虚匣

・吃驚する程髪が伸びていた。
伸び過ぎていてヅラを疑った。地毛だった。

・少し前まで(心は)てごしの女だったので、「髪の長い子が好き」と云う彼の好みに合わせていたらしい。
今は切るタイミングを失っているらしい。

・色々あったので「３次元辛い！！」と２次元おたくに返り咲いてらした。
しかもまさかのFGO。周りも本人も想定外の外。
バグかな？？

・ゲィム出來無い芸人の癖にどっぷりはまって大変な事に成ってらした。
オマエはいつもそうだ。急転直下で抉るように落ちてゆくんだ……。

・ゲィム出來無い芸人の癖に&初めて２ヶ月ちょいの癖にゲィムのシステムの素晴らしさについて滔々と語られた。
そして手前と同じ「己に縛りを入れて延々周回」する、キモチワルイタイプだった。
「推しには最強でいて欲しい」と強く願いがちだから仕方無いよねー。
隙有らば周回するし歴史に疎いからウィキペディアに飛ぶし……からの、文献に飛ぶし……はとてもわかる。いつも氣付けば朝。

・「キャプテン」にハマっているお嬢さんがちょいちょい君を彷彿とさせる猪突猛進っぷりなんだよ、と君たちはジャンルは違えど本当に似てるわ。
ーーーと、云う話をして具体例を挙げたら「すごい〜きもい〜尊敬する〜わかる〜」と云う滅茶苦茶な感想を悩ましげに云われました。
エヴァにハマった学生時代、推しの画像や動画をスクショしまくりプリントアウトして壁や天井に貼りまくったのはコイツです。
それを見たお母さま(非おた)が写経を始めた話までがセット。

・「取り敢え不お金で解決出來ることは解決したいから時間は買う。毎月諭吉が数人飛んでく。この前はとうとう二桁飛んだ( ・∇・)」
「でも今度は推しキャラがガチャで出るから(？)本氣なの( ・∇・)会社の同僚に『予算幾ら組んでるの？』て聞かれたから『予算なんて無い。青天井』と答えたら引かれた( ・∇・)」
「ガチャの率鬼だから止めなよ！と云われたから『え？知ってますけど？先日三時間ぶっ通しで回し続けたけど出ませんでした』て答えたら更に引かれた( ・∇・)」
「子供がいてホントに良かったと思うの。子供が居なかったら離婚してる可能性( ・∇・)『君のことは嫌いじゃないけど、君に使う時間でゲィム出來るじゃん』て思うもん( ・∇・)」

・うわぁ、只のやべぇヤツだ(^○^)

・尚、歴史に疎すぎる彼女は、ハマる前に引いたガチャで孔明さまを引き当てたにも関わらず
「誰だこのおっさん。おっさん要らんわ」
と売ろうとしたらしい。
流石にそれは無能過ぎるから注意しておいた。
勝利の神ぞ。
手前が孔明さまだったら「え？わたし諸葛亮孔明なんですけど？え？売るの？わたし諸葛亮孔明って云うんですけど！？」と三回くらい名乗って確認したいわ。
(今は拝んでいるそうです、よかった)

・漫画でもゲィムでもそうだけど、ストーリーやキャラについて話すことは有るけどシステムについて話すことって余り無い(笑)。
本日話して氣付いたし、本日話して「そう云う話が好き」とも氣付いた。
この年で新しい発見(笑)。

・ハイキュー!!がさいこーだ！！人生のベスト漫画トップが更新された！！！
と、大興奮していたので(彼女は漫画馬鹿)、
「ごめん、序盤も序盤で脱落した。でもあの漫画のコマ割と効果音のフォントデザインは凄くすきだよ」
と返したら
「そうなの！元々デザインやってる人なんだよ！！すごく上手なんだよ！！てかゲィムの話といい、そのポイントを推されるとは思わなかった！！私ですら『着眼点キモいし解ってもらえるか微妙だから黙っとこ……』て思ってたのに！！」
と云われました。引かれてるのか誉められてるのか、けんこーわかんない。

・そんな彼女のご子息の夢は「いけぶくろのあにめいとに行くこと」らしい。(※鬼滅目当て)

・お陰で池袋アニメイトのヘビーユーザーであるとめこさんの事を崇拝しているらしい(笑)。






何かずーーーっと話してたけれど、基本的に粘着質なおたくの業の話ばかりしていました。
困ったねぇ……。
取り敢え不、家計に響かない程度に青天井してくれるといいな、と思いました(笑)。