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まもってあげる




ポニョ観てきましたー。
絵本みたいな作品だな、と感じました。
鮮やかだけど柔らかな色彩と、不思議な雰囲気のおはなし。
あたたかくて優しいけれど、大人が観るとちょっとドキッとするような、ほんの少し不気味さを孕んだ部分があって、さすが宮崎駿だなぁと思いました。
子どもと大人では違う見方ができて、それぞれ楽しめる映画なのでは。
今これを観た子どもが、大人になってからもう一度観たらきっと違う部分に気付くと思います。
これは今大人のひとにも、他のジブリ作品にも言えることなんじゃないかなぁ。
何度観ても新しい発見があるからジブリ大好きです。

とにかくポニョとそうすけがいじらしくて可愛かったです。
そうすけがこういちの船と電気信号で会話するシーンで、不覚にも泣きそうになりました。
すごく泣けるシーンって訳じゃないのに、あぁ繋がってるんだな、ってじんわりあたたかくて。
リサとそうすけの関係も素敵でした。
リサに憧れるのはきっと私だけではないはず。
大らかで毅然とした、素敵な女性。


結構ちびっ子がいたので賑やかになるかなーと思ってたら、皆おりこうさんでした。
エンディングの主題歌が流れるシーンで、後ろのちびっ子が一緒に歌ってて可愛かったです(笑)
あと映画終わって買い物してたらちびっ子が走ってきて、私達の前で一度止まってにこーって笑ってまた走っていったんですが、それがすごく可愛くて、つい「そうすけみたいだったねぇ」「ねー」ってほのぼのしました。
もっかい観たいなー。

「スカイ・クロラ」




いつも通る道でも、違う場所を踏んで歩くことができる

いつも通る道だからって
景色は同じじゃない


それだけでは、いけないのか
それだけのことだから、いけないのか






「スカイ・クロラ」観てきました。
※例のごとくネタバレ含む可能性があります













まず何より映像がすごい。
冒頭からもう圧倒されてしまった。
これは映画館で観て正解だなぁとつくづく感じました。
一気に引き込まれた。

この映画は原作を殺すことなく、かといってただ原作をなぞるだけの作品でもなくて、映像として綺麗に昇華されているなぁとしみじみ思いました。
空気感がいいなぁ。
小説や漫画の安易な映像化はあまり好ましく思わないけれど、「スカイ・クロラ」は原作への敬愛が感じられて良かった。

ただカンナミの声は、カンナミが喋っているというよりはその後ろで台本読んでる加瀬さんの画がつい浮かんでしまったなぁ(笑)
加瀬さん好きだけど!
声の質は合ってる気がするし、元々淡々と(ある意味ぼけぼけと)話すキャラだから、それを考えるとアリかな。
谷原章介さんはしっくりきてました。飄々とした感じがいいなぁ。
最初「谷原さんに似た声の声優さんだなぁ」と思ってました(気付けよ)
スイトは、菊池凛子さんのちょっと堅い声が合ってるかも。
最初は違和感あったけど、だんだん慣れました。

パイロット達の宿舎(?)はコンクリートの打ちっ放しとまで行かなくとも、もっと無機質な感じかと思っていたらちょっと懐かしい雰囲気の内装で意外。



繰り返される日常の中での閉塞感は、キルドレ達ではなくとも誰もがきっと一度は感じるもので。
平坦な日々の中で、例えば自分の環境に不満を持ったり、それよりもっと広く世界に疑問を感じたりする。
けれどそれをどう打開していいか分からなくて、一人で出来ることも極僅かで。

それに対してカンナミが出した答えが
「君は生きろ、何かを変えられるまで」
という言葉に集約されているのだと思う。

原作とは異なるラストだけれど、彼らにはこういう選択も赦されていたんだ、と切なくなった。
それでも、カンナミとスイトはこのままの姿でずっと一緒にいられる訳ではなくて。
けれど命はまた繰り返されて再び二人が出会うことは、果たして不幸なのか幸福なのか、それはどちらかにはっきり分類出来ることではないんだろうな。


DVD出たら買うかも。

割と不幸でもない。






これ!
新装版が出るとのことで去年からずーっと待っていたんですが、やっと刊行されたので買いました。
本当は昨年末に発売されるはずだったんですが、延期に延期を重ねられてたんです。


