話題:最近の新人について


























【H社長と俺の考え方。その頃…Dくんは?】
(`ω´)

























あの一件からWくんは、ダンプに乗りたい、トカ、、的ハズレの自己主張をしなくはなった。









だが、、









ただ、それだけ。

彼の仕事に対する、感覚は全く変わらなかった。相変わらず、言われた事をやるだけ。仕事に対する質問は一切、何もなかった。


結局、、

「ああいった事は、言ったらマズイんだな〜。言うのを止めよう」









それだけ。上っ面の事だけだった。









そして、H社長も彼に対しての接し方は普通に戻った。

























ある日の昼休み、、









H社長が俺に、こんな事を言って来たんだ。









H社長「一匹狼、、お前が、どう思うかは分からんが、、よく現場でさ。何も出来ない見習いをデカイ声で怒ったり、罵声を言う業者が居るだろ?」









俺「……。まー、そんな業者もありますよね。」









H社長「そんな業者を見てるとさ、みっともないな。って思ったりもするワケさ。仕事が、全くわからないヤツ、怒鳴っても仕方ないと思うんだよ。」









俺「…それは、、真面目にやってる人間に対してって事ですよね?」









H社長「まー、Wにはデカイ声出したが、それは道理から外れてたからな。でも、真面目にやってて仕事が解らないって人間には、デカイ声だしても仕方無いだろ?仕事が解らないんだから。」









俺「確かに…。ただ、これ、、もろ刃の剣ですよ?これを機会に頑張るヤツも居ますが、おそらくは十人中、、、半分くらいは勘違いするんですよ。気長に丁寧に教えるって、、そりゃ、仕事の内容や忙しい場合にもよりますが、人間によっては、、単に「この人、優しいくて良い人だな〜っ」て上っ面で考えるヤツも出て来るでしょうし。」









H社長「そうなんだよな!こっちは、「仕事しやすい環境を作ってるだけ」なのに、優しい人、良い人だと思われて、、意識の何処かに「言っても大丈夫だろ?」って、利いた風な事、言うヤツが出て来るんだよ。Wは…まさにその口だよな。」









俺「Wくんの場合、仕事だけじゃなく、全ての道理から教えないとダメって事でしょうね。」









H社長「ああ。………。オイっ!例えばな?Dが今回、土木の方だったらどうなってたかな〜?」









俺「Dくんですか。…タイプ的に、ぶきっちょで仕事のレベルはWくんと同じですが、性格は違うから、、おそらく何も解らないけど、図面を見てみたり、質問して来たり、出来ないなりにも努力はするでしょうね。精神的にも、はるかに大人ですよ。Wくんより、Dくんの方が。」









H社長「やっぱり、そうだよな……。お前、Wをどう思う?」









俺「……。はっきり言いますけど、彼は現場仕事はダメなタイプですね。こういうタイプの仕事は不向きですよ。ダンプの件の後も、本質は何も変わってないですもん。ま、彼の性癖なんでしょうね。考えず、簡単に上っ面だけ見る癖は。」









H社長「…言い方が悪くなるが、、やっぱり、草刈りみたいな単純作業が好きなタイプなのかな…。まー、その仕事内容で雇用したのも確かなんだけどさ。」









俺「でもね、社長。ソレすら、まだまだですよ。「刈れ」って言えば、ずーっと刈ってるんですよ?仕事の流れを読んで「あ、そろそろ集草のタイミングかな〜?刈りは止めて集草、行くか?」とか途中で全く考えず…。」









H社長「うーん……。だよな〜。」









俺「俺、前にWくんとDくんが一緒の時、、「ベース地の公園管理の芝刈り、草刈り、集草でやり方、コツ、草集のタイミングなどを習得しとけよ!わからない事はどんどん聞く様に!これから先、本社(元請け会社)に手伝いに行けば植木職人と一緒にやる事になるケド、、ウチの会社みたく親身に教えてくれんぞ!みんな、シビアだから、、すぐに突かれるぞ!向こうはすぐに「使える、使えん!」って言う様な場所だし。どこまで「バカになれるか?」って事も精神的に必要にもなる。…だからこそ!俺らの居る公園管理の時間を、一日一日を大切に!色々、学べよ?」って言った事があるんですが、、」









H社長「その内容、Wは解らんだろうな〜。Dは、、解ったかな?」









俺「うーん、Dくんの方が、まだ見込みは、ありますが、、ね…。」









H社長「……。ま、Dは今、この公園の別の場所で「Kくん」と草刈りしてるし…問題ないか。」


※Kくん…元請け本社の公園管理の監督。(31歳)









俺「………。ええ。」























……

頭の片隅で…ちょっと心配事があった。









それは、KくんとDくんの事。









まず、Kくんは、タイプで言うと、、


「器用で何をやらせても平均点をとるタイプ」なんだ。









・・・
真面目に努力すれば、間違いなく、ここ10年の間で元請け本社の中で三本の指に入る監督になる。と俺は思ってる人物。









だか!Wくん程では無いが、やっぱり「幼い」んだ。


非常に勿体ない、人材、、Kくん。


だが、「今のままでは」無理です。本人に変わろうと言う意識がないからね。

この公園も自分の「王国」感覚でいるから。で、俺達は家来って感覚。(笑)









だから俺達も…そして、Dくんも「どこまでバカになれるか?」がポイントとなる。これ、判る人には解るでしょう。

ウチの人間では無いし、監督に注意はしませんよ?そりゃ。(笑)









それとKくん、Dくんはプライベートでも仲が良いのだが、これも「仕事において」気になるなー。と思った。Kくんの方が勘違いするのでは?…と。
(ちなみにWくんも、プライベートで、この二人と仲が良い。)









あ、それとね、薔薇園工事は同じ公園でやってるが俺達の監督は元請けの違う監督さんなんだ。


Kくんは、この工事とはノータッチ。Dくんもね。

























と、、まあ、

そんな中、、









暗渠パイプ埋設も終わり、、









いよいよ、ウチの会社も薔薇畑施工の仕事に入った。
(`ω´)























〜つづく〜