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「独りじゃない」


一人かもしれないけど
あなたは独りじゃない

私がいるじゃないか


私は確かにそう言った

「もう独りでいい。」なんて言う彼に

子供のパパに

私の好きな人に




もう既に彼には恋人がいるんだけど(笑)



《初めては貴方でした》
に出てくる彼とは違い
私からしたら年上だけど子供っぽくて
弱虫で甘えたな彼。


普段は仕事頑張ってて
人をよく見てて少し理屈っぽくて
プライドが高い彼


そんな彼は時々
「何で人は嘘をつくの?どうしたら人を信じられる?」
って私に問いかける


知らないよ。そんなこと

人は自分を守るために嘘をつく
最大の防御

人を信じるのは単純で難しい
けど自分が選んだその人を信じるのは
自分を信じることじゃない?

人生なめんな。甘えんな

そう心の中で私は毒つく


「嘘は防御だから。
根拠とか理屈とかあってないようなもんだから
信じてみるしかないんだよ。」

私だってつねに疑心暗鬼って笑ってみせたら


「こんな関係早くやめなきゃな」
って彼が笑って抱きしめて
「お前の独りじゃないって言葉に救われてる」
だって


笑っちゃう。


それでも人の服で涙を拭いておどけて見せる彼が嫌いになんかなれなくて


「貴方が幸せならそれでいいよ」

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「ところで誕生日なに欲しい?」

「お!覚えてた?俺の誕生日」


…まあ彼氏の誕生日すら運悪かった忘れる私だから
その答えは正しいけど。


「覚えてるよ。で何が欲しい?」


車の天井を見て唸る彼
お金はあるし買いたいものは自分で買えてしまうから悩むだろうな

何でもいいとか言われたらちょっと困る


「あ、〇〇ってブランドのアクセサリーがいい!」


それは私がよく行くショッピングモールに
入ってるメンズの服屋さん


「あそこ好きだったんだ?」

「うん!忙しくて行けてないけどね」



へえなんか意外。
シンプルなものが好きな彼だけど
そのお店は少しロックで
ゴテゴテした服も置いてある

きっと不思議そうな顔で
彼を見つめてたんだろう
「その中でもシンプルなやつとかが好きなの!」
って言われてしまった


「私何も言ってないよ」

既に座り直した座席のドリンクホルダーの
アイスコーヒーに手を伸ばしてしらをきる


「言わなくても俺には分かるの。お前が何を思ったか」


そう言ってくれた彼だけど、その言葉が私にとって彼が思う以上に大切なことをきっと知らない。

どうでもいい話


話題:どうでもいい話


柔らかい皮膚に包まれた女の子の鎖骨とか

筋肉から尖った間接に繋がってる男の子の腕とか


膝から脚の付け根にかけて程よく膨らむ女の子の太ももとか

男の子の張ってる肩から落ちるTシャツの布の感じとか


それぞれが持つ独特の色気


…………(*´ω`*)ぐふふ




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色白


メラニン色素の耐性が弱いから
日焼けしたら赤くなったり
すぐシミが出来てしまうらしい。


うん、納得


元々色白な方な私は
今年20歳の割にシミが多い

顔にもあるけど幸いあまり目立たないところにあるから気付かれたことはない

体にもある

すごいでっかい訳じゃないけど
一カ所にかたまって


色が白いのは嫌いじゃないけど
肌荒れだったりシミだったり
目立たってしまうのは嫌な所


お金貯めて消すのが手っ取り早いよね(笑)



コンプレックスは大量にあるけど
シミはその一つ


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彼の頭の両側に手をついて
見下ろす

「あー襲ってるみたい」

「何言ってんの」

ニヤニヤする彼は少し楽しそうで

「殺される前に俺が!」

あほみたいな演技で
私の首に手をかけた彼






「殺して?」

あれ、なんで私こんなこと言ってんだろ

無意識に転がり落ちた言葉に
彼の目は見開いた。見たことない顔をした


「ばーか。」

一瞬で普段通りに戻っていて
私の首にあったはずの両手に
包み込まれていた


自分でも見つけられなかった気持ちも
彼にだけ見えていたのかもしれない


痛いくらい抱きしめられて
私も痛いくらい抱きしめ返すと

「痛いー力強いなー」って
先にしたくせに笑ってた

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