番外編やSSSのサイト掲載に伴い、空白になった頁を埋めるためのあとがき。
文章力が足りない為の補足やら解説やら一人ツッコミやら。
ネタバレやイメージが壊れる可能性があるので、閲覧注意!
追記に書いています、自己責任にてどうぞ。
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騎士見習の話エリート軍人一家で育ったセシルが、騎士ではなく侍従になった話です。
現王国元帥の父バリーは厳格な人ですが、末っ子セシルにだけは甘いんです(笑)
兄二人は将校に仕立てるため厳しく教育をし、その成果があって見事二人共若い身でありながらも師団長を務めるまでに成長。
ただし、全く可愛げがなく育ったという副作用あり。
長男に至っては父親譲りの威厳を兼ね備えてしまい、鬼師団長と言われる始末。セシルは父・兄から可愛がられたこともあり、愛嬌のあるいい子に成長。
父も兄も遠征に行こうものならお土産も買ってきたりするし、末っ子には自分の好きな事をさせようとするんです。
とても地味な平凡顔であるのに、可愛いと思い込んでる家族総出の親(兄)馬鹿っぷり。
なんだかんだ言いながらも、いい家族に恵まれ愛情を受けて暖かい家庭で育ちました。
セシルは自分の環境とは対照的なルーイヒと出会い、仲良くなります。
子どもですから、身分だとかあまり考えないであっという間に友だちです。
もう少し大きくなると、お互いにそれなりの立場としての振る舞いをするんですが、二人っきりになると子どもに戻ってしまうという。
そんな微笑ましい二人組であってほしいです。
で、暗殺未遂事件。投獄された騎士団長サイラスが自殺をしてしまっただけで、真相は分からないまま終結してしまいます。
事件が起こって誰が得をしたのか──考えれば真犯人が分かることもあるのでしょうけども、この場合は目に見えて得をしたのは、空いた団長の座に就いた副団長エドワードだけ。
だけど、別のSSSで若干判明しているので書きますが、本人は本当は騎士になりたくなかった争いごとの嫌いな男で。
運の悪い男エドワードは、ここでも大きな反感を買います。
ここでもと言う事は、別の時にも反感を買っています。
その話はまたいずれ。