色々ナ記憶ヲナクシテ
眠リ続ケタイモノデス

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同僚がこう言いました

この先がわからない
不安だらけだ と

私はただただウンウンと頷くだけで

それは私もだ。分かる分かると。

臆病な私はただただ同僚の顔色を伺い本音を言えず本心とは正反対の表情を見せニコニコニコニコ

時々は同情を浮かべる顔をしながら


ただただ相手の話を聴いていました。


ただ、そこで終わる筈でした。

ですけど酒の席とは怖いものですね。

私はウッカリと自身の秘密を口にしました

他人を心から信じずいやまして自身すら信じないこの懐疑心の塊の臆病な人間が自身の弱みを赤の他人にバラしました

同僚は目を丸くしただただ、そうか。と口にし
そして話を変えました。

私はその話に便乗しただただ楽しい話に笑い同情し慰めたっぷりと酒を飲んでその同僚とは解散しました。

今日はありがとう。楽しかったよ と

しかし家に帰るとアレよアレよと後悔の渦に巻き込まれました。

赤ノ他人二ナゼアンナコトイッタノダロウ

黙ットクトイッテタケドドコカデハナスカモシレナイ

ナゼイッタンダ
ナゼイッタンダ

お決まりの睡眠薬を飲んでも寝付けず頭の中ではソレでいっぱいになってました。

ナゼイッタンダ
ナゼイッタンダ

懐疑心の塊で臆病な私は後悔の念に苛まれました


他人を信じず己すら信じられない私はただただ後悔の波にのまれました

出来ることなら

色々な記憶をなくして
眠り続けたいものです。