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004

面白そうなサイト。

『「露出=ヤれる」そう思ってる男は多い。女な思うセクシーは男にはエロいだ』

みたいなことが長々書いてある。
恋愛必勝法みたいなものまで

これ書いてるのどんなヤツだろ。管理人と絡める場所にコメント。

「はじめましてっと。」


携帯を閉じてすぐ流れた同じみのメロディー。


《はじめまして!》

自分の掲示板に書き込まれた新しいメッセージ

「あ、説明書の人。」

003

私は現代では珍しくないであろうフリーター。
母子家庭で裕福でもない暮らし。リスカを始めたきっかけは些細なこと。

誰かに話したこともない。
勿論親にだって


「いらっしゃいませー。」
バイト中にアイツからのメールを受信。
この前のことがあってからアイツが気持ち悪い。触られるのも嫌。

他人はいつだって敵なんしょ?

携帯を開いていつものようにホムペのランキングチェック。

「男の取り扱い説明書?…」

変なサイト発見。

002


ベッドの上で抱きしめられてる。

「もうするなよ。な?」

一見優しい気もするけど、今の私にはアンタの言葉は何も心に響かない。

あぁ気持ち悪い。逃げなきゃ。

寝た隙に部屋から飛び出した。

自転車で自分の家まで猛ダッシュ。冷たい風が熱い体にはちょうどいい。


家には母親が1人。起こさないように鍵をあけてシャワーを浴びてロフトを上がる。

やっぱ自分ん家が落ち着く。
横になった瞬間、私は夢の中へ落ちて行った。

001


「リスカするくらいなら死ねよ。」

確かにそう言われた。
目の前にある大きな口から。

何だかくらくらする。

「悩みがあるなら言えって言ったのアンタじゃん。」

自分の声が遠くに聞こえる。
悩みが何のか分からないけど、
しいて言うならこのズタズタ
になった腕を素直に言うべきかな
なんて思った私が馬鹿だった。


「次したら本当に馬鹿じゃん。」

私の体をベッドに引き寄せながら大きな口が動く。

プロローグ

もうすぐ春。

こんな空を見てると
貴方と出会った頃を思い出す


今何してる?

笑えてる?やっぱり仕事は忙しい?

あの頃の私を変えてくれたのは
間違いなく貴方だった。


また会えたなら

笑顔で「ありがとう」
それだけを
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