またまたネタバレしまくり感想です、大丈夫な方のみ、続きからどうぞ。
一冊の前半と後半で、まるで空気が違っていて、戸惑ったような、新鮮だったような。
さて、豪華客船編。
グロテスクなシーンばかりで疲れてしまいました、ごめんなさい。
ようやくまぁ、完結、したわけですが・・・。
多分、タイタニック号とダブらせたんだろうなぁ、というシーンがちらほらあって(13巻にも)ニヤリ。
でもそれよりも、セバスチャンの回想シーンには悶えました。
ニセモノの伯爵と執事がホンモノになっていく過程と、シエルの悲壮な決意には、大袈裟ながら身震いしたほど。
そして、一度だけ実現したセバスチャンとグレルのコンビネーションバトル(笑)。
さすがの葬儀屋にも不意討ちだったみたいで。
「小生の宝物なんだ」の表情が、本当に大切なものを手放した不安げな顔をしていて、遺髪入れには誰のが入ってるんだろう、って気になりました。
(刻印されてる年代にヒントがあるのかな)
ところで、グレル達はあのあと、無事に回収作業を終わらせることが出来たんだろうか(笑)。
ガラリとシーンは変わって、イースター編。
きらびやかで可愛いものがいっぱいのお話でした。
グレイ伯爵が相変わらずムカつくんですが(私だけ?)手先が器用で、笛を吹く顔がキュートすぎるフィップスは許せたかな(笑)。
あと、バルドの爆弾タマゴもですが(フィニのタフぶりには参った)、ワイルドの口調のスネークがまたおもしろくって。
彼も救われつつあればよいのに、なんて願ってしまいました。
・・・と、油断していたら、リジーが何やら勘付きはじめている、というか、疑い始めているみたいで・・・。
かつ彼女の、シエルを守りたい、という気持ちがまた切なくて。
最初はあまり好きじゃなかったけど、今は大好きです、リジー。
そして新章、寄宿学校編。
何やら、はりーぽったーみたいになってますが。
詳細は次巻、10月発売とのこと、それまではお預けです。
寮監ミカエリスには吹いた。
あー、早く続きを読みたい!
おまけ
一番吹いたのは。
ドルイット子爵、奇跡の生還、という新聞記事の写真と、それを見たシエルの「コイツもしぶといな」のセリフ。
忘れてたわ、ドルイット子爵!