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銀無き幕開けは瞬く星より強き少女と8

※ロミオ&ジュリエット感想メモ。エスカラスルートネタバレを含みますご注意ください。




プレイ時間……6時間10分


1章
「それでは味気ないから……、そうだねえ。よし、……私と君の素敵な夜に、ってのはどう?」
 エスカラスさまは仮に見た目がお年寄りで90歳くらいでもモテモテだったんだろうなあと、ようやく攻略対象感が出てきました。
「君が来ると嬉しくてね。年甲斐もなくもてなしてしまうんだよ。普通の女性なら、1セットだけだ」
 本気なのかどうか気になるところですが、ベンヴォーリオ相手ではアフタヌーンティーセットは出さないようですし本当かもしれない。まあ貴族や身分のある女性とジュリエット並みに親しいことはないでしょうし、相手のことを考えると一つでしょうか。
「き、君は私にその、嗜虐心を煽られるのかい?私をいじめる、なんて……今まで亡き妻くらいしかいなかったんだが」
 やはり奥さんもジュリエットのように可愛いと思っていたのでしょうか。今でこそ四百歳ですが、いやあ可愛いですよね。
「大公である私にも物怖じしない人だった。……なんとなく、君にも少し似ているのかもしれないね」
 ロザライン様とは百年以上前にお亡くなりになったそうですが、二百年ほどは誰とも結婚していなかったことに驚きです。

2章
パリス「例えば、なんですが……、ヴァンパイアの身体能力を生かした見せ物、というのはどうでしょう?サーカスのようなもので、……曲芸、玉乗りなんか」
 無意識にマキューシオの苦手な物を言い当てるだなんて流石パリス。二人とも今後も仲良くなることはなさそうです。

3章
「じゃーん!どうだい?なかなか似合うだろう?良かったよ、見た目だけでも若くて」
 おんとしよんひゃくさい。なんだこの若者より若そうなノリは。あと、お忍びという言葉がエスカラス様から出てもそろそろ信憑性がありません。
「……人を見送るのは、もう嫌だなあ。せっかくなら、皆が……、傍に居て欲しいのに」
 大公としては吐けない本音。きっとジュリエット以外はだれも知らないのでしょうね。感じてはいても、本人の口から語られることはない。
(……エスカラス様、おいたわしいっ!)
〈これは命に代えても護ってあげなくては……。彼の努力を無駄にしてはいけない……、そう思い私はマキューシオに手を広げてみせる。〉
 ジュリエットはエスカラスの部下ではありますが、その思考はどうかと思います。無理があるとジュリエット自身も思っていたでしょうに。
マキューシオ「エスカラス大公殿下、お戯れを。……で、死にたいの?いつ死ぬ?今死ぬ?」
 代わりにマキューシオが死ぬ?もといジュリエットに腹パン決められてもよいかと思います。空気読んで!!
「なっ、流石に私もウィリアムよりは強い!昔、腕相撲で勝ったことがあるから、間違いないよ」
 まあ、ウィリアムは純粋な人間ですし、一応ハーフよりは力がないでしょうが……エスカラス様はどれくらい弱いのだろうか。
マキューシオ「本当ね。それなら僕的には、ロレンスとかのほうが理解出来るなあ……。あ、パリスは嫌だよ、絶対。ていうか、……まあ、僕が君ならロミオ一択だけどね!」
 歪みない主従愛ですが、マキューシオにロミオがプロポーズしている場面想像してしまった責任を取っていただきたい。

4章
「ふふ、……年老いてからの若い嫁ほど可愛いモノは無い、と言うけれど。本当だね……、うんうん」
 子供も同じですよね。つまり子供ができるとずっとこんなテンションなのでしょうか。
ロミオ「言うだけ、無駄な気がしてきたぞ。……なあ、ベンヴォーリオ……、やはり伴侶は必要なものなのか?」
ベンヴォーリオ「おいおい、独り身の俺に聞くなっての。……生まれて二十年のおまえと違って、独り身歴長いんだから……」
 二人ともそろそろ嫁を探す時期でしょうか。ロミオの嫁候補はいくらでもいそうですが、ベンヴォーリオは……嫁になりたいという話ははたしてあるのかどうか。

5章
 本当の婚約者だったらいいのに、からのキスしてもいいかいは卑怯。大事な会食前に何してるんだ。
 キスしながら刺客の隙をつくのは映画のようにかっこよかった。ジュリエットもエスカラス相手なら冷静ですね。

6章
〈朝と夜の狭間。誰もいない街角を私とエスカラスは歩く。〉
 この表現が二人に似合いだと思いまして。なんてことないワンフレーズですが、狭間の時間を腕を組んで歩けるのは、ヴァンパイアと人間、そしてハーフの境がなくなったようなそんな気がしていいなと。
(……私の、大公殿下)
 これを口にしたらお泊まりどころかお持ち帰り間違いなかったと思うんですよね。かわいいなあと微笑ましくなる。

7章
「ああ、そうか……。そういえば私がそう言ったのだったね?この騒動が終わったら……、ああ、そんなことを言ってしまったか」
〈今にも舌打ちしそうな顔になる。とっても悪く、不機嫌そう……、悪戯をする子供のような顔だ。〉
 手を出せないと。約束したからには破るわけにはいけない紳士さと子供っぽく我が儘になりたい気持ちが覗いて可愛いなあと。エスジュリはずっと可愛いと言っていたくなる。
「私は最後まで、自身の背負うものから逃げたり……、出来ない。楽ではないね、生きることは」
 死ぬことも選べず、嫌なことから目を背けることは出来ても、最後には必ず責任を果たす。エスカラスの苦しみをほんの百年でも癒せるのなら、そしていつか他の誰かに癒してもらえるよう願ってジュリエットは逝くのかもしれない。

8章
ベンヴォーリオ「有り難きお言葉。なんでしたら、後で女王陛下を空中散歩にでもお連れしましょうか?」
 気があったからと色々土産物をもらってくるエンドがあったくらいですから、空中散歩は無理でもアクロバティックを今後見せる機会はありそうですね。
〈息子を気遣う振りをして、ただ彼女は遊んでいるようだ。〉
(…………。こんなこと、言っちゃ駄目かもしれないけど……、マキューシオのこと気に入りそう)
 ブラッドリーは気弱な息子みたいですが、さてはて空中散歩はいかがなものか。マキューシオと陛下を合わせたら気はあっても国交問題になりかねないので人目がある場での謁見はダメですね。マキューシオもそこはわかっている貴族ではありますが……。

9章
「どうしたらいい、っ、ジュリエット……っ!もし、……私の望みを叶える、ためっ、私を裏切っていた、としたら」
 ど、どうしよう……いやどうするもなにもないのですが、他ルートというかウィリアム攻略してウィリジュリ最高とか言ってごめんなさい!!!!
〈胸元に紅い痕を散らされ、背に爪を立てる。服の上からでは何も意味が無いと分かりながら、彼にも何かを残したいとそう願ってしまう。〉
 一生消えない傷をつけてやりたい、というクロアリペータールートの台詞が過ぎりました。ちょっとちがいますが、何か残したいと思ってしまうのは先行く者としてはあるのかもしれない。

最終章
ウィリアム「ボーフォート家はヴァンパイアの身体能力の秘密……、ひいては、その遺伝子を持った奴隷を強く欲していたようです」
 奴隷ですか。なるほどね。兵士ではなく奴隷と。
カトリーヌ「私の負けだ、ヴェローナよ。……後日、謝罪と共に、五分で条約を取り決めよう」
 その心神のみぞではなく大公のみぞの、の正体ですね。ジュリエットがいなかったら、彼は彼自身でこの道を見つけ出すのでしょう。……その意味ではジュリエットは妨げになったともいえますが、精神安定としてジュリエットは必要ですよね。
「帰って来たら、君を百発くらい殴らなくてはならない。……だから覚悟して、……行っておいで」
ウィリアム「……!行ってきます、……エスカラス様」
 たぶん一発殴ってそれ以降は言葉でしょうね。謝罪の言葉ではなく、今後どういう関係になるかの話し合いみたいな。そして帰ってくるように求める言葉はウィリアムとしては嬉しかったのかなと。優しすぎる人だと。
ウィリアム「それにしても、先日彼に殴られた頬がまだ恐ろしく痛いんですが……、これってなんなんでしょうね。痛み止めを飲んでいるのに……」
〈頬を撫でながら、ウィリアムはむうっと息を吐く。正直、私も一発だけ殴らせてもらっているので苦笑いしか返してあげられない。〉
 心が痛むから痛く感じるんですよ、と言おうとしたらジュリエットも殴った。人を殺せそうなパンチを???……それはそれは痛いでしょうね……
(……それにしても、本当に百回殴るなんてね)
 えっ。……えーと、エスカラス様のお手が大丈夫ですか?弱そうですが。
「百発だ、……百発殴った。これで、全部チャラにすることが出来たよ……、ウィリアム」
 百発で国家をかけた問題、そして長年にわたる裏切りをチャラに出来るだなんて……これからも長き時を共に歩む唯一の友であってね。そうじゃないとジュリエットが化けて出ます。
「実はアダムソン夫人経由でね、マンチュアの裏金の情報を握っていて……。あれでちょこっと脅しをかければ、五分には持ち込めたと思うんだ」
 あーあー聞こえません。聞かなかったことにしたい。たぬきじじいだった。
ウィリアム「……僕はね、あなたに感謝しているんです」
「……僕の罪を暴き、そして救ってくれたこと。おかげで、……僕は友も、居場所も無くさずに済みましたから」
 研究だけの人生ではなく、人の温かさを失わずにいられることはよかったですね。……他ルートだと、関係は続けてももう気軽に飲みにはいけなかったでしょうから。

ベストエンドA
〈私とエスカラスが、マンチュアの片隅にオープンしたお店。幸せ、という名のカフェ『フェリーチェ』〉
 幸せをお届けという意味かもしれませんが、夫婦が幸せいっぱいなのでしょうね!
「ごほん。エスカラス、……もう何年、じゃないわ……、ええっと、150年よ」
 150年も一緒なのに様付け……?いや、五年前まではヴェローナにいたのか。
(でも、……それももう終わったわ。ロミオが街と森、両方の統治者となってくれたから……、こうして私達はゆっくり出来る)
 あ、そうですね。パリスもその子供も死んだ後でしょうし。
マキューシオ「やっほー、ぶち壊しに来たよー!!」
 150年もバカップルやってたらそりゃぶち壊したくもなりますよね!!!!
(古ぼけて、……なのに、ちっとも色褪せない)
〈幸せな、幸せな、……あの日の私達だ。〉
 !?!?!?!?こ、ここでこれきますかお写真!!泣きそうです!!!ハッピーネバーアフター。ありがとうございました。……もしかしてこれが一番最後に見るべきエンドでした?

サブエンド
〈ずらりと並んだ、女性ものの衣類。その全てが修繕され、とても綺麗にとってあつた。彼女の死後、百年は経っているというのに、……まだ着られるほどに丁寧にしまい込まれていた。〉
 でも、それをジュリエットに差し出したということは一歩を踏み出せたということなのでは?
「私と、結婚してくれるね…… ?君は、私の忠実な部下……、違うかい?」
 エスカラス様だからこそ傲慢!と憤怒できずそうですね結婚しましょうとジュリエットを送り出してあげられる。安心感がすごい。
 いつか自分を見てくれるようにって、もう見てるでしょう!勘違いする両者は結婚してもしばらくは切ないかもしれない。が、子供が出来たあたりで気づくとかありそうで胸熱展開希望です。

 まさかノーマルエンドにスチルがないとは。

グッドエンド
(でも、今更嫉妬したりはしない……)
〈私は今日、彼女からエスカラスを譲り受けに来たのだから。〉
 サブエンドでも嫉妬しないほど相手を信じていればよかったのですがね。……もしかするとあちらではお墓の前で結婚の報告を聞いて初めて彼の愛がロザラインではなく自分に向いていると気づくかもしれませんが。
「ロザライン、……この子、君に似ていないかい?私よりよっぽど男らしくて、……たまに立つ瀬が無いよ」
 あ、サブエンドでは一生わかりあえないフラグ。
 どうしてこんなに美しいスチルを出してくるのか。エスカラスから見たジュリエットも同じようにきらきらと輝いて見えたことでしょう。天使の羽根でも見えそうなのは、ロザライン様が見守ってくださっているからかもしれませんね。
 二人で、描いていく。幸せな物語の結末はまだ先ですが、ウィリアムに問われなくても幸せを目指して二人で歩んでいくのでしょうね。

ベストエンドB
 !? パトリシアとシルヴィオ。……可愛い。ティボルトとの子供もかわいかったがこれはこれで……ふふふふ(お嬢さんをお嫁さんにください熱再来)
 !?じじじじじゅりえっとがこのエンドはものすごく積極的ですね。十年経っても熱々カップルとは。子供も大きいみたいですがそこらへんはいいの?戻ってきたら聞かれませんか?
「……幸せです」
 グッドエンドから来たので幸せだと断言されるとよかったねとぽんぽん肩をたたきたくなる。
〈明るい日差しのもと、私達は笑い合う。これが、私の望んだ物語の結末。〉
 ヴァンパイアは全員人間へか。ロミオも人間になっているということは、すべてを人間に変えてからでしょうから。もし残っていたら抑える人がいなくて悪事を働かれても困りますからね。……ロミオルートでさえ叶わなかったことが、ここで叶うとは。よかったね、ジュリエット。別時空だけども。

ベストエンドC
ウィリアム「……ただ、ジュリエット。もし、あなたが先に逝った時、僕はエスカラス様に同じことを尋ねてもいいでしょうか?……僕は、……僕の数少ない友として、彼に幸せな道を歩んでもらいたい。人々をヴァンパイアにし、ずっと傍に添わせるのも、……逆に人として死なせるのも。……彼の望む未来を描いてやりたい。……そう願っても、構わないでしょうか?」
 このエンドだからこそ、こんな言葉が出てきたのでしょう。ウィリアムエンドならどうしたのか本当に気になるところ。ジュリエットに感化されて薬を二つ渡すでしょうか?
ティボルト「ふふ、首尾はって聞かれると悪巧みしてるみたいじゃないか。出来たよ、きっと姉さんも、……に、にい、……に、……いさ、んも驚く」
〈何を隠そう義兄本人であるエスカラスがそれを強いているのだが、ティボルトはなんとも気まずそうだ。〉
 ああ、エスカラス様ったら……叔母さまはなんと呼んでいるのか気になりますね。
ティボルト「……こうやって、全員が集まるのは久しぶりだね。何故か、マキューシオにはよく出くわすんだけど……、あいつって暇そうだよね」
 ティボルトをからかいたいのかティボルトであそびたいのかティボルトをおちょくりたいのか。……全部同じ意味?気のせい気のせい。気が合う友なんですよ。
「即位、四百周年、おめでとうございます!」
 !?あ、ああ……ベストエンドAで記録に残っているといってましたからね。399年で在任を辞めたのか。
「うええっ!?ウィリアムまで何をやっているんだい!?私は、……ぐう、主賓だよね!?」
ウィリアム「あなた達のやることは、可笑しなことばかりですよね。エスカラス様でなくなったあなたなら、足蹴にしても大丈夫かと思いまして」
 いやあ楽しそうで何より。ウィリアムいい顔ですねえ。……エスカラス様生きてます?
ロミオ「これが、シャッターチャンスというやつだな。よし……」
 バルサザーのカットインいりました!?ありがとうございます!!!
「……うん、そう、だね。ああ、……本当に、幸せな四百年だったよ」
 あんなに長い生に疲れていたのに、幸せな四百年だったと言えるようになったことに涙が出そう。そりゃあエスカラスは泣きますよ。赤の他人でもうるっときますよ。





 素晴らしかった。なぜ今作をすぐプレイしなかったのかと寝かせておいた過去の自分の首をしめたい。
 珍しくプレイ直後のハイテンション↑↑でお送りします。
 押し倒しながら短剣を持つスチルはオープニングでわかっていましたが、まさか映画ばりばりのシーンだとは思いませんでしや。熱烈なキスをしながら刺客を誘い込む手腕には惚れ惚れしましたね……ジュリエットは潜入捜査の素質があるかもと思いました。が、まあ相手が好意を寄せている人だったからでしょうが。パリス、ロレンスあたりなら同じこと出来たでしょうが、他キャラ相手だと上手くいかなかったでしょうね。
 ロザラインに虐められていた大公。百年前から嗜虐心を煽られる変わらぬエスカラス様だったのでしょうが、ロザラインのドレスを着せるくだりが華麗にカットされていたのは勿体無かった。もやもやするジュリエットのくだり、もしくは切ない顔をするエスカラスに寄り添うワンシーンがあってもよかったのでは。……と書いていた時点でサブエンド未定なかったのですがありましたねええええええ!ベストエンドは余裕があるので葛藤はなかったのでしょう。
 大公夫人になる、のくだりは驚きましたが、エスカラス攻略にはそれくらいのイベントがないと難しいですよね。パリスといいエスカラスといい尋常ではなく忙しい方ですから。……しかし、フェイクの婚約として正式発表はしないとしても、ジュリエットの経歴に傷がつくような噂が立つのでは?エスカラス大公が女遊びをされるはずがないとなるのか、ジュリエットがたぶらかそうとして失敗したとなるのかどちらに転ぶかによりますが。
 さて。お忍びとは?お忍びの意味ってなんだったかと真剣に語りたいですね!どのルートでも絶対お忍びできていないエスカラス様。今回は服も名前も変えていましたが、服を変えてもエスカラス様だとみんなが目をそらしてましたしね。名前もなんとかならなかったのでしょうか?あとジュリエットと同じ思考でヴァンパイアの村へ聞き込みに行くのは大公としてどうなのか。ロミオがやっているのなら〜と言っていましたが、片方の統治者がしていることはしておかなくてはと思う気持ちと純粋に生ヴァンパイア村に行きたい気持ちはどれくらいの割合だったのか気になるところですね。
 7章の添い寝スチルが個人的に好きです。エスカラスのスチルはいいなあと思うものが多かったのですが、このただ添い寝してるだけのスチルが弱音を吐いているシーンだったからか印象的でした。夢を見させてくれないジュリエットの返答も好きです。それが正解選択肢というのもね。
 マンチュアについてからはしゃぐエスカラス大公は面白かったです。電話に驚いても、ちゃんと事態を理解しようと聞き返すのが流石エスカラス様。
 ウィリアムの裏切り報告をパリスルートかロレンスルートかでした時は机に突っ伏していましたが、一人になった途端泣いてたのでしょうね……支えてあげられない別ルートでは、部下として見守ることしか出来ませんし、友としての立場は失ったでしょうし……エスカラスルートを選んで本当によかったなと思います。ウィリアムルートは酷い裏切りですよね……
 最終章で女王と交渉するジュリエットのかっこよさったらなかったですね!あと危ないことをしたからと睨まれるジュリエットもレアでバカップルなだけではなくちゃんと大公として責めるところは責めるんだなあとにやにやしてました。

 ベストエンドAでは本当にカフェを開いていて嬉しかったです。ロミオ、マキューシオルートで開かないのかなとそわそわしていましたが、二人で開けてよかったです。我が事のように嬉しくて嬉しくて。世界を探したらどこかで二人のお店に入れないものかとふわふわした気持ちになります。
 サブエンドのすれ違いからのこれからどうなるか楽しみです。ところで、エスカラス様は押し倒されているように見える図が好きなのですか?単純に押し倒す際の腕の力が足りないのかもしれませんが(笑)水濡れ少女に求婚するのは状況を冷静に整理するとおかしいですよね。フェイクの婚約から大公命令で両片思いの結婚ですから。どの時点で2人の思いは通じ合うのか本当に楽しみです。
 ノーマルエンドはジュリエットが倒れた後の2人の夢のような話の後でしたね。学校に宿屋の経営は上に立つものとしてであって別のこととはちょっと違いますが、何百年も校長をしていたり何百年もおいしいコーヒーが出る宿屋をしているのはおもしろいなあと楽しくなりました。そういうずっと先のスチルがエピローグにほしかったです。
 グッドエンドではフェイクの結婚を公式にいきなり発表してしまうのには驚きましたが、ウィリアムと話し合うために未来を確定させたかったのですね。三人で、ウィリアムを友にジュリエットを嫁に。漏れ聞こえてくる会話が切なかった……支えてくれる人がいない話し合いはこんなにも苦しいのですね。見えない表情が見えるようでした。
 からの、ロザライン様のお墓。次は結婚した時に顔見せでしょうか?
 ベストエンドB。光の下でロミオとジュリエットが笑い合う姿、これこそロミオ&ジュリエットの本当の姿ですよね。相変わらず深い森に住まうようですが、光の下で見る花や水面の美しさに心驚かせたヴァンパイアは多いでしょう。さてさて、何故首筋にイタズラしました!?十年お付き合いして次は三人目作るつもりでしょうか。娘と弟とジュリエット家は生まれる順番固定なのかもしれませんね。ティボルト兄さんと慕われて和ませていただきました。
 ベストエンドC。みんなが笑い合うエンディングに相応しいイベント。エスカラス様、本当にお疲れ様でした。四百年もずっとヴェローナを支えて、大切な人に囲まれて祝われるだなんて本当に、本当によかったですね。カットインやベンヴォーリオのスチルいるか!?と思いましたがいりました……まさかあの腐れ縁トリオのスチルがあるとは。すべてのルートを超えてきたからこそ、この三人が本当の意味で友として一緒にいるシーンに胸熱でした。ウィリアムが動いたことが本当に……よかったねと拍手を送りたい。

 エビまみれの大公から始まり、芝まみれ。しまいには泣きじゃくって酷い顔、弱い言葉を聞いて護ってあげたいと思うジュリエットが取る結末。ウィリアムが幸せな結末になるようにと言いましたが、どれを選んでも強いジュリエットのことです。幸せを掴み取るでしょう。ネバーハッピーエンドアフター!!


