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自然観

「真の文明は 山を荒らさず 川を汚さず 村を破らず 人を殺さざるべし」
田中正造の言葉

本当にそう思う。


NHKの田中正造と南方熊楠の特集を見て、なんだか凄く泣きたくなった。


人を超えた、何か大きな存在。
心が震えるような、細かく複雑な繋がり。

その秩序には何か意味があるはずなのに、振り返られる事もなく、何もかもが人間の基準でなされる。
そして、人の富のために壊されるたくさんの命。



自然への接し方は日本とかの独特の自然観とかいうけれど、古代の人々は欧州でも同じような思想を持っていたんじゃないかな?
ただ単に早い時期にキリスト教徒とか台頭で消えてしまっただけなんじゃないかって、古代ゲルマン民族の話を読んでいると凄い思う。

かといって、キリスト教とかが悪いとか、そんなことは言わない。
キリスト教やイスラム、ユダヤの本来の思想としての倫理観は尊敬する。
事実、南方さんも田中さんもキリスト教に興味を示していた。


現代の傲慢さを加速させたのは科学であり、それを求めたのは人間の欲なわけで、今更昔には戻れない。

でも、どうやって自然とつきあっていくのか地球にどう対峙していくかは、環境破壊が叫ばれる昨今、重要な問題として認識されはじめてきた。

これから、どうなるのだろう……
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