お金に困ってカードローンなどで借入したら、財布や口座に余裕があったら一括返済する。
その方が絶対にトク。
ということを兄が言っていたので「何か失敗したの?」と聞くと「まさか!」と首を振りました。
というのは、昔、親友が複数のカードを使って借金を重ね、どうしようもなくなってしまったことが忘れられないからだそうです。
「他人だったらいいけどね」と苦笑いしていました。
コンビニや銀行のATMを使って自分の口座みたいに出し入れ(借金)できるので、あとで返さなければいけないお金だという感覚が鈍ってしまうのかもしれません。
だって、一度お財布に現金を入れたら、自分のお金と借金のお金と区別つかないですから。
ある意味、怖いなと感じました。
実際にキャッシングに申し込もうと思っても、審査の内容が気になって躊躇している方もいるのではないでしょうか。
審査においては、申請者の社会的地位や収入状況を踏まえ、借入の返済能力に問題がないと判断されれば、審査に合格できるでしょう。
申請理由の説明責任はないので、ギャンブルのためのキャッシングであっても自分で決められます。
申請時の契約通り、期限内に全額返済できれば、遊興費に活用し、気分転換することもできます。
しかし、どのような事情があろうと返済日には必ず返済できるようにしておきましょう。
もし払えなければ、返済期限を超えた日数分、遅延損害金を支払わなければなりません。
もし、支払いが遅れた場合は一日でも早く返済してください。
2010年の法改正後、キャッシングやカードローンなどの金利は制限を受け、違反業者には厳しい罰則が課されるようになりました。
とはいえ、利息制限法では最大18%であるのに対し、出資法ではそれを超える29.2%以下で貸付可能でした。
あれ?と思った人も多いでしょう。
「普通免許では10人乗りまでだけど、大型免許なら30人以上乗せても良い」のと同じで、違法ではありません。
でも11%以上違うと支払額が全然違うでしょうね。
黒でも白でもないということで、グレーゾーンと呼ばれているのはそのためです。
「過払い金請求」のCMでは詳細について語られていませんが、このような契約によって業者に払い過ぎた利息分を返金してもらうものです。
専門知識が必要なため、手続きは弁護士を通じて行われます。
さて、実際にカードローンを組んだ場合に気にかかるのが、カードローン会社が設定している金利ですよね。
TVなんかを見ていると普段、カードローンのコマーシャルをいくつか目にしていると思います。
ですが、コマーシャルで宣伝している金利の割合は、当たり前ですが、各社ごとに異なっています。
高い金利であれば、それだけ利息も高くなってしまうため、金利を確認して、安いところを選ぶのが良いと思います。
無事にキャッシングを完済した後、業者との契約はどうすればいいのでしょうか。
そのまま契約を続ける人もいれば、借金したくないという理由で解約するのが当たり前だと思っている方も少なくありません。
解約の方法ですが、ご自分で業者にその旨を連絡し、指示通りにハサミでカードを切って使えないようにすれば、解約できます。
なお、完済している方ならいつでも解約手続きを取れますが、一度でも契約を解除したのなら、また利用したいと思った時には、再度審査を受ける必要があります。
いざという時に備えて契約を続けるか、安易に借り入れないために解約するか。
どちらが都合が良いのか、ご自身の性格や環境を踏まえて選択しましょう。