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鬱る…(笑)

 −謝る代わりに祈ればいい『皆が幸せな夢を見られますように』『せめて夢だけでも』− 





読みました。


“イレズミ”じゃなく“シセイ”の男、でした(笑)


・ぼっちゃん久保田×背中に牡丹のヤクザ潟木(カタギ)、僕のカタギ君。
・胸にラナンキュラスの幹部組員の武藤×組長息子、ラナンキュラスの犬。
・二の腕に鮫の埜上×シンデレラ(♂)、狂い鮫とシンデレラ。
の三編が、時間がズレてリンクしてて、
書き下ろしの、みんなの唄に繋がってます。


ヤクザなのに名前がカタギって面白い、つかこっちが受!?、久保田イっちゃってるし、
主従関係で攻が受に従順なのイイなぁ…後半ほの甘だし、
犬のおまわりさんが頭をよぎったイっちゃってる二人だよ〜

と『OPERA』で読んでて、
みんなの唄を読んだわけですが。


凄絶、
でした。


ある見開きの1ページでスーッと落ちたカンジ。


潟木くんの一年とかラナンキュラスその後とかこうクるか!!?っていう…。

前半からは想像できなかった後半。

ハピエンじゃない、けど読んでよかった、です。

精神的に参ってる時は読まない方がイイとは思う(笑)




以下ネタバレ注意。

































有馬(ラナンキュラスの組長息子)は、武藤が死んだ時に一緒に死んだ方が良かったんじゃない?
機械に繋がれて、意識もなくて、何もできなくて、仮に目覚めても“容疑者”。

けれど生かされてることで、武藤との幸せな『夢』を見れてる。

前半、二人(武藤は両手の小指無いけど)で買い物行って、ただいまおかえり言い合って、料理して(未知との遭遇)、ひとつの布団で眠って…って、あ〜無事に抜けられたんだ、と思ったのに。

有馬の夢だった。

その夢さえも現実(ピーッという機械音)に邪魔(ピーッという耳鳴りとして)される。

もう楽にしてあげなよ、と思う。

あんなに甘い時間があったんだから、救いが欲しかった。

…夢を見れるのが救い??


ガラス越しに有馬と対面した直後の「俺かよぉぉお…」って潟木で泣けてきた。

見開きの有馬で血の気がひいてたのが涙と一緒に戻ってきた、みたいな。

感情の波を描かれるのが上手い。


久保田が潟木を有馬のとこに連れてく時に言った
「会わせてあげる、武藤『たち』に」
って、夢の中を知ってんのかな…ホント久保田はコワイ。



この牡丹の二人も今後が…。


久保田は、潟木が塀の中でマワされて、HIVに感染してる可能性が高いとわかってて、ナマでシたんなら、スゴい。

“因果応報”。

潟木やラナンキュラス組を傷つけた報いとして、受け入れたんだろうけど。

よっぽど潟木への愛が深いのか、頭よすぎてオカシイのか。


久保田の最後のセリフ、
「…償いながら生きようね
1日でも一秒でも長く
一緒に」
てのに、たくさん詰まってる気が。

前みたいには、はしゃげないだろうね。






はぁ〜あとヒくわ、コレ(笑)
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