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2009年12月23日

クリスマスイブのホテルはカップルで満室という“イブ神話”が、今年は崩れるかもしれない。
前週の土曜(19日)や、金曜の25日に人気が集中し、24日の宿泊予約は現段階で80%程度(横浜・みなとみらい21地区のホテル)。
「頼みの綱はインターネット予約」と、駆け込み需要に望みをつないでいる。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルは「景気や曜日の配列などに関係なく満室になるのがクリスマスイブだったのに」と嘆く。
19日と25日は今月に入ってすぐ宿泊予約が100%になったが、24日はまだ80%程度。
パンパシフィック横浜ベイホテル東急や横浜ロイヤルパークホテルも同様の傾向だ。
「24日は翌日ゆっくりできないのが嫌われたのでは」とパンパシフィック。
ロイヤルパークは「イブ神話が定着し、宿泊が前後に分散する動きもみられる」と話す。
中には「若い人にも、より堅実な消費動向が浸透しつつあるのでは」(インターコンチネンタル)との分析も。
最後の望みはネット予約。
「ギリギリまで粘れば宿泊料金が下がるのではないかと考えるお客さまが多く、ネット予約は心理戦の様相を呈している」とパンパシフィック。
別のホテルも「前日や当日の予約も珍しくないので、最後の営業努力をしたい」と話している。