さて、なんやかんやで6月ももう終わりである。誰がなんと言おうと、なんやかんやで終わりである。
画像は私の作品(平面構成という)である。私は大学でこんなものを作ったりしている。
さて、今年は梅雨にも関わらずあまり雨が降らず、茫漠と積み重なる洗濯物に恐怖しながら過ごす事があまりなく、実に安心している。
今日はまだ全裸で庭に穴を掘るとか、水泳帽を顔に被ってペプシマンだとか、そういった浮ついた事はまだなく、特に特筆すべき事がないので、土日の過ごし方について記述しようと思う。
土曜の朝、ふと私は蟹股で過ごしてみようと思い、一日蟹股大使に任命される事にした。
任命式は一人で行なった。虚しさが胸に込み上げた。
昼前まで蟹股で過ごしてみたところ、とうとう手首から上がはさみになってしまった。びっくりした。
私は、「これではジャンケンの時にチョキしか出せないではないか!」と大いに嘆いた。
すると何やら非常に恐ろしい想像が脳内に浮かび、私は部屋の隅で「C.C.レモン」を飲みながら震え上がった。
「C.C.レモン」は「コードギアス」とはてんで無関係だと先日知って軽くトラウマになりかけていたが、そんな事はさしたる問題でなく感じるほど震え上がった。
話は戻るが、その恐ろしい想像はそうそうたる内容だ。
具体的には「何かの罰ゲームをするためのジャンケンではめられる」とか、「パシリのジャンケンではめられる」とか、「スネオの髪型を前から見たらどうなるの」とかだ。
チョキしか出せないとなると、不便が意外と多いのだ。やるせない。
しかし私の両手は一向にチョキ状態から解除されそうにはなかったので、取り敢えずカラオケに行く事にした。
「魔理沙は大変な(以外略」を歌いたくなったからだ。それからカラオケに行き、歌を歌った。
まるでこの世のものとは思えない点数が表示され、知人は言葉を失っていた。それを見た私も言葉を失っていた。特に「ひらがな」の「ら行」を失っていた。
それから試行錯誤したが、結局私の両手はチョキ状態のまま、日曜の朝日を拝んだ。変な顔をしながら拝んだ。
日曜は趣味の雑貨屋巡りをした。海老反りで繰り出した。
Robin's PatchやRe-styleなどなど、春日井の雑貨屋を回った。海老反りで回った。
雑貨屋さんぽにも掲載されているRobin's Patchさんは、素敵なヴィンテージエコバッグや古本、包装紙など、紙や布のアイテムが多い。状態が良いものが多いので少々高めだが、近くに行く時は足を運んではどうだろう。
Re-styleさんは中古家具屋さんである。と言っても中古と言うよりはヴィンテージ。
味がある商品ばかりである。具体的に言うならば、パッションフルーツ味である。
Re-styleさんは店舗を二つ持っていてその両方を回った。特に椅子が素敵で、様々な名作椅子が安価で置いてあり、また海老反りで訪問しようと思う。
そう言えば、Re-styleさんにて一眼レフで写真を撮影していたところ、会社のブログに掲載したいので現像したらメールを下さい、といった旨の話を頂いた。
勿論OKをした。
あまりの嬉しさに、海老反りでOKしようとしたのに蟹股でOKしてしまった。手がはさみになってしまった。
店員さんは驚いていた。
私も驚いていた。
店内がざわついた。