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退屈な日々だって、きみとなら

話題:好き。

ひとつひとつのことばをちゃんと聞いているから、自分がそういうつもりでないことや否定されたように感じたことには敏感な彼。ちょっとしたことばでも、ちがうもんとかわいらしく、とても悲しげに言うものだから、ごめんねとつかさずフォローを入れる。同い年でもそういう節がかわいかったりする。頼りになるときもあれば、まるでこどものようにくっつき虫なときだってある。百面相のように移り変わる表情とおなじくらいに感情も揺れる。繊細な彼のこころをあたしは守りたいし、支えていきたい。地元に戻りたいと思いながら2ヶ月が経った。彼は、引っ越してきたことをとても喜んでくれるから帰りたいと考えているなんて言わない。いつかは、どこかへ行くかもしれないもの。それが、このタイミングだっただけのこと。まだまだ親離れも地元離れもできずにいるが、彼の傍にいられることもこの上なくうれしい。

平凡で、すこし退屈な日々だって、あなたとなら営みたい生活だった。
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