私は魚喃さんの作品が大好きで、どれくらい好きかというと魚喃さんの「喃」の字が私の携帯だと変換されないので単語登録してるくらいで(分かりにくいな)

他の作品は繊細な感情を描いている、ミニシアターでやってそうなちょっとお洒落な映画のような雰囲気なんですが、この作品は丸っきり正反対のギャグ漫画。
なんかゆるくてホント何でもない日常で、読むとハルチンに親近感がわきます。
これを読むと平凡な日常もそれなりに幸せだなぁって思えます(笑)


ちなみに装丁は今のも結構好きなんですが、前の方がさらに好きです。
確か以前売っていたハルチンは出版社が倒産したか何かで絶版になっちゃってて。
いつかヴィレッジヴァンカードで売ってた時に買えば良かったー!と後悔してます(笑)
ちなみにこちらがその旧装丁版。↓

こっちの方が内容にあってるかなーと。

ゆるい漫画を読みたい方は是非。

「メゾン・ド・ヒミコ」






「僕、女に興味ないんですよね」

「触りたいとこ、ないんでしょう」


「あなたが、好きよ」



※ネタバレあります。

















映画「メゾン・ド・ヒミコ」見ました。

生と死と性、欲望と愛情が、様々な色合いで重なり合っている映画だと感じました。
オダギリジョーさんがゲイの青年・春彦を、
柴崎コウさんがゲイの父親を持つ沙織を、
ゲイ専用の老人ホームを作った卑弥呼を田中泯さんが演じています。


だんだんとやつれてベッドに横たわっている卑弥呼に、沙織がひたすらに今までの苦しみを訴えるシーンが切ない。
「あんたのこと、ママのために許さない」
と睨みつける沙織に対して、卑弥呼は
「私にも言わせてくれる」
と言った後、ゆっくり間をおいて、真っ直ぐに目を見て
「あなたが、好きよ」
と静かに言う。

ずるいな、と思った。
こんな事言われたら絶対憎みきれなくなってしまう。
でも、やっぱりすごく暖かくてその一言に今までの苦悩が全て込められている気がして、どうしようもなく涙が出た。
きっと、たくさんの苦しみを経験してきたからこその重みがそこにある。
沙織にとって今はその言葉が憎くても、いつか時が経てばこの言葉が支えになるんだろうな、と思った。

同性愛者というだけで彼らは偏見の目に晒されてしまうことも多いのだろうけれど、話が進むうち彼らがとても愛しくなってくる。
性別とか年齢とかマイノリティとか関係無く、自分らしく生きようとしている人は魅力的だと思う。


衣装はアカルイミライと同じく北村さんが手掛けているのだけれど、やっぱりすごい。
そしてこの極彩色のターバンやドレス?が似合う田中泯さんもすごい。
卑弥呼の佇まいは性別とか生とか死を越えているものを感じる。

春彦、というかオダギリジョーさんは本当にただ座っているだけでも色気がある。
白スーツがこんなに似合う人も珍しいかと(笑)
柴咲コウさんはわざわざそばかすを描いてまで地味な事務員を演じているのだけど、ふいに見せる表情が素朴ですごく可愛い。

いきなり出てくるコスプレとかダンスシーンとか、ちょっと飛んじゃってるようなシーンも何か好き(笑)
クラブで沙織がひたすらキレるシーンとか。
あと途中で出てくるアニメは絵がセーラー〇ーンそっくりなんだけど、作画とか一緒なのかな…?


ラストはちょっとベタかもしれないけれど、暖かくて素敵。
きっと、ちゃんと繋がったことの証。


何ひとつうまくいかなくとも



ゴールデンウイークも今日で終わりですね。
今これ打ちながら何かぐったりしました(笑)

今回のゴールデンウイークは程良く遊んで程良くゴロゴロしてました。
買い物しようと思ってたのに結局あまり出来なかったのはちょっと反省というか。
ワンピースとサンダル欲しいなー。


書くこと無いので最近観た映画とか。



あまり重くないものを、と思って借りたのですが、なかなかユルいです。
皆何だか憎めない感じのキャラクター。
ヘタレな佐々木蔵之介がいいなぁ(笑)
個人的には沢尻エリカと北川景子の姉妹のキャラクターはリアルだと思いました。
こういう美人姉妹の組み合わせはないかもしれないけど、こういう女の子いるよなぁっていう。
男性から観ると間宮兄弟をリアルに感じたりするんでしょうか(笑)