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古ぼけた遺言状が出てきた。「なにこれ?」と母親に聞いたら
にごしてはっきり教えてもらえなかった。
当然気になって、数日後落ち着いた時にこっそり見てみたら、
親父の親父(つまりおじいさんね)の遺言状だった。
それと一緒に親父の妹が書いた遺書があり、
読んでみると、「お父さんの病気はよくならないし、お母さんと私もいっしょに行きます。
死境の道を選ぶことをお許しください。」という内容で、
金庫に一緒に入っていた戸籍の謄本も同日同時刻に両親と
その妹が死亡したことが書かれていた。
死体検案書には2階の梁で縊死したと書いてあった。
私は姉に「そういえば、おじいちゃんの葬式のときのことって覚えてる?」
ときいてみたら、「あー、なんかあのときみんなばたばた死んだ感じだった
けどなんだったんだろうねー。でもなんで?」
という感じで何も知らない様子。(20数年前のことで、当時私3歳、姉8歳)
いくら考えて考え抜いてもどうして3人一緒に自殺したのかがわからない。
その当時、親父の妹は28歳だし一緒に自殺するなんてどうしてもわからない。
いずれは母親に真相を聞こうと思う。
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