薄桃色の季節





すこしずつ流れる
季節のまんなかで
立ち止まる私が
思い出すひとかけら
あのやわらかい
薄桃色、なんだろう
あのやさしげな
花の香り、なんだろう

一歩。また一歩。
確実に離れてゆく何かを
見つめ続けていたかった
目を逸らすことなく
その背中に大声で何かを
泣き叫んでいたかった
言い訳だけど、

緩くなった涙腺
丸くなった私の影
今ならきっと言えるでしょう
帰って来て欲しい、なんて
言わないけれど

近くなった指先
遠くなった貴方の影
今ならきっと大丈夫。
せめて、帰って来る事を
想像する今、
奪わないで下さい


明後日、きっと笑えるから。







。。。



みくしからこちらへ
改めて書き直し。

優しくて切ない
つっこの曲のような
そんなイメージで。

ね。


やっぱり詩って難しい。