フォルスタでちょっぴり深夜テンション。
現パロバージョンです。
*attention*
・フォルスタSSです(BL注意)
・現パロ(Laurentia!バージョン)です
・Twitterでの会話?から妄想しました←
・フォルは基本誰かに求められるのが嬉しい子。
・相変わらずの妄想クオリティ
・ナハトさんすみませンでした……!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
フォルスタでちょっぴり深夜テンション。
現パロバージョンです。
*attention*
・フォルスタSSです(BL注意)
・現パロ(Laurentia!バージョン)です
・Twitterでの会話?から妄想しました←
・フォルは基本誰かに求められるのが嬉しい子。
・相変わらずの妄想クオリティ
・ナハトさんすみませンでした……!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
「すっかり降られちゃったね……」
スターリンのマンションの窓から外を見て、フォルは小さく溜息をついた。
外では大粒の雨が降っている。
スターリンのバイトの帰り、急に降り出した雨。
彼に"とりあえずうちで雨宿りしていけ"と言われて現在に至る。
先程から窓の外を眺めているが雨が弱くなる様子はない。
傘をさして帰れば帰れないこともないが、濡れることは確実だろう。
「髪を何とかしろ、フォル」
スターリンが"ほら"とタオルを渡すと、フォルはそれを肩にかける。
濡れた髪を拭こうとしない彼を見て、スターリンは呆れ顔で溜息をついた。
フォルに歩み寄り、わしゃわしゃと彼の髪を拭く。
「わ、何?!」
「何、じゃねぇよ……風邪ひくのだよ、そのままじゃ」
自分の髪も濡れていたが、さっきから少しずつ拭いていたためだいぶ乾いた。
それに、もう少ししたら風呂に入ろうと思っていたために、自分は良しとして。
「大丈夫だよ、書記長様。僕風邪ひかないよ?」
「駄目だって、ジッとしてろ……」
まったく、と言いつつフォルの髪をふいてやる。
そんなスターリンの様子に、フォルは少し嬉しそうだった。
「……なぁ、フォル」
ふと、スターリンはその手を止める。
フォルはきょとん、と首をかしげた。
「ん?」
「雨やまねぇし……泊まって、いけよ」
再び手を動かし始めたスターリンは躊躇いつつ、そう言った。
フォルは驚いた顔をして彼の方を見る。
そして、小さく笑うといった。
「珍しいね。君からそういうこと言うの」
「だ、って……帰るまでに、濡れるだろ……」
スターリンはちらりと外を見る。
やはり、雨は弱まる様子を見せなかった。
フォルの家も、スターリン同様に親がいない。
彼が此処に泊まっていったとしても何ら問題はないだろう。
スターリンの中にあるのは、
フォルが濡れて帰って風邪をひくよりは、という思いだった。
彼自身はけらけらとわらいながら、
"馬鹿は風邪ひかないって言うからきっと大丈夫だよ"などと冗談っぽく言っていたが、
それでも……純粋に心配で。
フォルは、そんな彼の心情を察してか、少し迷うような表情をしたあと、
ふっと嬉しそうに笑って、頷いた。
「……書記長様がいいなら、そうさせてもらおっかな」
***
―― それから、数時間後。
「……で、何で一緒に寝ることになってるんだよ」
スターリンは"隣"で寝転ぶ彼の方を見て、溜息をついた。
風呂に入ったあと、そろそろ寝るか、といった彼に、
フォルは"一緒に寝よう?"と子供のようにいったのである。
亜麻色の髪の少年はくすくすと笑う。
「家人を床で寝かせるわけにはいかないでしょ?
それに、今日は寒い。一緒に寝ようよ、そのほうがあったかい」
甘えるように、フォルはスターリンに擦り寄る。
一人用のベッドに二人で寝ているのだから狭いのは当然だ。
暫くじゃれつくようにしていたフォルだが、ふと顔を上げると、
そっとスターリンの唇に自分のそれを重ねた。
舌を差し入れて、絡める。
「ん……」
「は……っふぉ、る?」
彼の唐突な行動に、少し戸惑いを見せるスターリン。
キスが途切れた好きに名前を呼ぶが、フォルは答えない。
そのままもう一度、キスをする。
幾度目かのそれのあとで、フォルは動きを止めた。
「……ごめん」
不意に謝る彼に、スターリンは不思議そうな顔をする。
なんで謝るんだよ、と彼がとうと、フォルは苦笑気味に言った。
「嫌かな、ってね……
怖かったりしてない?大丈夫?」
キスを繰り返すうちに、フォルがスターリンを押し倒しているような形になっていた。
本能的に、そうしてしまっていたのかもしれないと思って、フォルは苦笑した。
それも全て、スターリンが好きだから、で。
好きだからこそ触れたい。触れて欲しい。
そんな思いは、当然ある。
男同士だとか、そんな考えはとうに捨てた。
現に今、フォル自身……そのまま、理性を壊してしまえばこのまま……
けれどそんなことは、嫌だった。
