透明感

話題:今日の服装

幼馴染みと女子会。安定のプリクラからのファミレスからのカラオケコース。

話題:お泊りデート

デート自体は、上手くいったのだと思う。時折、強い口調になったりもしたものの、楽しさの方が多かった。

あの子があたしの最寄りまで来てくれた。あたしは、職場から急いで帰ってきたけど、彼は、安定の遅れ。彼は、待ち合わせ通りに来たことがない。些細なことだけど、悲しくなる。

夕飯食べて、買い物して、お泊まり。お酒飲んで、お風呂入って、セックスして、眠った。申し分ないくらいに恋人みたいで次の日も街をぶらついて、食事して早めの帰宅。あたしが休日出勤。彼は、その日の夜にバイトだから。

マリメッコのマグカップをあげた。日頃の感謝を込めてね。だけど、あげなければ、よかったと思った。

話題:もやもや

互いに遠いのだから、それにかかる時間やお金のことは言わないで欲しい。あなただけではないでしょう？と問いたくなる。そんなこと、あの子に言えば、逆ギレされるに違いない。それか、拗ねられて、よくわからないことを正当のように言ってくる。あー言えば、こう言うみたいな。

同い年なのでね。精神年齢は、低いものだとわかっているけど、あたしも大人しくばかりはしていられない。

毎回毎回、お金のことを言われると会いたくもなくなる。ならば、もう
すべて終わりにしようよ。好きならば、お金のことは気になっても言わなくない？こっちだって、あなたと同じくらいはかかっていることを忘れている。自分だけって思わないでよ。

友人と話していた時に。そんなお金のことばかりでグチグチ言う男と長続きなんてしないよって言われた。仮に、結婚することになれば、彼に少なからず養ってもらうはずだから。結婚してまで割り勘とか笑えない。彼には、ありそうな気がしてしまう。

ただ、好きなだけでは上手く行かないね。恋愛は、歳を重ねる毎に複雑になっていく。色々なものがくっついて、悩ましてくる。シンプルに好きだからだけでは、通じないことも多い。

だから、迷うし、悩む。キープみたいなことばかり。吟味。


まあ、そんなだけど、仕事終わりにあの子とお泊まりデートなわけですよ。喧嘩しそうな雰囲気。はあ、もう、厭。

三連休を目前にしながら、その真ん中である土曜日が出勤なので憂鬱。よりにもよって、真ん中かあ。あまり休めた気がしない。

仕事もそろそろ、担当が代わる。もしかしたら、お兄さんを見かけられるかもしれないなと淡く期待。もう、あれから３ヶ月かあ。本当に一度もお兄さんのいるところへ足を運ばなくなるんだなと思った。

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春服に袖を通し始めたお洒落さんたち。トレンチコート素敵男子がときめかせてくる。癒される。

そんな素敵男子を見ていたら、このままでいいのかと問いかけられるような感覚に陥った。あの子は、あたしの好みではない。紙くんは、まあまあかな。見た目なら年下くんがいちばん好き。

塩顔によわい。シンプルなお洒落さんにも。やはりさ、見た目も重要よね。もちろん、中身の方が大切だけど。

あの子をあたし好みにしてしまおうかなと目論み中。いないなら育ててしまおうって。

オダギリジョーみたいなとか言うと現実離れはしないでねと友人に釘を打たれた。はーい、なんて気のない返事をしながらも、まだまだ、となりの芝生は青くて、自分の芝生を手入れすることだけに集中できない。

色々と女友達に話しているとあの子か紙くん、どちらがいいのか、わかるようでわからなくなる。それぞれに、良いところもあって、悪いところもある。友達は、紙くんを推す。そうするとあの子をかばってしまう、あたしがいる。なんだろうね、なにも知らないじゃんって思うのかな。ちょっと、ちがうけど、それに近いのかな。

いつかは、手放す日が来るのわかってるけど、あの子は、あたしのためにと一生懸命でさ、上手く育てていけばいいんじゃないかなって思う。だけど、それ故に許せないこともある。彼女にそんなこと言う？って思うことも多々。ただ、踏み込んで話せるあの子と踏み込もうとすると逃げてしまう紙くんでは、やはりね、あの子に傾くよね。

これを読んでるとあの子にしなよと言われるのを待っているみたいだけど、ちがうんだよね。

どちらも欲しいし、どちらもちがう。

まだまだ、悩む。それで、今はいいと思う。


明日から仕事かあ。んー、がんばろう。