前記事の続き

睡眠時間1時間で再出発となった富士山登山の第2部

本日はご来光を目当てにここからひたすらのぼり始めます



ただ今、7合目途中で標高は2700mとちょっと

-2時(22時)に起床し、おにぎりを一つ食べて

‐1時半(22時半)に出発



これまでと違い、太陽はなくなったので道は真っ暗

当たり前ですが街灯なんてありません

ヘッドライトと懐中電灯の明かりを頼りに登っていきます



7合目から8合目は山小屋がたくさんありますが

そのつなぎはほぼ岩

2700m→3100m

真っ暗なので明かりで足場を見つけながら登っていきます

下ばかり見ているとルートが分からなくなるので

上も見ながら進まないといけません

友達の一人はライトが暗く使い物にならなくなったため

布陣を組んで歩いていきます

先頭:友達A(三度の富士登山経験者)

二番:友達B(ライトが暗い、初)

三番:彼女(初)

最後尾:自分(初)

山小屋を越えるたびに人が増えていき、少しずつ渋滞が生まれます



こうなると自分の好きなペースで休憩が取れなくなり

ペースを崩されます

そして酸素不足と寝不足が追い討ちをかけるので

このあたりからじわじわと精神を蝕んでいきます



それでも8合目について次は本8合目まで

3100m→3400m



さてさて少し豆知識を今回出てきた

8合目と本8合目、なんで二回も出てくんだよと思った方もいるでしょう


実は8合目というのは厳密に8合目ではないのです←

ここで言う8合目は7.1合目でして

小数点以下を切り上げて言うことになっています

6.3合目なら7合目、5.4合目なら6合目ということです

つまり本8合目が8.0合目ということです

以上、ちょっとした豆知識でした



本筋に話を戻しまして

本8合目を越えるとほとんどの山小屋を通過したため

渋滞がいっそう増えます



岩場をひたすら登り続ける本8合目から10合目

3400m→3750m



ここまで来ると寝不足はピークに

この時の時刻はもう2時前

山小屋から3時間ほど歩いてきています



もうあと少しだと自分に言い聞かせて

眠さと戦いながら

そして、高山病にならないように息を整えながら

岩場を登っていきます



下や上をみると登山者の明かりが列をなして

天の川のように見えます

天気がいいと空には綺麗に星が見えるのですが

残念ながら少し雲がかかっていて

綺麗には見えませんでした



そして、暗闇の中歩き続けること5時間半

ついに10合目、つまり頂上へと到着しました



最後は彼女と仲良く手をつないで鳥居をくぐりました

昼間とあわせて8時間

富士山を登りました



この時の時刻は4時

ご来光は4時半すぎの予定です


ご来光の見える場所に座って

極寒の中、待ちます



さあ、ご来光を拝むことはできるのでしょうか…

つづく