最期は零に、

話題:決意


朝も決意したことだけど、僕は進む。


蓮様を忘れることは出来ないし忘れる気もない。


蓮様は僕が初めて『愛した』人で、僕を初めて『愛した』人。


だから、忘れない。


忘れられない。


嫌いにもなれない。


でも、僕は進まなきゃいけないんだ。


僕は蓮様との別れを選んだ。


ちゃんと進んでみせる、って、いい女になってみせる、って、蓮様に誓った。


一方的だけど、そう決めた。


だから、蓮様が愛してくれた僕を大切にして生きるよ。


僕を嫌う人間は沢山いるし、それは自ら作った状況。


そんな僕を愛してくれた蓮様がいて、蓮様のおかげで僕は変わった筈。


僕は不要品なんかじゃない。


蓮様が言ってくれたこと。


過去に捕らわれるのは駄目だけど、過ぎたこととして流しちゃ駄目。


蓮様を想って流した涙も、蓮様に対して思った感情も、僕が生きる糧になる。


この経験は僕に磨きをかけた。


だから、まだ進む。


誰かの為じゃなく、自分の為に


誰かの為の自分になりたいけど結局は僕の世界は僕の為。


僕は進むよ、僕の為に。


立ち止まってる時間はない。


泣くのは終わり。


涙を拭いて笑って、前を見据えて生きるよ。


ちゃんと進んで生きることが、僕の思い出達への感謝。


ありがとう、思い出達。


君達がいたから僕は生きられる


ありがとう、ありがとう。


これからも頑張って生きてみるよ。


みんな、大切だよ。


大切なモノが詰まった思い出達を忘れずに、しっかり生きていくからね。

僕の誕生日だから、いつものメンバーで出掛けた。


僕と水仙と紫苑と蓬。


騒ぎながら店内を回って、大量のアクセサリーを買った。


お揃いの指輪とイヤーカフ。


蓮様とお揃いの指輪は、大切にしまっておこう。


蓮様を思い出にしたいから。


でも指輪をすることが習慣になった僕は、何もないと淋しい。


だから、ひたすら友情に走るくらいの気持ちでお揃い。


左手の薬指。


左手の中指は蓮様とお揃いの指輪をつけた場所だから、当分はつけられない。


ちょっと複雑な感じ。


淋しくはあるけど、状況を完全に知ってる紫苑と少し知ってる水仙は少しだけ気を使ってくれたみたい。


蓬はただの馬鹿だから、いつも通りだったけど。


実花と撮ったプリクラがないことが心残りで、

今日はちゃんとプリクラ撮った


楽しかったな。


左上、紫苑。右上、蓬。

左下、僕。右下、水仙。

さぁ、僕の出発点だ。


皐月末日だけど、僕の始まりの日。


何も変われないかもしれないけど、けじめだけは付けた。


後悔とか未練がない訳じゃないけど、それらを次に繋げるから生きてるんだと思う。


見てなよ、蓮様。


吃驚するくらいいい女になって

吃驚するくらい優しい人になって

吃驚するくらい強い人になって

貴方を驚かしてあげるから。


だから僕は生きるよ。


15年目の夜も越えられるようになるよ。


とても優しくて、いい人ばかりの僕の世界。


皆に感謝しながら、頑張ってみるよ。


だから、宜しく。


前向きに、強く優しく。

僕の道を歩いていけたらいいと思うんだ。


そして偶にはすっ転んで、泥だらけの顔で笑い合おう。


全身全霊で青春を爆走する。


全力投球でありたいな。