いつも以上にとてもとても辛いはずなのに、
その時には涙が零れなくて。
その後しばらく経って、夜一人になった時になって、初めて勝手にぼろぼろ零れるんだ。
こんなに辛いのに、
涙は零れない。
心が死んでるのに、
ヒリヒリして、
どこか他人事。
心が理解するまで、
しばらく停止中。
あぁ、このまま理解なんてしなくて良いのにな。
その時に一度壊れて、涙がこみ上げてくるのに。
すっと堕ちるんだ。
ヒーローなんていらないよ。
ヒーローはいたからさ。
悪魔だって、何でも良いさ。
終わらせて欲しかった。
今度こそ、完全に。
この世界から、消えてしまいたい。
2つの約束、もう破棄しちゃ駄目ですか。
こんなに苦しいのに。
まだいなくちゃ駄目ですか。
そんな顔でそんなこと言うなんて反則だ。
貴方だけは、裏切りたくないのに。
…言ってなんになる?
受け止められないくせに。
潰れちゃうくせに。
同情なんていらないよ。
全てが無関心なら良かったのに。
私をみないで。
現実が、ハッピーエンドの物語だったら良かったのに。
現実逃避くらい許してよ。
今だけなんだから。
何も言わないで。
追い詰められるだけだから。
私に触れないで。
怖いから。
温もりの後の冷たさが怖いから。
このまま氷漬けになっちゃえば良いのに。
寒いのが苦手なくせにさ。
音に出そうとすると、頭が真っ白になって、
言葉が書き消える。
声に出そうとすると、喉が潰れて音にならない。
あぁ、何の為に生まれたかって。
何を支えに生きるのかって。
いろいろと理由を付けてきたけれど、とっくに限界なんだ。
私を眩しいと温かいと言うけれど、
私が生まれた場所は、とても暗くて冷たいんだ。
寒がりで寂しがり屋。
温度が無ければ、
独りなら、
耐えられたのに。
現実はいつだって残酷で。
私に前世があるのなら、
そこで、よっぽどごうを背負ったのかな。
河原で、ずっと石積みの罰を受けているようだ。
積み重ねても、積み重ねても。
あと少しの所で壊されるんだ。
永遠に終わらない。
頑張ってる、頑張ってるの、私。
それでも駄目だって。
認められたかったよ。
一度くらい。