ニノ
カメラをセットしながら
「じゃみんな
思い思いのものでも持つ?」

「いいねー」

相葉ちゃん
においの液体を

「思い思いの品?」

「じゃいくよー!
8!7!6!5秒前!」
カウントしながら
ニノが4名様の元へ

松潤の肩越し
ピースする大ちゃん

「売れ残り」の札をつけた
松潤
作り物の魚を持った
大ちゃん

翔くんとニノ
衣装を持って
ディズニーライブの時のかな
翔くんよく見たら
シーッ秘密のポーズだね


パシャっ

「いいねー」
「いいね」
「OK!」

「じゃあみんな鍵」

ポケットをもそもそ探る
嵐くんたち

ちゃらん

それぞれのカラーの鍵
確認して

「鍵ありますねコレね」

松潤がコートを取った

「この鍵を置いてって
こことはお別れと」

「お引っ越しね」
「1年?1年?ここ」
「ここ1年だね
シェアハウス」

みんなで口々に
「ありがとうございました」

ドアの向こうをトントン
たたくニノ
「あそこにみんな鍵を返して
かければいいんだね」

「なるほどね」
「うん」


5つならんだ靴
キープレートには
「DEEP MOGAN
KITCHEN」の文字
矢印が指してます

「これ問題ですよ
誰がいくか?」


「まあ、じゃあ
俺からいこうかな?」

「えっ?!」
「えっ?!」
「なんで?!」

そんなみんな
意外そうにっ!!(笑)
相葉ちゃんも驚かれて
「なんで?」

「やっぱ1人目は
基準、になる人が」(笑)

指先でクルクル
鍵をまわしてた松潤


「じゃあちょっと俺
次もあるから行くわ」


「次?予定あんの?」
「あるんだよね
じゃあまぁしょうがない
行ってもいいよ」

みんなに見送られて
「じゃあまたね」

「バイビー」

もっかい座る相葉ちゃん

「あれ?おかしいな
俺ダメか?」(笑)


(BGM「One Love」)

「え〜では」
ひょいっとバッグを肩に乗せ
眺める鍵

「これ返したら
終わることになりますか
え〜ひみつの嵐ちゃん
丸5年間
やらせていただきました

嵐5人で
これだけ長い番組できたのは
ほんとによかったなと
思っています」

「え〜5年間
お世話になりました」

静かに聞き入る4名様


「そしてこの番組を
応援してくださった皆さん
ほんとに感謝しています
ありがとうございました」

「え〜この番組
そうですね
マネキンとかもそうですけど
自分たちのレギュラー番組で
すごく
精神的にダメージを負う

そしてメンタル的に強くなる
5年間だったと思っています

え〜
そんな時間を過ごせたことが
よかったと思っております
では、また会う日まで」

鍵を置いて

「さよならバイバイ
続いての方が来ます」

「じゃあお先です」
「はいっバイビー」
「バイバイ」

ドアを出ていく
松潤の背中・・・


頭の上そっと置かれた
相葉ちゃんの左手
ニノの瞳が揺れる

パッと翔くん
立ち上がった!


「俺ZEROだ!」(笑)


「あっうそ?」
「まじで?」
「予定っていうか
生放送っていうか何か
ちょっと」

「鍵あそこに
かけてくれれば」
「ほんとー?」

「じゃあお先です
どうもー!」

(BGM「Happiness」)

玄関であらためまして

「え〜〜〜
スタッフの皆さん
そして視聴者の皆さん
え〜5年間
お付き合いいただき
ご覧いただき
ありがとうございました」

「あのー番組冒頭の
CGだったりとかですね
ま、その時やってる
他のメンバーの作品とかも
こう反映されたりしていて
ONAIRを観るのを
楽しみにしてました」

「えー先程も
話に出ましたけれども
マネキンファイブ、えー
はじめ、いろんな企画の中で
僕らがこうなんて言うのかな
いじられることも
多くてですね

なんかこう
視聴者の方、ファンの方
街の方になんかこう
声かけやすい嵐と言いますか
身近な嵐っていうのを
感じてもらえる
きっかけとなる、えー
番組の1つを
作っていただいてたのかなと
思っております」


じっと聞き入る3名様
大ちゃんのまつげ

「どうも
ありがとうございました!
では!」

玄関に置いた
番組始まった時の
「秘密の嵐ちゃん」
ポスターを脇に抱え

大荷物
ひっかかるトランク
「邪魔だなっ」(笑)

ひょっとカメラ目線


「アディオス」


ごたごたしながら
出てく翔くん
スタッフさんたちの笑い声
大ちゃんふふっ

「あんなに
ぶつけるんだったら
使わなきゃ
いいんですけどね」
「ね?」(笑)


「じゃあ〜こうなると
相葉さん行きます?」

「行きます!」

三角座りから
立ち上がった相葉ちゃん

「そろそろ、僕も
宴もたけなわでは
ございますが
お先に失礼します
じゃあ!」

あのニオイの元持って
大ちゃん漏れる笑み
「ふっ」

「変な薬品
持った人ですね」(笑)


(BGM「マイガール」)

