私の前にあらわれた偽のツイン。



頭がおかしくなる位に愛した偽のツイン。


そして、その後ドラマティックに出会った彼こそがレイなのではないかと思っていました。



彼は、その時の私から見て完璧だったからです。



偽レイの事も、彼との経験で忘れる…というか、自分が死にかけても忘れる事が出来なかった偽レイですが、彼と出会い緩和されたように思います。



ただ、不思議な事に彼は華やかでありながらも、どうにもなぜかいつも顔が思い出せないのです。



彼もまた、私の今までの恋愛に足りないものを補完させる役目をもった縁ある人物だったのだな…と思います。



不思議な事に、私が離れていこうとすると彼は近付いてきたり…



先日も私の夢の中に出てきて、


「俺でいいのか?」「待っていて」
「仕事が終わらない、ごめんね」


そんな事を言っていました。
私の夢は、予知夢の時もあるのでなんとも言い難いのですが…
逆の意味にすると、

俺が好きなんだろ
でも、待たないで
仕事は安定している


このようになります。



私は、夢の中で彼の腕の中にいながら…


「ずっと、夢だった…」



そう言っていましたが…

本当に彼を選んでいいのか?
そんな風に悩んでもいました。



何故なら、とうとう現れた恐らく本物のレイが頭をよぎったからです。



本物の彼との出会い方はとても地味で、まさかそんな所で出会うなんて…と思ってもみない場所でした。
私はなぜか彼がこわくて、しかし彼は私をずっと待っていてくれる人でした。



ツインを探そうと躍起になっている時…
どうでもよくなった今だからこそ、彼は現れたのかもしれません。



Love
夢川真空