零れた何か
朝の土砂降りが嘘のように晴れたなぁ。
手術痕ガーゼ交換してから、時々ぞわぞわしてくすぐったい時があるなぁと思っていたら、原因分かったかも。 ただ単に血が固まってきてにしては変な感じと思ってたけど。たぶんこれガーゼと肌に微妙に隙間があってそこが動いた時に手術糸がこすれてるんだ。 で、まだくっついてないから割れ目に当たるとぞわぞわして悪寒が走るし、そこじゃないならくすぐったくて痒いのかも。
≪3:08&3:09≫
患部洗浄という名の消毒終了。 やっぱりびびる。時間経つほどびびる。 どれくらいしたら良いのか明確に分からないのも不安。 でもあれよりやると患部パカッと開きそうで怖い。 まだまだ全然塞がる気配なし。てか縫い方下手な気がする。研修生みたいな感じで危なかっしかったしな。ついてない。
経験を積んだ先にあるのは分かるけど、学生さんNGにしている患者に対してあてがうのはいかがなものか。 手術室にいる時もほかの人の会話筒抜けだし、結局患部見にいろいろな人くるしで、結局学生さん見学と一緒だったよね。 極度の人見知りだし、そもそも不安な患者に対して配慮が足りないよね。
怖かったし、今も怖い。 本当は手術拒否したかった。 でもまさかの拒否権無しっていうか、しかも当日処置とか…。 たまたま処置室空いていて、事前検査したら割とすぐで泣きそうだった。 患部がどんな状態なのかも、顔横に向けといてって言われて、ガーゼ貼られるまで見てないから実際見たのは次の日。
気にしていない風に見せていたって、 本当は気にしてる。 小さくたって、大きくたって、 同じように気にする。 哀しい。
結局逃れられない。
どれだけ人の何倍も努力をしたって、 ほんの一瞬気を抜いたら、 直ぐさま足元を払われるんだ。
でも、どうせ死ぬなら別の病気で死にたいっていうのも本当。 両家にもう関わりたくない。 血が憎いよ。
疲れる時はあるんだ。
気を抜いたら1人じゃない時でも泣きそうなんだもん。 たくさん吐き出して、 また踏ん張り続けないと。