実家に帰省するたびに、母の強烈なイライラ感に触れ、よくもこんな程度で済んでいるなと感心するやらうんざりするやら。

母は言いたいことを我慢できません。

人は「それは言ってはいけない」というボーダーラインを持っていると思います。
それで自身の中で折り合いをつけ、うまく生きていくものなんですよね。

でも、母は最終的には全部口に出して言ってしまいます。
さらには、自分がいかに健気で可哀想な身の上なのかというのを放っておくといつまでも喋り続けます。
「私のいう通りにすればいいのに。私のいう通りにすればみんなうまくいくのに」
というところで終わります。そうは言いませんが、聞き続けてきた人間なのでわかります(笑)

不思議なのは、どれだけ毒舌というか人をボロクソに罵っておいても、自分がそれによって非常に嫌われているという事にに結びついていないのです。


私は以前から不思議に思っているのですが、人を思い通りに動かそうとする人は、なぜそんな事が出来ると思うのでしょうか。
親が子供を支配しようとするのもそうだし、広い意味ではイジメもそうです。

「そうじゃない。成長過程で躾けるべきだった」
という意見もありましょうが、本当にそうでしょうか。

私は子供を2人しか生んで育てていません。ですので偉そうな事は何も言えませんが、子供を躾ける(動物並みに)ことが出来るのは、せいぜい2歳くらいまでです。
それ以降は、例えば学校に入って欲しいとか部活やら習い事やらの
「こうあって欲しい」
に応えさせるのは、洗脳です。或いは上手く本人の性格や意思と合致したというべきでしょう。

何よりも大事なのは、親が子どもを大事に思う事。
あと、親が一生懸命に働いて生きる事。

その上を望むなら、自分自身がより高い所の人間であるしかないと思います。
子供がうまく親と同レベルを目指そうとする幸運を待つしかないと思います。

ですから、子供に(孫もそうですが)当然出来て当たり前だ!というような期待をかけてはいけないと思います。
みんなひとりひとり違うし、誰かの所有物でもないのです。

母は、思い通りにならなかった事を
「〇〇のせいだ」
と、すぐに何かのせいにしますが、そうではないでしょう。
人生なんて思い通りにならない事ばっかりです。
いちいち原因究明したからと言って、じゃあそれが活かされる場面なんてあるのですかね。
あったとしたら
「良かったですね」
で、それ以上でもそれ以下でもありません。
状況なんてすぐ変わるのですから。


私はあの母とわかり合う事は一生ないと思います。
でもそれでもいいのです。
感謝もしていますし、ここで書いた事など絶対に口に出して言いません。

こういう事が書きたくてエムブロ再開したんで(笑)

今月末の県庁のイベントに夫と宏美さん達と行く事が決まって嬉しくて嬉しく仕方がないのでした。
地酒飲みたいな〜。