愚かな子




世間の毒気にまみれて
ようやく愛を手に入れたけど
この愛がなくならないのなら
明日死んでも構わない、と
平気で具論を、吐く 吐く

未来を見る目を塞いだ
しかし 涙を溢す人
一人 二人 三人、
存在すると知れたなら
次の世を生きる糧に
できる、などと
馬鹿げた言い分だけ
残して
今日も真夜中
徘徊するだけの
愚か者

(愚かすぎる、子供すぎた、僕の半生でした)