続きです。

プロ→素人→プロはパスに例えると分かりやすい。

(例1)
プロAがよいタイミングでよいパスを出す

素人がレシーブミス

プロBがフォロー


(例2)
プロAが素人に取りやすいパスを取りやすいタイミングで出す

素人がレシーブ!
プロBにヘロヘロのパスを出す

プロBが飛び込んでレシーブ。


(例3)
プロAが素人に「取ったらこうやってプロBにパスしてね!」と説明してから、取りやすいパスを取りやすいタイミングで素人に出す

素人がレシーブ!
プロAに言われたとおりプロBにパスを出すがうまく行かない。

プロBが飛び込んでレシーブ。

(例4)
※このあたりになってくると本筋の「みんなでパスをつないでゴールを狙う」という命題から逸脱し「素人にパスだしとレシーブのやり方をプロ2人がかりで教える」になっている。

プロAとプロBが相談し、ロングパスをやめショートパスにすることに。

その分まずプロAが走る。走って近づいてから素人さんにパス。

素人さんショートパス

プロBが走る。走って素人さんからのパスをレシーブ。

コーチ
「もう分かったから、そういうのは練習中にやって。公式戦でそれやらないでってば。」


そうなんです。
教えてやりゃいいじゃん冷たいこと言うなよと思われるかも知れませんが、これは遊びや専門学校の授業ではなく、お金を貰ってやっている「仕事」なんですわ!


逆の立場になって見れば分かる。自分がお金を払う側なら、同じ1万円出すなら素人ではなくプロに仕事をしてもらいたい。当たり前だ。

仕事は全てが公式戦であり全てがタイトルマッチなのです。


さてー(笑)

(例5)
ここで選手交代。
プロSが素人さんとチェンジ。

プロAがよいタイミングでよいパスを出す

プロSがレシーブ、プロBによいタイミングでよいパスを出す

プロBがレシーブ、プロCにパス

プロCがシュート


(おまけ=最悪パターン)
素人監督「なんでお前はシュート1本しか打てないんだ!」
プロC「いやまじでボール来ないんです、ここまで。」
素人監督「来ないならお前が取りに行けばいいだろう!」
プロC「サークル内からじゃないとシュート打てませんよ…監督…」
素人監督「知らん!打てったら打て!ボールが無くても打て!全員で打て!」


…とまあ(笑)
これはあくまでも単なる例ですけど…(笑)



素人の数が多いとプロジェクトは進まない。
トップが素人でかつ人の話を聞かない場合や学ぶ意志がゼロの場合は最悪になる。


そしてプロとは何か特定のジャンルのエキスパートであることが多く、つまりは自分のマター(守備範囲、領域、担当)を非常によく分かっている。

自分が何をすることがそのプロジェクトにおける役目なのかをよくわかっている。
言い換えれば「自分はなにができないか」を知っているのがプロ。


続く。