疲れたわー!
ジュネスから帰ってうちで打ち上げやった。みんな疲れててグダグダだったけど楽しかった。
最後は家族だけで過ごしたかったかな?とも思ったけど、菜々子も叔父さんも楽しそうだったので、こういう感じでよかった。
いつもみたいに、帰るみんなを見送った。普通に。


色々考えてみたけど、結局、『変わらない』ということなんだと思う。
楽な方がいいし、辛いことや悲しいことはない方がいいし、穏やかな日が続く方が嬉しい。
でも嘘は嫌だ。
大事な人たちに本当の気持ちを教えてもらえないことと、自分がそうできないこと以上に辛いことって、ないと思う。
この世に生まれた瞬間それがわかってるわけじゃないんだから、まだ知らない人たちがいても、もう少し気長に見ててほしい。


倒れそうになった時、みんなが俺を庇って消えてくのが、本当に怖かった。
今までで一番怖かったし辛かったし、何でだよって思った。一人じゃ戦えねえよ。
俺が特別な力っていうのを持っていたとしても、そんなの、みんながいてくれなきゃ何の意味もない。
初めて「このまま死ぬのかも」って感じたけど、みんなの声が聞こえたから、「大丈夫だ」と思った。
大丈夫だった。
大丈夫なんだよ。ちゃんとみんなわかってるから。わからない人がいても、そのうち絶対わかるから。
俺だって稲羽に来てわかった。


あっちの世界とこっちの世界を救うために戦ったとか、そんな大層なもんじゃなかったと思うから、起きたことや言われたことはいちいち書かない。
今までと変わらずに、俺はみんなのためなら何でもするし、みんなもそうだと信じて、頑張るし無茶しない。
明日ここ出てくのが寂しいと思ってたけど、全然だ。この先も、一生みんなと付き合うんだから、寂しがってる時間があったら出来ること増やさないと、全然追いつかない。


この布団に転がってポチポチ携帯弄るのも今日で終わりか、と思うとそれでもやっぱり感慨深い。



俺の奥さん怖かった。