◆ warning! ◆
・シリアス
・ちょい無理矢理
・報われない片思い
……おk?
お願いだから、
そんなにきれいな笑顔を、
私に向けないで。
思わずあなたを
壊してしまいそうになる、から。
「押し倒して、無理矢理教えてあげなきゃ理解できないの?」
黒い黒い感情が、胸の中で育っていく。
おどおどする魔理沙に近づき、勢いよく壁へ押しつけた。
身動きが取れないように。
決して、逃れることが出来ないように。
「痛っ……! れ、いむ? どう、したんだ?」
私を苛つかせる目。
何も知らない、純粋で真っ直ぐな瞳。
抑えていた想いが溢れ出す。
魔理沙の怯える眼差しに、ぞくりと背筋が震えた。
「……魔理沙が悪いのよ」
「お、い!? 霊夢!!」
抵抗する魔理沙の腕を壁に縫い付け、私はその唇を奪う。
深く、口内を犯すように、舌を絡ませる。
「ん、ぅ……っ、ふ」
上手く息継ぎができないらしく、魔理沙は苦しそうな吐息を漏らす。
それが酷く甘ったるく耳に響いて、私は胸が高鳴るのを感じた。
その時、だ。
ふと、脳内を過ぎる最悪のシナリオ。
このまま、ボーダーラインを越えてしまったら。
越えて、しまったら……?
今の状況でさえ、嫌われるのには充分すぎる。
それならば、この先の行為に及んでしまったら、どうなる?
憎しみに、変わってしまうのではないか。
「…………っ!」
そう思ったら急に怖くなった。
魔理沙の腕を解放し、一歩二歩と距離を取る。
嫌われるのは構わない。
けれど、憎まれるのは。
それだけは怖かった。
「ご、めん、なさい……魔理沙」
震える声で謝罪の言葉を紡ぐ。
「は、ふ……は、ぁ……」
魔理沙の荒い吐息。
紅潮した顔。
涙で潤んだ瞳。
唇から伝う、唾液。
どきどきする。
我慢できないほどに。
それでも。
理性を取り戻し、冷静になろうと努力する。
「……霊夢」
名前を呼ばれ、どきりとする。
何を言われるのだろう。
蔑まれるだろうか、拒絶されるだろうか。
「何でそんな……泣きそうな、顔……してるんだ?」
「……え?」
魔理沙が歩み寄ってきて、私の頬に優しく触れた。
「私が悪いんだろ? 私が、霊夢を困らせてたんだろ?」
「違っ……!」
「ごめん、な?」
ふわりと金糸がなびく。
同時に石鹸の香りが鼻腔をつく。
抱きしめられてるのだと気付くのに少し時間を要した。
だって、こんな。
不意打ちなんて、ズルい。
悪いのは、私なのに。
一方的に迫って、あんなことをしたのは私なのに。
魔理沙は、どこまでも純真で。
純真、すぎて。
それが私には、とても痛くて。
ぼろぼろと溢れてくる涙を止めることができなかった。
「好き、なの……魔理沙が、好き」
この思いが届かないことくらい分かってる。
優しい魔理沙は、きっと、私を許してしまう。
いっそ、突き放してくれれば、なんて思いながら。
実際にそうなることを恐れている。
なんて矛盾。
なんて我儘。
「壊して、しまえれば、よかったのに――」
呟きは、誰の耳に届くこともなく、風にかき消された。
方向性を見失った感じorz
報われないシリアス目指して書いた結果がこれだよ!
反動で甘いの書きたくなった。
あとでラブいの書こう。
うわあああっ
なんて切ないレイマリっ°・(ノД`)・°・
でも、こういう霊夢が我慢しきれなくなって〜っていうのは自分大好きなので、めちゃくちゃ萌えました!!!!
素敵な萌えをありがとですww
ラブいのも期待してますよ(^ω^)★.(笑)←
あわわ、遅返ですみませんorz
こんなどシリアスに感想ありがとうございます!
嬉しすぎます、うわぁん。
砂吐きそうなくらい甘いレイマリも頑張って書きたいです←
でも、霊夢にこんな対応ができるのもやっぱり、魔理沙は霊夢が好きだからこそなんですね><
やめてこのお話泣いちゃう