最期は零に、

移転先はおおよそ完成したんだけど、彼氏クンの名前が決まらなくて移転出来ない。


ってことで名前募集。


リア友は知ってると思うけど、僕に負けず劣らずの腹黒い口八丁クン。


僕より性格悪いかもしれないってくらいの。




ふと気付いたこと。


茉莉の反応も含めた周りの反応が、何だかゴールしたみたいな感じ。


違うでしょ？


ここが出発点。


そもそも、あまり書きもしなかった片思いが突然顔を出すから僕が多分一番戸惑ってて、

でも何だかゴールしたみたいな感じになってて、旅立ちみたいな感じ？


吃驚だ。


ここは中間地点で一種の出発点で、僕は始まることを選んだ。


幸せにね、とか、さ。


僕は豪語したはず。


幸せを探すのは道端に落ちてる一円玉を見つけるより容易い。


だから、僕はきっとどんな状況でも幸せを見つけるだろう。


迎えに行く幸せばかりなのは、ちょっとどうかなって思うけどね。


勘違いしないで欲しいのは、ここが出発点ってこと。


スタートとゴールが曖昧な世の中だから、僕はゴールなんて要らない。


ずっと色んなモノを始めて、走っていたい。


幸せにね、ってサヨナラに聞こえた。


サヨナラは淋しすぎるよ。


10月の最初辺りに向日葵ママの家に行く。


クラスの面子と部活の面子、＋αの大人数で。


向日葵は僕と奴の仲を応援してくれてたけど、一緒にいるのは見たことないはず。


奴も多分行くから、その時に報告としよう。


向日葵の喜ぶ姿が見たかった。


ちょっと淋しくなってきた。


ただ安心出来るのは、奴は向日葵を絶対に忘れないだろうってこと。


傷の舐め合いはしないけど、共鳴してくれるのは心地良い。


霞草のように。


なんて、苦笑い。


ノロケる気はなかったんだけど僕は奴の深みにはまってるのかもしれない。


悔しいな。

携帯が壊れたんじゃなく、充電器が壊れたらしい。


だから、ちゃんと更新出来る。


拍手にて
『おめでとう、椿。
今以上の良き甘酸っぱい青春があなたに。
一瀬』
って。


一瀬は初めまして、かな？


ありがと。


甘酸っぱい青春を送ってる間に溶けてしまいそう。


丸くなった、って水仙と紫苑に言われたけど丸くならないように気をつける。


茉莉に報告したら喜んでた。


多分、僕以上に幸せそうにしてたから笑えた。


結局、奴の名前はまだ決まってない。


近いうちに移転するから、移転先で公開する。


新体力テストはＡだった。


学年の女子で15位。


テストと同じ順位は取れなかったから残念。


文化部の僕が運動部より運動出来ていいのかは謎。


だけど、母さんに一泡吹かせたから良しとする。


ろくに努力もしないで、って母さんは不満そうだったけど出来るんだから仕方ない。


母さんは周りのヨイショが凄いと言い、また椿はそんなに怖いのか、と言う。


気を遣わせてるって母さんは言うけど、僕にしてみれば気を遣ってる方が弱いだけ。


弱い人間は絶対的存在が欲しいの。


椿ってモテないの!?
みたいなことは昨日と今日で通算三回言われた。


そこらへんがヨイショだと思ってる。


嫌われる為に色々した僕だからそう簡単に好かれるとは思わない。


それに、不特定多数の好きって感情なんて要らない。


感情は濃厚な方がより、良い。


そんなことばかり言ってるからモテないんだけどね。


ちょっとだけ、機嫌が悪い。


移転準備するかな。

相変わらず携帯はぶっ壊れてるから、メール更新。


昨日、村上春樹の『スプートニクの恋人』って小説が読み終わった。


そのなかに、
『もし人間が平等じゃないとしたら、あなたはだいたいどのへんに位置しているんですか？』
ってあった。


もし、なんて言わなくても人間は平等じゃない。


だって、個性やら何やらで同じではないから。


人間に平等に与えられたモノなんてないと思う。


でも、だとしたら、僕はだいたいどのへんに位置してるんだろう。


上でもなく下でもなく、地味で気付かれない辺りに紛れてるのかな？


だとしたら、僕は満足する。


ああ、僕は下等じゃないんだ、って安心する。


自分より下のモノを見て安堵するのは、ある種の人間らしさだと思ってる。


だから、僕は中途半端な辺りにぶら下がっていたい。


少なくともその辺りの人間は、僕の言う人間らしさを十二分に持っているだろう。


人間らしいのは、好き。


人間らしい醜い感情は好き。


さて、僕はどのへんに位置してるんだろう。


こんなことを考えてしまうと、擦れ違った人間全てを上や下に分けてしまいそう。


その時、上とした人間と下とした人間は、どっちが多いんだろう。


どっちが多い方が、正しいんだろう。