彼……スターリンを傷つけたくは、なくて。
しかし。
スターリンは目を伏せるとぼそり、と言った。
「……謝ること、ないのだよ。別に、俺は……――」
彼の言葉にフォルは目を見開く。
フォルは躊躇うような顔をしたあと、スターリンの耳元に顔を寄せた。
おずおずと、スターリンの頬から首筋へ、触れる手を滑らせる。
「……大丈夫?怖くない……?」
―― フォルは知っている。
スターリンが幼い頃に受けた"傷"を。
だからこそ、訊ねた。
体を重ねること。彼に触れること……
それが、嫌ではないのか。怖くはないのか、と。
大切だから。
大好きだから……だからこそ、傷つけたくなどなくて。
「フォルなら平気……怖く、ない……」
そう答えて、微かにスターリンは微笑む。
恐怖がゼロかと言われたら、頷くことは出来ないかもしれない。
けれど……
平気だと、思えた。
怖いと思わないと、感じられた。
いつだって彼は優しくて、自分を思ってくれていたから。
だから、受け入れるようにそう言って、スターリンはフォルに言う。
平気だ、と。
その声が、言葉が、小さな吐息が、鮮やかな琥珀の瞳が美しくて。
何よりも、愛おしくて。
―― 嗚呼、僕はこの人に溺れているんだ。
フォルは改めて、そう思った。
他校生で、であったきっかけはあくまで偶然で。
こうして共にいること自体が特殊ケースで。
生まれも育ちも境遇も、一切違う。
けれど、それでも……
辛い過去を持つ彼を支えたい。
それと同時に共にいたい、と心からそう思う。
それを"愛"と呼ぶのなら、彼に対し抱く思いは間違いなく愛情だろう、と。
フォルは改めてそんなことを考えていた。
そんな相手に、"お前なら……"と言われて、嬉しくないはずがない。
フォルは彼を見つめ返して……嬉しそうに微笑んだ。
「ありがと。……怖かったら、言ってね?すぐにやめる」
そう言いながら、フォルはスターリンの寝巻きを肌蹴けさせる。
そのまま晒された白い肌にそっとくちづけた。
ぴく、と軽く跳ねる彼の体。
それが拒絶ではないと確かめつつ、フォルは壊れ物を扱うようにそっと彼に触れた。
フォルは優しくスターリンの首筋に舌を這わせる。
「ん、……」
僅かに開いたスターリンの口から溢れる吐息。
自らの口から漏れた甘いその声に、スターリンは口をとじようとする。
しかし、それをフォルはさせなかった。
ちゅ、と軽く音を立てて口付けてから、微笑む。
「色っぽいね、可愛いや」
フォルがからかうようにそう言うと、スターリンは羞恥に頬を赤くした。
「ば、か……っ」
「馬鹿だよ、僕は馬鹿だ。
そんな馬鹿に愛されるのは、いやなの?書記長様?」
そんなことを訊ねながら、優しく、愛撫する。
スターリンは小さく体を強ばらせた。
「ぁ……い、や……じゃ、ない……っ」
―― 嫌じゃない。
それは素直な言葉だった。
嫌ではない。怖くない。恐怖は感じない。
だんだん早くなる呼吸と、快楽ゆえに揺れる思考の中でスターリンはそう答えた。
優しく触れるフォルの手が、舌が、心地よくて。
くすぐったくて、それでも確かにそれは"快楽"と呼ばれるもので。
素直に甘受してしまえば、すぐに酔ってしまいそうで。
"彼だから"大丈夫なのだと、そう思えた。
触れる度に漏れる声が愛しくて、フォルはより一層笑みを濃くした。
「フォル……っ」
スターリンが甘い声で、名前を呼ぶ。
フォルを見上げる彼の綺麗な瞳は涙で潤んでいて。
扇情的に見えて、フォルは少しだけ顔を背けた。
直視していれば、理性の枷などすぐに外れてしまう。
「……ほんとに、怖くない?大丈夫?」
それが恐怖故の涙でないことを確認するように、フォルはそう問いかけた。
スターリンは速い息を吐きつつ何度も頷く。
怖くない。大丈夫。
そういうように、そっとフォルの背に腕を回して。
フォルは嬉しそうに笑うと、言った。
「君は、本当に可愛い……大好きだよ、書記長様」
スターリンの鎖骨の下あたりにひとつ、赤い花を咲かせる。
それは、"所有"の、そして"愛情"の証。
「あ……っ」
「此処なら、ぎりぎり見えないでしょ?
……ねぇ、君も同じところに刻んでよ。
君が、僕の大切な人である証を僕が刻んだ。
君も、同じことを僕にして……?」
甘えるようにそう言って、フォルはもう一度スターリンに触れる。
小さく上がる嬌声に、嬉しそうに微笑んでから、自分の服を緩めた。
「もしも、明日学校行く気にならなかったらさ……一緒にサボっちゃお?」
冗談のようにそう言って、フォルは所有痕に指を這わせた。
愛しげに、自分が刻んだ痕をなぞって、笑う。
―― 何よりも君が愛おしくて ――
(今までは恐怖でしかなかった"それ"なのに……
何故だろう、お前となら平気だと思えたんだ)
(誰かに"お前なら"と言ってもらえること…
もしかしたら僕はずっとそれを求めていたのかもしれない)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |