今日の君は、誰よりも輝いてる。衣装と服でこんなにも変わるの?いや、君が幸せだからだね。
「英、今日は、来てくれてありがとう。」
君が、あんまりにも美しいから、直視できない。
なんて言ったら笑われるかな。
「なんか困ったことあったら、僕に言えよ。」
「うん、そうするね。」
「暁の奴、ああ見えて頑固だから。」
「あら、従兄弟そろっておそろいね。」
「なっ…」
いつもの言葉が出てこない。ふざけるなって冗談で言うだけなのに。
今日の君があんまりにも美しいから、直視できない。
「ほら、他んとこにも挨拶しなよ。」
「あ、うん、そうだね。」
「じゃ。」
結婚式って、すごいんだな。毎日どこかでこんなことが行われてるなんて。毎日誰かが結ばれてるなんて。
「…英!」
「うん?」
「ありがとう。本当に、ありがとう。」
毎日どこかで結婚式が行われてて、誰かが結ばれてて。そして僕みたいな哀れな失恋男が、こんな思いをしてるのだろうか。
「結婚、おめでとう。」
君は世界で一番、美しい花嫁。僕の大好きな君。
今日の君が美しいのは、衣装と化粧のおかげなんかじゃなくって。君が誰よりも幸せだから。
そう、これが君の幸せであって、僕の幸せ。
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ほら、今日は素晴らしい日
きっと誰もが幸せに包まれる日
目をつむると思い浮かぶのはあなたで
目を開けると視線が追ってしまうのもあなたで
ほら、今日は素晴らしい日
▼トップ画とか容量おおくて見れない…の方
すみません!パソコンからしか直せないのですがなんとホムペのIDとパスワードを忘れたため、しばしお時間をくださいませ(;_;)
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以前は、好きなタイプは?と聞かれたら
「自分にとってプラスになる人」
って答えてた。
でも自分にプラスになるって、それって、自分のためだよね。
すごく自己満足だと気付いた。
それに気付いてからなんか考えというか価値観ってやつがかわってしまった…
耳をすませば略して耳すまに憧れる私は今日もカントリーロードをぎこちなく口ずさみながらバイト先に来たのでありましてそのバイトでは機械的に抽出されるコーヒーをブレンドお待たせしましたとか言いながら提供するのですがこれまた機械的な行動なので先程書いたように耳すまに憧れるロマンチシズムを持つ私はこのような一連の行動つまり金を儲けるためにする行動に嫌気がさす時があるのであって今まさにその時が来ようとしているのですやれやれお前はとんだロマンチスト野郎だな!!!と誰かに言われて構ってほしい訳でもないのですがあなたがとあるコーヒーチェーン店でコーヒーを頼みお釣りをくれた店員がこのような葛藤を持ちながらコーヒーを作ってると思うとなぜだかとてもそのコーヒーが庶民的な味がしてくると思いはしませんか。
「さようなら」
目の前で安らかに眠る君へと向けた言葉なのか、それとも自分に向けてなのか。
僕は君が、愛おしい。
出会ったとき、なんて素敵な子なんだと思った。今まで多くの人間と会ってきたけど、君以上の子なんていたのだろうか。
肌は白く、流れるような黒髪の艶やかさ。そのコントラストが美しさを際立てている。
ほっそりとした指が僕の頬に触れたとき、その指の体温に癒された。ああ、なんて温かかいのだろう。
温かさ。
そして君の首元からとった血液は、やっぱり温かかった。
なんて素敵なのだろうと僕は感動し、迷わず血をとった。
だって僕には体温なんてないのだから。僕に流れる血はいつだって氷点下のような冷たさだし、僕にとって血って体を動かしてくれてるものってだけだから、そんなこと気にもしなかった。
でも、君の血は温かかい。
君の血が僕の糧となって僕の血も温かかくなればいいと思った。いっそ僕を溶かしてしまって。
君は笑っていた。君の肌はどんどん白くなって、ますます美しくなった。
僕の頬に触れる指は、ますます細くなって、
体温が無くなっていった。
僕は相変わらず君の温かかい血をもらっていた。でも僕は相変わらず冷たいまま。そして君もどんどん冷たくなっていく。
ああ、これは、人間の死だ。
確かに、白い君は、細い指の君は、美しい。
でも冷たい君は
まるで僕のように冷たくなっていく君。
僕のせいだ。
僕は自分の指先をナイフで少し切った。当たり前のように切り傷ができ、そこから血がどくどくと出てきた。
「飲んでみる?」
君の口元に真っ赤に染まった僕の指を捧げる。
でも君は、笑っただけで受け入れてくれようとはしなかった。僕の、この冷たい血を。
忘れていた。
君は、人間で
僕は、吸血鬼
「さようなら」
目の前で安らかに眠る君へと向けた言葉なのか、それとも自分に向けてなのか。
僕は君が、愛おしい。
だから僕は、今宵、僕の中に流れる冷たい血を、僕の中に住み着く呪われた吸血鬼を、殺そうと思う。