薬品左手に持ったまま
玄関で話しだす相葉ちゃん

「え〜そうですね
まずはほんとに
ひみつの嵐ちゃんという
この番組を
観てくださった皆さん
ほんとに
ありがとうございました」


「この番組はほんとにね〜
僕、楽しかった思い出が
たくさんありますね

今日振り返ったもう
ものもそうだし
まだまだいっぱい
出てきそうです
1コ1コ振り返っていくと」

大宮くんたち
じっと聞きながら


「なんかすごく
等身大でやれた番組だなー
って思いますね」

「まぁ、あと
ほんとにそうだけど
俺の千葉はすごく覚えてます

っていうのも
その企画の段階からこう
みんなで2回3回に分けて
こう打ち合わせもしながら
作ったりして

そうやってこう番組と
正面から関わっていくって
いうのが
初めてだったので
その1時間っていうのは
すごく僕の中では宝物だし
今もハードディスクにも
録ってあるし
今後もきっとずっと
残っていくんだろうなと
思います」


「まぁほんとにこれ
さよならには、ね?
コレかけたらなっちゃうかも
しれないけど」

鍵ちらり

「まぁ
さよならっていう名の
始まりかな?」

置いてイケメ
ニノが笑った

あの薬品持って

「じゃあ
ほんとに観てくれた皆さん
5年間どうも
ありがとうございました
スタッフの皆さんも
ありがとうございました
またどこかで
お会いしましょう」

頭を下げながら

「じゃあね」
「バイバイ」
「バイバイ!」

ドアを閉めて
反省相葉ちゃん

「ちょっと
長かったかな?」


「ちょっと
長かったんじゃなくて
ちょっとすべったんですね
あれは」(笑)
「だね」

しみじみ話し出すニノ
「でも
なんかの縁なんでしょうね
この流れだともう正直」

「コンサートの
打ち上げの挨拶も
この順番でしたね」
「そうだね
あ、自然とこれだね」

「自然とこれなんで
じゃちょっと自分が」
「ええ〜」

「行かせてもらいますね」


右手に握ったでっかい袋!
オシャベリカズナリの
頭!!

「大荷物ですいません」

「ちゃんと
持って帰んだよ」
「はっ」

「ダメだよ
マネージャーの車ん中
置きっぱなしとか」
「これダメですね」
「ダメだよ」

玄関にて
「じゃすいません
お先に失礼します!」
「気をつけて!」


(BGM「Beautiful days」)

「えー
まずはですね、えー
このひみつの嵐ちゃんを
観てくださった
応援していただいた皆様
そしてスタッフの皆様
おつかれさまでした」

指を器用に遊ばせ
ふくっっとお鼻
唇とがらせて聞き入る
大ちゃん

「また自分らが5人でね
違う形に
なるかもしれませんけれども
皆さんと一緒にお仕事
そして
応援してくださる人たちに
えー毎週何か楽しい思い出
出来事がお送りできるような
5人になって
また必ず戻ってきたいなと
いうふうに思っております」

サッと取り出す

「と、いうことで
こちら
置かせていただきますね」

キープレート
4つ並んだ鍵


「じゃあ!
また会いましょう」


オシャベリカズナリの袋
ズルズル引っ張って〜

「じゃあ!失礼します!」

ニノもドアの向こうへ


広いリビングに
大ちゃん1人・・・

「さぁ!
結局1人かぁ」

立ち上がり荷物を抱え
「行きますかぁ」

バルコニーの外から
シェアハウスの
広い広いお部屋が見える

大ちゃんが明かりを消した

(BGM「truth」)


「おっし!」


ガランとしたリビングへ
「失礼しまっす」

玄関に出てきた大ちゃん
荷物を置いて
前髪をサッとかきわけ


「えー」

「えー約5年間、えー
非常に
ま、長くもあり短くもあり
すごい濃厚な、え〜〜
5年間を味わわ、
味わわせていただき
ほんとに、えー
スタッフの皆さんには
ほんと感謝しています
ありがとうございます」


「ま、ほんと
なかなかできない経験を
この番組でいっぱい
させていただきましたね

非常に、まぁほんと
つらいロケでも、
とかもありましたけども
今思えば非常に
なかなかほんと
普段じゃ経験できない
ことだったりできたんで
非常に、え〜
思い出に残っていますね」


4つ並んだ
キープレート

「え〜この5年間、え〜
観てくださった皆様
ほんとに、え〜
感謝しています
ありがとうございました」

頭を下げて


残り1つの鍵をかけた


「そうですね
ほんとこの番組で学んだ、
ことを活かし!
最後にロングブレス締めを
したいと思います」

さざなむスタッフさんの
笑い声っ
唇はむっと大ちゃん

「ぜひ視聴者の皆さんも
一緒に、
最後コレで締めましょう」

カメラから下がって〜
気をつけ

「えーほんとに
え〜5年間
大変お世話になりました
では皆さんお手を拝借」

広げた両手


「よおぉ〜
ヴゥーーーーーーっっ!!」(笑)


息吐ききって
ペコリとお辞儀

サングラスかけて
諸々の荷物を
長い魚の模型とか持った
大ちゃん

全ての明かりを消した

「さよなら〜」


玄関のドアを開けて出ていく
大ちゃんの背中が見えた





「ひみつの嵐ちゃん!
最終回D」に続きます