる件
・完璧に妄想クオリティ
・ライニさん、ごめんなさい
・ナハトさん、本当に済みませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞ!
静かな騎士の棟のある一室。
部屋に漂うのは甘く、少し粉っぽい香り。
金髪の青年は椅子に座り、小さく息を吐いた。
桃色の髪の女性は彼の唇に薄くグロスを引いて、少し離れる。
しげしげと彼の姿を見ると満足そうに頷いた。
「ハイドリヒさんはやっぱり綺麗だねぇ……お化粧する甲斐があるよ!」
嬉しそうに笑うロゼにハイドリヒは引きつった笑みを返した。
あれ以来、ロゼの格好の玩具にされていた。
彼女が"遊びに"来るたびに、着せ替え人形の如く、弄られる。
命に関わる悪戯ではないが……迷惑極まりない。
とはいえ、相手は女性だ。
無理やり振り払うわけにも怒鳴りつける訳にもいかない。
任務があるときには流石にやんわりと断っていたが、
彼女はまるでハイドリヒの任務がないときを知っているかのように、
タイミングを図ってやってくるのだ。
はじめこそ休憩室でこうして遊ばれていたハイドリヒだが、
あの場所では誰に見られるかわかったものではないからと、
いまは此処……シストの部屋で化粧やら何やらされている。
未婚の女性と男を二人きりにするのは如何なものかと指摘を食らいそうなものだが、
どちらかといえば心配なのはハイドリヒの方。
玩具にされているのも彼の方なわけで……
「今日はどんな服がいいかなー……」
器用に彼に化粧を施すと、ロゼは悩んだ顔をする。
前は黄色のカクテルドレス、その前は青いマーメイドドレスだったか。
女装までさせるあたり、彼女の悪戯はかなり凝っている。
これを小さい頃からされているシストは苦労したのだろうな、とそう思い、
ハイドリヒは小さく溜息を吐いた。
と、その時。
とんとん、とドアがノックされる音が聞こえた。
ハイドリヒとしては返事をして欲しくないのだが、
彼女は無論、そのまま返事をする。
「だぁれ?」
ドアが開いて顔を出したのは、シストだった。
ロゼがぱっと顔を輝かせる。
「シスちゃん!」
「シストさん?どうかしましたか」
顔を出したシストは言う。
「ハイドリヒ、客が……って付いてきていらっしゃったのですか」
彼は振り返って、そう呟く。
どうやら、彼はハイドリヒへの来客を告げに来たらしい。
そしてその人物は彼についてきたようであった。
いったい誰が。
否、それ以前の問題。
いまはとりあえずいつもの制服ではあるものの、
顔にはきっちり化粧を施されていて、髪も弄られている。
来客が誰であるかは知らないが、正直見られたいものではない。
しかし、彼の願いは天には届かなかったらしく、
ドアが大きく開いて、部屋に入ってきた人物を見てハイドリヒは文字通り唖然とした。
そこに佇んでいるのは金髪の女性。
ハイドリヒがよく知る、人物だった。
彼は目を大きく見開いて、口を開く。
「な、何故貴女が此処に……!?」
「許嫁がいるのがどんな場所かしら、と思って訪ねてきたのよ。
それで……その方は何方?」
ハイドリヒの隣にいる女性基ロゼを見て、来訪者……リナは訊ねる。
彼女の視線の先にいるのは桃色の髪の女性。
ハイドリヒが答えるより先に、ロゼが口を開いた。
「私はロゼ。ロゼ・エリシア。貴女は?」
「私はリナ・フォン・オステン。
貴女の隣の……ラインハルト・ハイドリヒの許嫁よ。
よろしくお願いいたしますね、ロゼさん?」
上品に笑って、リナはロゼに一礼する。
ロゼはぱちぱち、と瞬きをしたがすぐに笑みを浮かべた。
「ハイドリヒさんの許嫁さんかぁ……
二人共美人さんだもんね。羨ましいなぁ」
そんな無邪気な答えに、リナも少し驚いた顔。
流石に自分の許嫁と見知らぬ女性が二人で一緒にいたので、
あらぬ心配をしたのだが……彼女の様子と、現在の彼の様子を見る限り、
そういった心配は一切なさそうだと悟ったようで……
リナは少し間をあけると、改めて二人を見た。
ハイドリヒにはうっすらと化粧がされており、
ロゼが手に握っているのはグロス。
「あの、何をしていらっしゃるのですか?」
「あのね、ハイドリヒさんにお化粧させてもらってたの。
これからドレスを選ぼうと思って……」
ロゼは一切悪びれた様子なく答える。
「ドレス?」
リナは怪訝そうな顔をした。
まぁ、当然のリアクションではあろう。
彼女の許嫁、ハイドリヒは男性である。
それなのにドレスとはいったい、と思うのは当然。
ロゼは怪訝そうな顔をしている彼女に、明るい笑顔を見せた。
***
―― 数分後。
「ロゼさんもたくさん衣装を持っていらっしゃるのね」
「うん。可愛い服があるとついつい買っちゃうんだよねぇ……」
床に広げられているのは幾枚もの服。
それはすべてロゼの私物であり……無論、全てが女性ものである。
リナはその一つを手にとって、ロゼに訊ねた。
「そうでしたの。でも、これは貴女には大きくはありませんこと?」
それは確かにロゼには少々大きいように見える。
ロゼは明るく笑うと首を振って、言った。
「私のじゃないの。それはシスちゃんのだよー」
「シスちゃん?」
「ロゼちゃんの弟!お揃いの服を買ってるの」
なるほど、とリナは頷く。
ハイドリヒはそんな女性二人を見て溜息をついた。
何故かあのあと意気投合した彼女たちは、
ハイドリヒに似合いそうなドレスを選んでいる最中だ。
リナは止めるどころか、彼女の"リナさんも手伝って?"という言葉に乗って、
彼女と一緒にドレスを選び始めたのである。
出来うることなら……否、出来なくても全力で遠慮したいところだが、
元々リナには頭があがらない。
挙句の果てに、女性相手に怒るということはできない。
……逃れる術は、どうやらなさそうである。
「ハイドリヒさんは色が白いからなぁ……淡い色の服がいいかな?」
「そうですわね……あ、これも似合いそうでは?」
ロゼは"いいねぇ!"と笑う。
その顔は先刻ハイドリヒに向けていた笑顔よりもより一層楽しそうだ。
同年代の友人があまりいないことも原因らしいが、
リナとは想像以上に話が合うらしくて、既にかなり打ち解けている。
まるで以前からの友人のように。
「ねぇねぇ、ハイドリヒさん!」
「これとこれ、どちらがよろしいかしら?」
無邪気な笑みを浮かべながら二つの衣装を掲げる女性二人。
もう本当に帰りたい、と思いつつハイドリヒは盛大な溜息を吐いた。
―― This is one of my bad days ――
(これを厄日と言わずして何と言いましょうか…)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |