※ロミオ&ジュリエット感想メモ。エスカラスルートネタバレを含みますご注意ください。
プレイ時間……6時間10分
1章
「それでは味気ないから……、そうだねえ。よし、……私と君の素敵な夜に、ってのはどう?」
エスカラスさまは仮に見た目がお年寄りで90歳くらいでもモテモテだったんだろうなあと、ようやく攻略対象感が出てきました。
「君が来ると嬉しくてね。年甲斐もなくもてなしてしまうんだよ。普通の女性なら、1セットだけだ」
本気なのかどうか気になるところですが、ベンヴォーリオ相手ではアフタヌーンティーセットは出さないようですし本当かもしれない。まあ貴族や身分のある女性とジュリエット並みに親しいことはないでしょうし、相手のことを考えると一つでしょうか。
「き、君は私にその、嗜虐心を煽られるのかい?私をいじめる、なんて……今まで亡き妻くらいしかいなかったんだが」
やはり奥さんもジュリエットのように可愛いと思っていたのでしょうか。今でこそ四百歳ですが、いやあ可愛いですよね。
「大公である私にも物怖じしない人だった。……なんとなく、君にも少し似ているのかもしれないね」
ロザライン様とは百年以上前にお亡くなりになったそうですが、二百年ほどは誰とも結婚していなかったことに驚きです。
2章
パリス「例えば、なんですが……、ヴァンパイアの身体能力を生かした見せ物、というのはどうでしょう?サーカスのようなもので、……曲芸、玉乗りなんか」
無意識にマキューシオの苦手な物を言い当てるだなんて流石パリス。二人とも今後も仲良くなることはなさそうです。
3章
「じゃーん!どうだい?なかなか似合うだろう?良かったよ、見た目だけでも若くて」
おんとしよんひゃくさい。なんだこの若者より若そうなノリは。あと、お忍びという言葉がエスカラス様から出てもそろそろ信憑性がありません。
「……人を見送るのは、もう嫌だなあ。せっかくなら、皆が……、傍に居て欲しいのに」
大公としては吐けない本音。きっとジュリエット以外はだれも知らないのでしょうね。感じてはいても、本人の口から語られることはない。
(……エスカラス様、おいたわしいっ!)
〈これは命に代えても護ってあげなくては……。彼の努力を無駄にしてはいけない……、そう思い私はマキューシオに手を広げてみせる。〉
ジュリエットはエスカラスの部下ではありますが、その思考はどうかと思います。無理があるとジュリエット自身も思っていたでしょうに。
マキューシオ「エスカラス大公殿下、お戯れを。……で、死にたいの?いつ死ぬ?今死ぬ?」
代わりにマキューシオが死ぬ?もといジュリエットに腹パン決められてもよいかと思います。空気読んで!!
「なっ、流石に私もウィリアムよりは強い!昔、腕相撲で勝ったことがあるから、間違いないよ」
まあ、ウィリアムは純粋な人間ですし、一応ハーフよりは力がないでしょうが……エスカラス様はどれくらい弱いのだろうか。
マキューシオ「本当ね。それなら僕的には、ロレンスとかのほうが理解出来るなあ……。あ、パリスは嫌だよ、絶対。ていうか、……まあ、僕が君ならロミオ一択だけどね!」
歪みない主従愛ですが、マキューシオにロミオがプロポーズしている場面想像してしまった責任を取っていただきたい。
4章
「ふふ、……年老いてからの若い嫁ほど可愛いモノは無い、と言うけれど。本当だね……、うんうん」
子供も同じですよね。つまり子供ができるとずっとこんなテンションなのでしょうか。
ロミオ「言うだけ、無駄な気がしてきたぞ。……なあ、ベンヴォーリオ……、やはり伴侶は必要なものなのか?」
ベンヴォーリオ「おいおい、独り身の俺に聞くなっての。……生まれて二十年のおまえと違って、独り身歴長いんだから……」
二人ともそろそろ嫁を探す時期でしょうか。ロミオの嫁候補はいくらでもいそうですが、ベンヴォーリオは……嫁になりたいという話ははたしてあるのかどうか。
5章
本当の婚約者だったらいいのに、からのキスしてもいいかいは卑怯。大事な会食前に何してるんだ。
キスしながら刺客の隙をつくのは映画のようにかっこよかった。ジュリエットもエスカラス相手なら冷静ですね。
6章
〈朝と夜の狭間。誰もいない街角を私とエスカラスは歩く。〉
この表現が二人に似合いだと思いまして。なんてことないワンフレーズですが、狭間の時間を腕を組んで歩けるのは、ヴァンパイアと人間、そしてハーフの境がなくなったようなそんな気がしていいなと。
(……私の、大公殿下)
これを口にしたらお泊まりどころかお持ち帰り間違いなかったと思うんですよね。かわいいなあと微笑ましくなる。
7章
「ああ、そうか……。そういえば私がそう言ったのだったね?この騒動が終わったら……、ああ、そんなことを言ってしまったか」
〈今にも舌打ちしそうな顔になる。とっても悪く、不機嫌そう……、悪戯をする子供のような顔だ。〉
手を出せないと。約束したからには破るわけにはいけない紳士さと子供っぽく我が儘になりたい気持ちが覗いて可愛いなあと。エスジュリはずっと可愛いと言っていたくなる。
「私は最後まで、自身の背負うものから逃げたり……、出来ない。楽ではないね、生きることは」
死ぬことも選べず、嫌なことから目を背けることは出来ても、最後には必ず責任を果たす。エスカラスの苦しみをほんの百年でも癒せるのなら、そしていつか他の誰かに癒してもらえるよう願ってジュリエットは逝くのかもしれない。
8章
ベンヴォーリオ「有り難きお言葉。なんでしたら、後で女王陛下を空中散歩にでもお連れしましょうか?」
気があったからと色々土産物をもらってくるエンドがあったくらいですから、空中散歩は無理でもアクロバティックを今後見せる機会はありそうですね。
〈息子を気遣う振りをして、ただ彼女は遊んでいるようだ。〉
(…………。こんなこと、言っちゃ駄目かもしれないけど……、マキューシオのこと気に入りそう)
ブラッドリーは気弱な息子みたいですが、さてはて空中散歩はいかがなものか。マキューシオと陛下を合わせたら気はあっても国交問題になりかねないので人目がある場での謁見はダメですね。マキューシオもそこはわかっている貴族ではありますが……。
9章
「どうしたらいい、っ、ジュリエット……っ!もし、……私の望みを叶える、ためっ、私を裏切っていた、としたら」
ど、どうしよう……いやどうするもなにもないのですが、他ルートというかウィリアム攻略してウィリジュリ最高とか言ってごめんなさい!!!!
〈胸元に紅い痕を散らされ、背に爪を立てる。服の上からでは何も意味が無いと分かりながら、彼にも何かを残したいとそう願ってしまう。〉
一生消えない傷をつけてやりたい、というクロアリペータールートの台詞が過ぎりました。ちょっとちがいますが、何か残したいと思ってしまうのは先行く者としてはあるのかもしれない。
最終章
ウィリアム「ボーフォート家はヴァンパイアの身体能力の秘密……、ひいては、その遺伝子を持った奴隷を強く欲していたようです」
奴隷ですか。なるほどね。兵士ではなく奴隷と。
カトリーヌ「私の負けだ、ヴェローナよ。……後日、謝罪と共に、五分で条約を取り決めよう」
その心神のみぞではなく大公のみぞの、の正体ですね。ジュリエットがいなかったら、彼は彼自身でこの道を見つけ出すのでしょう。……その意味ではジュリエットは妨げになったともいえますが、精神安定としてジュリエットは必要ですよね。
「帰って来たら、君を百発くらい殴らなくてはならない。……だから覚悟して、……行っておいで」
ウィリアム「……!行ってきます、……エスカラス様」
たぶん一発殴ってそれ以降は言葉でしょうね。謝罪の言葉ではなく、今後どういう関係になるかの話し合いみたいな。そして帰ってくるように求める言葉はウィリアムとしては嬉しかったのかなと。優しすぎる人だと。
ウィリアム「それにしても、先日彼に殴られた頬がまだ恐ろしく痛いんですが……、これってなんなんでしょうね。痛み止めを飲んでいるのに……」
〈頬を撫でながら、ウィリアムはむうっと息を吐く。正直、私も一発だけ殴らせてもらっているので苦笑いしか返してあげられない。〉
心が痛むから痛く感じるんですよ、と言おうとしたらジュリエットも殴った。
人を殺せそうなパンチを???……それはそれは痛いでしょうね……
(……それにしても、本当に百回殴るなんてね)
えっ。……えーと、エスカラス様のお手が大丈夫ですか?弱そうですが。
「百発だ、……百発殴った。これで、全部チャラにすることが出来たよ……、ウィリアム」
百発で国家をかけた問題、そして長年にわたる裏切りをチャラに出来るだなんて……これからも長き時を共に歩む唯一の友であってね。そうじゃないとジュリエットが化けて出ます。
「実はアダムソン夫人経由でね、マンチュアの裏金の情報を握っていて……。あれでちょこっと脅しをかければ、五分には持ち込めたと思うんだ」
あーあー聞こえません。聞かなかったことにしたい。たぬきじじいだった。
ウィリアム「……僕はね、あなたに感謝しているんです」
「……僕の罪を暴き、そして救ってくれたこと。おかげで、……僕は友も、居場所も無くさずに済みましたから」
研究だけの人生ではなく、人の温かさを失わずにいられることはよかったですね。……他ルートだと、関係は続けてももう気軽に飲みにはいけなかったでしょうから。
ベストエンドA
〈私とエスカラスが、マンチュアの片隅にオープンしたお店。幸せ、という名のカフェ『フェリーチェ』〉
幸せをお届けという意味かもしれませんが、夫婦が幸せいっぱいなのでしょうね!
「ごほん。エスカラス、……もう何年、じゃないわ……、ええっと、150年よ」
150年も一緒なのに様付け……?いや、五年前まではヴェローナにいたのか。
(でも、……それももう終わったわ。ロミオが街と森、両方の統治者となってくれたから……、こうして私達はゆっくり出来る)
あ、そうですね。パリスもその子供も死んだ後でしょうし。
マキューシオ「やっほー、ぶち壊しに来たよー!!」
150年もバカップルやってたらそりゃぶち壊したくもなりますよね!!!!
(古ぼけて、……なのに、ちっとも色褪せない)
〈幸せな、幸せな、……あの日の私達だ。〉
!?!?!?!?こ、ここでこれきますかお写真!!泣きそうです!!!ハッピーネバーアフター。ありがとうございました。……もしかしてこれが一番最後に見るべきエンドでした?
サブエンド
〈ずらりと並んだ、女性ものの衣類。その全てが修繕され、とても綺麗にとってあつた。彼女の死後、百年は経っているというのに、……まだ着られるほどに丁寧にしまい込まれていた。〉
でも、それをジュリエットに差し出したということは一歩を踏み出せたということなのでは?
「私と、結婚してくれるね…… ?君は、私の忠実な部下……、違うかい?」
エスカラス様だからこそ傲慢!と憤怒できずそうですね結婚しましょうとジュリエットを送り出してあげられる。安心感がすごい。
いつか自分を見てくれるようにって、もう見てるでしょう!勘違いする両者は結婚してもしばらくは切ないかもしれない。が、子供が出来たあたりで気づくとかありそうで胸熱展開希望です。
まさかノーマルエンドにスチルがないとは。
グッドエンド
(でも、今更嫉妬したりはしない……)
〈私は今日、彼女からエスカラスを譲り受けに来たのだから。〉
サブエンドでも嫉妬しないほど相手を信じていればよかったのですがね。……もしかするとあちらではお墓の前で結婚の報告を聞いて初めて彼の愛がロザラインではなく自分に向いていると気づくかもしれませんが。
「ロザライン、……この子、君に似ていないかい?私よりよっぽど男らしくて、……たまに立つ瀬が無いよ」
あ、サブエンドでは一生わかりあえないフラグ。
どうしてこんなに美しいスチルを出してくるのか。エスカラスから見たジュリエットも同じようにきらきらと輝いて見えたことでしょう。天使の羽根でも見えそうなのは、ロザライン様が見守ってくださっているからかもしれませんね。
二人で、描いていく。幸せな物語の結末はまだ先ですが、ウィリアムに問われなくても幸せを目指して二人で歩んでいくのでしょうね。
ベストエンドB
!? パトリシアとシルヴィオ。……可愛い。ティボルトとの子供もかわいかったがこれはこれで……ふふふふ(お嬢さんをお嫁さんにください熱再来)
!?じじじじじゅりえっとがこのエンドはものすごく積極的ですね。十年経っても熱々カップルとは。子供も大きいみたいですがそこらへんはいいの?戻ってきたら聞かれませんか?
「……幸せです」
グッドエンドから来たので幸せだと断言されるとよかったねとぽんぽん肩をたたきたくなる。
〈明るい日差しのもと、私達は笑い合う。これが、私の望んだ物語の結末。〉
ヴァンパイアは全員人間へか。ロミオも人間になっているということは、すべてを人間に変えてからでしょうから。もし残っていたら抑える人がいなくて悪事を働かれても困りますからね。……ロミオルートでさえ叶わなかったことが、ここで叶うとは。よかったね、ジュリエット。別時空だけども。
ベストエンドC
ウィリアム「……ただ、ジュリエット。もし、あなたが先に逝った時、僕はエスカラス様に同じことを尋ねてもいいでしょうか?……僕は、……僕の数少ない友として、彼に幸せな道を歩んでもらいたい。人々をヴァンパイアにし、ずっと傍に添わせるのも、……逆に人として死なせるのも。……彼の望む未来を描いてやりたい。……そう願っても、構わないでしょうか?」
このエンドだからこそ、こんな言葉が出てきたのでしょう。ウィリアムエンドならどうしたのか本当に気になるところ。ジュリエットに感化されて薬を二つ渡すでしょうか?
ティボルト「ふふ、首尾はって聞かれると悪巧みしてるみたいじゃないか。出来たよ、きっと姉さんも、……に、にい、……に、……いさ、んも驚く」
〈何を隠そう義兄本人であるエスカラスがそれを強いているのだが、ティボルトはなんとも気まずそうだ。〉
ああ、エスカラス様ったら……叔母さまはなんと呼んでいるのか気になりますね。
ティボルト「……こうやって、全員が集まるのは久しぶりだね。何故か、マキューシオにはよく出くわすんだけど……、あいつって暇そうだよね」
ティボルトをからかいたいのかティボルトであそびたいのかティボルトをおちょくりたいのか。……全部同じ意味?気のせい気のせい。気が合う友なんですよ。
「即位、四百周年、おめでとうございます!」
!?あ、ああ……ベストエンドAで記録に残っているといってましたからね。399年で在任を辞めたのか。
「うええっ!?ウィリアムまで何をやっているんだい!?私は、……ぐう、主賓だよね!?」
ウィリアム「あなた達のやることは、可笑しなことばかりですよね。エスカラス様でなくなったあなたなら、足蹴にしても大丈夫かと思いまして」
いやあ楽しそうで何より。ウィリアムいい顔ですねえ。……エスカラス様生きてます?
ロミオ「これが、シャッターチャンスというやつだな。よし……」
バルサザーのカットインいりました!?ありがとうございます!!!
「……うん、そう、だね。ああ、……本当に、幸せな四百年だったよ」
あんなに長い生に疲れていたのに、幸せな四百年だったと言えるようになったことに涙が出そう。そりゃあエスカラスは泣きますよ。赤の他人でもうるっときますよ。
素晴らしかった。なぜ今作をすぐプレイしなかったのかと寝かせておいた過去の自分の首をしめたい。
珍しくプレイ直後のハイテンション↑↑でお送りします。
押し倒しながら短剣を持つスチルはオープニングでわかっていましたが、まさか映画ばりばりのシーンだとは思いませんでしや。熱烈なキスをしながら刺客を誘い込む手腕には惚れ惚れしましたね……ジュリエットは潜入捜査の素質があるかもと思いました。が、まあ相手が好意を寄せている人だったからでしょうが。パリス、ロレンスあたりなら同じこと出来たでしょうが、他キャラ相手だと上手くいかなかったでしょうね。
ロザラインに虐められていた大公。百年前から嗜虐心を煽られる変わらぬエスカラス様だったのでしょうが、ロザラインのドレスを着せるくだりが華麗にカットされていたのは勿体無かった。もやもやするジュリエットのくだり、もしくは切ない顔をするエスカラスに寄り添うワンシーンがあってもよかったのでは。……と書いていた時点でサブエンド未定なかったのですがありましたねええええええ!ベストエンドは余裕があるので葛藤はなかったのでしょう。
大公夫人になる、のくだりは驚きましたが、エスカラス攻略にはそれくらいのイベントがないと難しいですよね。パリスといいエスカラスといい尋常ではなく忙しい方ですから。……しかし、フェイクの婚約として正式発表はしないとしても、ジュリエットの経歴に傷がつくような噂が立つのでは?エスカラス大公が女遊びをされるはずがないとなるのか、ジュリエットがたぶらかそうとして失敗したとなるのかどちらに転ぶかによりますが。
さて。
お忍びとは?お忍びの意味ってなんだったかと真剣に語りたいですね!どのルートでも絶対お忍びできていないエスカラス様。今回は服も名前も変えていましたが、服を変えてもエスカラス様だとみんなが目をそらしてましたしね。名前もなんとかならなかったのでしょうか?あとジュリエットと同じ思考でヴァンパイアの村へ聞き込みに行くのは大公としてどうなのか。ロミオがやっているのなら〜と言っていましたが、片方の統治者がしていることはしておかなくてはと思う気持ちと純粋に生ヴァンパイア村に行きたい気持ちはどれくらいの割合だったのか気になるところですね。
7章の添い寝スチルが個人的に好きです。エスカラスのスチルはいいなあと思うものが多かったのですが、このただ添い寝してるだけのスチルが弱音を吐いているシーンだったからか印象的でした。夢を見させてくれないジュリエットの返答も好きです。それが正解選択肢というのもね。
マンチュアについてからはしゃぐエスカラス大公は面白かったです。電話に驚いても、ちゃんと事態を理解しようと聞き返すのが流石エスカラス様。
ウィリアムの裏切り報告をパリスルートかロレンスルートかでした時は机に突っ伏していましたが、一人になった途端泣いてたのでしょうね……支えてあげられない別ルートでは、部下として見守ることしか出来ませんし、友としての立場は失ったでしょうし……エスカラスルートを選んで本当によかったなと思います。ウィリアムルートは酷い裏切りですよね……
最終章で女王と交渉するジュリエットのかっこよさったらなかったですね!あと危ないことをしたからと睨まれるジュリエットもレアでバカップルなだけではなくちゃんと大公として責めるところは責めるんだなあとにやにやしてました。
ベストエンドAでは本当にカフェを開いていて嬉しかったです。ロミオ、マキューシオルートで開かないのかなとそわそわしていましたが、二人で開けてよかったです。我が事のように嬉しくて嬉しくて。世界を探したらどこかで二人のお店に入れないものかとふわふわした気持ちになります。
サブエンドのすれ違いからのこれからどうなるか楽しみです。ところで、エスカラス様は押し倒されているように見える図が好きなのですか?単純に押し倒す際の腕の力が足りないのかもしれませんが(笑)水濡れ少女に求婚するのは状況を冷静に整理するとおかしいですよね。フェイクの婚約から大公命令で両片思いの結婚ですから。どの時点で2人の思いは通じ合うのか本当に楽しみです。
ノーマルエンドはジュリエットが倒れた後の2人の夢のような話の後でしたね。学校に宿屋の経営は上に立つものとしてであって別のこととはちょっと違いますが、何百年も校長をしていたり何百年もおいしいコーヒーが出る宿屋をしているのはおもしろいなあと楽しくなりました。そういうずっと先のスチルがエピローグにほしかったです。
グッドエンドではフェイクの結婚を公式にいきなり発表してしまうのには驚きましたが、ウィリアムと話し合うために未来を確定させたかったのですね。三人で、ウィリアムを友にジュリエットを嫁に。漏れ聞こえてくる会話が切なかった……支えてくれる人がいない話し合いはこんなにも苦しいのですね。見えない表情が見えるようでした。
からの、ロザライン様のお墓。次は結婚した時に顔見せでしょうか?
ベストエンドB。光の下でロミオとジュリエットが笑い合う姿、これこそロミオ&ジュリエットの本当の姿ですよね。相変わらず深い森に住まうようですが、光の下で見る花や水面の美しさに心驚かせたヴァンパイアは多いでしょう。さてさて、何故首筋にイタズラしました!?十年お付き合いして次は三人目作るつもりでしょうか。娘と弟とジュリエット家は生まれる順番固定なのかもしれませんね。ティボルト兄さんと慕われて和ませていただきました。
ベストエンドC。みんなが笑い合うエンディングに相応しいイベント。エスカラス様、本当にお疲れ様でした。四百年もずっとヴェローナを支えて、大切な人に囲まれて祝われるだなんて本当に、本当によかったですね。カットインやベンヴォーリオのスチルいるか!?と思いましたがいりました……まさかあの腐れ縁トリオのスチルがあるとは。すべてのルートを超えてきたからこそ、この三人が本当の意味で友として一緒にいるシーンに胸熱でした。ウィリアムが動いたことが本当に……よかったねと拍手を送りたい。
エビまみれの大公から始まり、芝まみれ。しまいには泣きじゃくって酷い顔、弱い言葉を聞いて護ってあげたいと思うジュリエットが取る結末。ウィリアムが幸せな結末になるようにと言いましたが、どれを選んでも強いジュリエットのことです。幸せを掴み取るでしょう。ネバーハッピーエンドアフター!!
エスカラスルートは本当にどのスチルもきらきらしていて、グッドエンドのスチルを筆頭に輝いて見えます。このルートを最後にやれてよかった。
幸せになれる作品。幸せ!と言い切れるプレイしてよかった作品となりました。
未プレイの方は是非VSのついでに、既プレイの方はプレイ順を変えて他キャラの心情を踏まえつつ再プレイをいかがでしょうか?
幸せでいっぱいな気持ちで幕引きとしたいと思います。