最近職場で「熱いね」と言われます。
仕事の話をします。
腰を痛めてから先輩方の優しい配慮により、診察室にいることが多いので、患者さん対応ではなくて延々とカルテとにらめっこをしてることが多いのですが、診察室にいる以上診察室にお呼びした患者さんの訴えやらその患者さんのことを嫌でもわかっていなきゃいけないのです。
昼ドラ並みの事情を抱えてくる人がゴーロゴロくるわけで、休憩や一息つくときに「もうこんなんばっか嫌!!」ってなるんです。
昼ドラを観ていると思えば耐えられなくもないですが、さすがに昼ドラも観すぎると嫌気がさしますよね?きっと。
不倫やら中絶やら自分勝手な主張をする人達ばっかりを見ていると、「世の中ってみんなこうなの!?」って疑心暗鬼状態です。
「世の中こんなんじゃだめだ!」って語っていると「熱いね…」と呆れた言葉が飛んでくるわけです。

私が熱い理由はもう一つ。うちの院長は患者さんに優しすぎるのです。叱るべきところは叱っていたりもしますが…基本的には優しい。
「もっとがつんと言わなきゃわからないよ!」ってモヤモヤすることもしばしば。

手術希望の方なんてほとんどが自分の行為に責任をとれないから命を消しにくる訳です。
(もちろん中には性被害者や妊娠発覚後に母体、胎児の命の危険性がわかってなどやむを得ない事情の方もいますが)
基本的には!←重要なので2回言いました 自分勝手な人が多いんです。
後悔している人もいます、だけどセックスしている以上後悔しても遅すぎる。もっと自分達がしたこと、してることに目を向けさせて欲しいなと思ってしまいます。
院長はほんとに優しすぎる…
患者さんに優しすぎて手術費用も相場より大分安いらしいですし。しかもうちはアフターケアまでもしっかりしすぎているので、親切すぎる。検診やら指導やら口うるさいと思っている患者さんもいるとは思いますが、口うるさく言うのは金儲けの為ではなく本当に患者さんを思っての院長の方針なんですよね。だから経営が危ういのでは…と言われることもしばしば。
もちろんそんな院長の方針に惹かれて入職したわけですが。
ただやっぱり厳しく言わなきゃいけない人にはもうちょいがつんと言って、しっかり考えてもらってからちゃんとケアしていけば良いのにって思ってしまいます。

なんてこと考えてると 熱くなってしまいます。
だけどこの熱さも、命を重んじる以上必要なのかなとも思うので、いつまでも忘れないでいたいと思うものです。