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青い車の上の猫

小さな口で大判焼をほおばる。

クロワッサンの雲。

魚の雲を横目に。

そしたら、雲は誰かの横顔に変わったっけ。

ソファーで眠っていた猫が、

庭の外の青い車の上に座った。

車の青さは、なんだか空色だった。
艶がある。

猫には、通りの人が睨んでくるのを

耳を反らせないでじっとしている習性も

あるんだ。

その猫も気が大きかった。

辛口で猫は気が大きく

性格と違って、

小さなモフモフ。

そこで何か雲のようなあっという間な

夏模様がくる

梅雨がくる

花火がみれる

きっと小さな猫も

よく遊んでいた野良猫のこと

青い車の上で

思い出していたんだって。

モフモフをみてモグモグ

大判焼は、無くなっていった。

エンドロールの小さなひとシーンのごとく。

クロワッサンたい焼きもいいね。







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