西さんとメイアンのお話デス。
キスの日ネタの続きで…
短めですが甘いです(笑)
*attention*
西さんとメイアンのお話です(BL注意)
本家Laurentia!(学パロ)設定でのお話です
ほのぼの&やや深夜テンションなお話です
キスの日ネタなお話です
西さんにお仕置きするメイアンならいいなって←おい
こういうほのぼのいいなって(笑)
相変わらずの妄想クオリティ
ナハトさん、本当にすみませんでした!
以上がOKという方は追記からどうぞ!
静かな、リビング。
そこに足を踏み入れた金髪の男性……メイアンはぐっと伸びをした。
「はぁ……なんか、疲れたわねぇ」
そう呟くメイアン。
彼の表情には微かに疲れが滲んでいた。
その理由は、顕著。
放課後の保健室での騒ぎ故、だった。
キスの日。
恋人への強請り。
それを拒まれた末の……大騒ぎ。
それ故に彼は疲れているようだった。
そんな彼を西はじっと見つめる。
そして。
「きゃぁ?!」
小さく悲鳴を上げるメイアン。
その理由は、近くに立っていた恋人……西に突き飛ばされたからだった。
彼の体は近くのソファに倒れる。
それと同時、身体の上に乗っかる、重さ。
それが西であることにはすぐに気が付いた。
「……相変わらず女っぽい悲鳴……」
上から見下ろしつつ、西はふっと笑う。
やや意地悪な表情に少し驚きつつ、メイアンは視線を彷徨わせた。
「っ、何するのよ、西……」
「みてわからねぇかよ」
むくれたような顔をしつつ、彼はソファに倒れたメイアンの腕を掴む。
そんな彼の行動にメイアンは幾度か瞬きをした後……首を傾げつつ、言った。
「……抱き付いてくれてるの?」
そんな彼の発言に西は大きく目を見開いた。
それから、顔を真っ赤にして叫ぶように言う。
「どう見ても押し倒してんだろっ状況理解しろよ!」
馬鹿!と声を上げる西。
……どうやら、彼なりにいつもの"仕返し"をしているつもりらしい。
メイアンは幾度か瞬きをする。
それからふぅっと息を吐き出して……目を細めながら、いった。
「……ふぅん、それで主導権握ったつもりなの?」
そういうと同時。
メイアンは自分を押し倒している西の腰に手を添えた。
そしてそのままするり、と動かした。
「っひ、ぁ……」
小さく声を上げる西。
かくっと彼の体がメイアンの体の上に倒れる。
メイアンはそんな彼を見てくすっと笑いながら、言った。
「腰撫でられたらそれだけで腰砕けになっちゃう癖に……」
生意気なことを言うのね、といいながらメイアンは西の腰を撫でる。
その感触に西は体を震わせた。
「は、ぁ、ん……んっ……」
甘くなる呼吸を、時折漏れる嬌声を、必死にこらえようとするけれどうまくいかない。
必死にメイアンの手を止めようとするが、それも上手くは行かなくて……
「やめ、ろっ、メイアン……!」
西はメイアンにそう訴える。
その声を聞いて、メイアンは楽しそうに笑う。
「やめてあげないわよ……
貴方が上なんだから問題ないでしょう?」
メイアンはそういいながら楽しそうに笑う。
そして、西の腰を抱くようにして撫でる。
その感触に西はびくんっと体を震わせた。
声を上げる西。
それを見てメイアンは小さく笑う。
それから、彼の唇を塞いだ。
「ん、んぅ……んんっ」
苦しげに声を漏らす彼。
トントン、とメイアンの胸を叩く彼の手。
それを感じて、メイアンはキスをやめてやった。
「っふ、ぁ……は、ぁはぁ……」
荒く息を吐き出す彼。
ぐったりと自分の体の上につぶれる彼に、メイアンは楽しそうに笑いながら、いった。
「可愛いわね……」
そういいながら、メイアンは彼の首筋に顔を埋める。
ちゅ、と軽く口づけるだけで彼の体はびくりと跳ねた。
「っひ、ぁ……や、ん……っ」
小さく声を上げる西。
メイアンはそんな彼を見て緑の瞳を細めながら、いった。
「私以外の人にキスさせようとした罰よ」
そういって笑う彼。
西はそれを見下ろしながら、小さく息を吐き出した。
そして、上ずった声で反論する。
「ん、ぅ……お前、もだろ……っ」
お前も、そうしようとしたじゃないか。
そもそも、彼が原因じゃないか。
そう言いたげな西。
メイアンはそれを見ながら、すっと緑の瞳を細める。
そして、いった。
「私のは挑発だもの」
仕方ないでしょ?
そういってメイアンは笑う。
そして、彼の体を更になぞった。
「あぁ、ぁ……っん、俺も、だか……ぁっ」
びくっと体を跳ねさせながらそういう西。
メイアンはそれを聞いて少し驚いたような顔をした。
彼のも、挑発だったという。
自分を、自分の注意を寄せるための……?
それを聞いてメイアンは小さく微笑んだ。
そしてそっと西の唇にキスを落としてから、甘く囁く。
「……貴方以外にキスなんて、出来るはずないでしょ」
―― 私の王子様は貴方だけだわ?
そういって微笑む、メイアン。
西はそれを聞きながら、涙に潤んだ瞳でメイアンを見下ろした。
悪戯に微笑むメイアン。
その表情に、優しいキスと甘い囁き。
それを聞いていると、体の熱が上がっていく。
「んっ、はぁ……」
甘く声を漏らす西。
メイアンは楽しそうに笑いながら、そしてそっと西の首筋に口づけて、甘いキスをした。
強く口づけて、キスマークを刻む。
その感触に、西はびくんっと体を跳ねさせて、甘く声を漏らす。
「っひ、ぁ……めいあ、だめ……っ」
首はやめろ、と声を上げる西。
それを聞いて、メイアンは小さく笑う。
そしてわざとらしく首を傾げながら、いった。
「西の制服ならばれないでしょ?
それとも、ばれるような格好するつもり?」
それは許さないわよ?
メイアンはそういいながら、そっと西の首筋にもう一つキスマークを刻んで、笑った。
彼の言葉とキスの感触に体を震わせつつ、西は甘い声を漏らしていたのだった。
―― 刻んだ痕は… ――
(刻んだ痕は、所有の証。
愛しい恋人…彼に、自分以外の人に触れてほしくなくて)
(刻み込まれる、甘い悦楽。
それに酔いながら改めて彼の愛情の深さを知る…)