ごめんなさい。
今日はボケ一切ナシで真面目な事を書きます。たまには僕だって真面目な話をするのです。
ただ、割とこれは愚痴です。読んでも得はないのであしからず。
さて。名古屋芸術大学デザイン学部に入学した僕ですが、実は京都造形芸術大学の難関空間デザインコースに受かってました。
では何故妥協して(※参考までに、名古屋芸大と京都造形大では美大のレベルが天と地くらいの差があります。無論個人的見解です。因みに倍率も4、5倍と15〜倍程度と桁が違うし、合格者も後者は少ないです)、名古屋芸大にしたのか。
それは京都造形の対応が理由です。
京都造形には補欠5番だかで合格してた僕ですが、なんとその補欠合格通知が来たのが3月の25日くらいでした。
その頃の僕は(というか普通の人はそうでしょう)、滑り止めの名古屋芸大に合格して、さあやるぞと入学手続きも済ませて、当然アパートとも契約していました。
そんな時の電話でした。
すごく悩みました。電話通知だったから、断るのが本当に辛かった。
京都造形はなんなんだ。何故今頃電話するんだ、と。
一般前期で空間デザイン学科の合格者を一人しか取らなかった大学が、何故今更、と。
合格通知電話なんて、なかったほうがよかったのに。
僕の夢は、武蔵野美大か京都造形の空間デザインに入る事でした。
夢が実現したにも拘らず、自らの手でそれを諦めなければならない、それは身を裂かれる様な苦痛でした。
僕は、面倒くさがりで無計画で変態で駄目な男です。漠然としたものや身の回りの事は適当です。
けれど、夢に関しては妥協はしないつもりで懸命に生きてきたと思ってます。
だから、僕は今でも名古屋芸大に入学した事が正しかったかどうかはわかりません。
(名古屋芸大だけに受かっていたら、この思いは軽かったかもしれません。でも京都造形に受かってしまったから強く感じてしまうんです)
僕は引越しの際に本や漫画は殆ど家に残してきたり売ったりしました。
ですが、僕のアパートの部屋には、未だに京都造形大の資料があります。
だって、僕の一番行きたかった大学ですから。
本当なら、全てを真っ白にして京都造形空間デザインの合格通知に飛び付くべきだったのかもしれない。
僕に覚悟がなかっただけかも知れない。何故なら、補欠合格してやっていける自信がないのも確かだったから。
けれども。
けれどもこれは間違なく、僕という人間の人生の岐路になる事でしょう。
これからずっとずっと、僕は後悔していくでしょう。
報われる日が何時やってくるかは分りませんが、それまで僕は京都造形大学の資料をずっとずっと本棚に置いておくつもりです。
この資料が要らなくなる時が、きっと僕が名古屋芸大の学生として胸を張れる時なのでしょう。