(心がごねるの、)


今日は久しぶりに
綾と遊びに行ってきます。


お互い違う大学なので
キャンパスライフ話に花咲かせよう!ってことで



場所は
いつもの椅子。


木村さん…
今日は会えるかな…



逢う度にまた惹かれてくこと
知ってて逢いに行く

それでもいいの
心が叫ぶ

『貴方に会いたい』と



弱くなるんだよ

貴方に逢うと


だけど、それは
自分の気持ちに素直になれてるってことなの


話せなくても
こっちみてくれなくても


姿見れる
それだけで

幸せに思えるんだよ


あぁ…同じ地球で
同じ日本で

あんなにも残忍な事件が起きてるのに

貴方がいる、
そう、それだけで


どうしてこんなにも
貴方に出会わせてくれた神様に感謝して

貴方が生まれた地球に、日本に感謝して


貴方という
掛け替えのない存在が

あたしの目の前にいる喜びを

涙が出るほど幸せに思うの


好きで好きで好きで
仕方なくて



もう明日には大阪に帰らなきゃいけなくて


なのに
離れたくないよ


離れたくないよ


ずっとずっと
傍にいたいよ


姿見れるだけでいいから


ねぇ、
貴方がいるから
今のあたしが在るんだよ



『3回生になるまでに恋人ができなかったら
大学で恋愛はできないよ』

そんな
あたしの大学のジンクスに
妙な焦りを感じて


不毛な片想いをいつまでも
引きずってないで
早く誰かを好きにならなきゃ…

なんて


日々、トキメキさえ感じないことに

どうしてもブレーキをかける心に

『木村さん』っていう
乗り越えられない壁に



絶望を感じて


大学始まって
まだ一ヶ月なのに


焦る必要なんて

まだないのに


木村さんがあたしの運命の人って
信じて
想い続けて


でも叶わないって分かってる


なのに


まだどこかで
運命の人って信じてるあたしがいて

ジレンマに挟まれて



どうしたらいいのか


ホントに木村さん以外愛せないような
予感に常に襲われて



だからこそ

『あたしはやっぱり木村さん以外の人を木村さん以上に愛せるんだよ』


なんていう
果てしなく夢のような自信を得たいがために


早く恋しなくちゃ!って
焦って



結局、自己嫌悪におちいって


どんどん何もかも
いやになっていって


苦しくて


でも、木村さんに
今でも片想いしてることは
大学の友達にも話せなくて


それも、そうなの


『好きな人がいる』だなんて言ったら

恋愛対象として見てもらえなくなる



そんな醜い考え方をして


焦って焦って焦って焦って


自己嫌悪におちいって


強がって



木村さんを求めて



実感するの



あたしの傷を癒やせるのは
この人だけなんだって



木村さんを
心底愛してるんだって



こんなにも
あたしは弱くて脆くて
狡くて歪んでる



なのに
木村さんへの想いは
強くて、真っ直ぐ



胸が心が痛いよ



追い掛けるばかりの恋愛は
疲れるけど



あたしには
それがぴったりで



優しくて
仕事一筋で
笑顔が素敵で



理性なんて壊れるほど


好きで好きで好きで好きで

大好きよ



振り向いて欲しいよ





貴方が好き