正そうとしないで






私を正そうとしないで


厳しい目にはすがれないほど


臆病に育ってしまったの


悪いのはあなたじゃない


それは断言出来るのに


泣いてばかりの私は


言い訳すらも億劫になった




ちいさな胸の高鳴り


すがった私は愚かで


判断を見誤り、全て


さらけだそうなどと




馬鹿でした




許されるほどの


罪もないくせに


さも大罪を犯したような顔で


苦しむ無意味な個体です


分解したところで


あなたが望むような


綺麗なものなんて、何も


何も出てきやしないのに




それ以上、


分解しないで。


私のバグ、修正したら


それはもう、私じゃない




あなたが求めた私、


一体、何を見て


何を求めたの




そんな偽善、


私だけで十分




いらない。