俺、何かマズイこと言ったんだろうか?
あの日からルークは、電話に出てくれない。授業ももちろん断られてる。
気分が悪くなったって言ってたけど、本当なんだろうか?疑いたくはないが、突然すぎるだろ。何かあったんだとしか思えない。

あれからもうかなりたつぜ?どうしたってんだよ、ルーク?

…と、カレンダーを見たが意外と3日しか経ってないことに気がついた。
もう、何日もルークに会ってない気分だ。

…それだけ、ルークは俺の日常に溶け込んでいたんだろう。

サークルの最中もイラついてたら、ギンジに察知された。
アッシュ君にもう告白したとか聞かされてビビった。…それも重大ニュースだが、もっと俺を引き付けた情報は、ルークが恋患いで落ち込んでるとかいう事だ。
本当に病気じゃなかったことに安心して、いてもたってもいられなくなってギンジにバイク借りてソッコー拉致りにいった。
だって、ルークが悩んでるって聞いて、俺が何とかしなきゃって思ったんだ。

全て、衝動的にやったことだった。何で、だなんて考えすら浮かばなかった。それだけルークと接触することに必死だったんだ。そのあと、俺は辛い事実を突き付けられる事になる…とは、この時は夢にも思っていなかった。

…ただただ、ルークの事に対して必死だった。