 エスカラスルートは本当にどのスチルもきらきらしていて、グッドエンドのスチルを筆頭に輝いて見えます。このルートを最後にやれてよかった。
 幸せになれる作品。幸せ!と言い切れるプレイしてよかった作品となりました。
 未プレイの方は是非VSのついでに、既プレイの方はプレイ順を変えて他キャラの心情を踏まえつつ再プレイをいかがでしょうか?


 幸せでいっぱいな気持ちで幕引きとしたいと思います。

銀無き幕開けは瞬く星より強き少女と7

※ロミオ&ジュリエット感想メモ。ウィリアムルートネタバレを含みますご注意ください。




プレイ時間……六時間

1章
「そうですね、例えば、ハンカチの色です。あなたが好むタイプ、もしくはあなたのファションに合っていると思うハンカチは何色ですか?」
 ど、どうしよう……攻略できる気がこの時点でしないのですが。
「一般的に薬を取り扱うとなるとあまり好ましくない匂いもしますね、色んな匂いが混ざりますし。けれど、それだと来る人に敬遠されがちなので、僕なりの工夫で匂いには気をつけているんですよ」
 ラベンダー、ローズマリー、カモミールなどのハーブのいい匂いがする薬屋さんはまるで香水を扱う店みたいですね。雑貨屋さんだと勘違いしそうないい匂いなのでしょう。

2章
「それでは、あと僕に出来ることと言ったら……、お礼のキス、でしょうか?」
 流石エスカラスとベンヴォーリオと腐れ縁なだけあります。からかうのがお上手ですこと。

3章
「少年の頃の彼は泣き虫でね、内心面倒だなって思っていたんですが、話を聞かせると泣き止むから面白くて」
 人間観察ならぬヴァンパイア観察を楽しんでいたようですが、ウィリアムのところに出入りしていたのは人間のとこに行けない時に、でしょうか。
八百屋の主人「いやあ、あの人、腕はいいけれど、どこか変わっているから女性に興味がないのかと思ってましたよ。ここだけの話、お嬢さんがいつ追い返されるか、仲間内で賭けたりもしましてね」
 仮に見た目や優しさに騙されて惚れ込んだ女性がいたとしても、邪魔だと思ったら追い返す〜と言っていた通りつれない態度をとりそうですね。

4章
「女性にこういった誘いをするのは、この長い人生で初めてです。上手くエスコート出来る自信はありませんが、それでも良いでしょうか?」
 研究馬鹿のため人付き合いにかけている時間がなかったのでしょう。

5章
〈白と金の組み合わせは高貴な雰囲気を纏って、まるで黄昏時の天使のようだ。〉
 そりゃあロミオ達のずっと祖先ですからね。高貴といえば高貴でしょうか。……天使っぽい色合いですが、ウィリアムが天使は無理があるような。堕天使くらいがギリギリ。
「つい刻むのに熱が入ってしまって、気付くとみじん切りになってしまうんです。だから、ちょっと食べ応えがないかもしれません」
 ベンヴォーリオが言ったのなら笑えるのですが、ウィリアムが言うとシャレにならない。

6章
「ジュリエット、僕の中には二人の僕がいるんです。……って言ったら驚きますか?」
「もう一人のあなたはどんなあなたなんですか?」
 間髪入れずに質問を返すジュリエットにびっくりしました。今までの反応から推測するに驚くか驚かないかの回答、またはどうしてそんな質問を?と疑問に思いそうなのに、余程ウィリアムについて知りたいと見受けられます。

7章
「……まあ、今日のところは見逃してあげますよ。狸寝入りは、もっと上手にしましょうね?」
 からかわれた!?と誤解してほしいのでしょうか。今はまだこの関係に甘えていたいのかもしれない。

8章
「台本の根底は切ない恋物語なのですから、彼に恋をするか愛した人を重ねるとか……、そういうことは出来ますか?」
〈彼はつい先日、私を愛していると言ったその口で今とんでもないことを言って退けた。さあっと血の気が引いていき、今にも倒れてしまいそうだ。〉
 暗に自分を重ねろと言いたいのかと思いきや残酷なことを。本当にジュリエットの気持ちに気付いていないのか?
「そうですか、仕方ありませんね。では、この際、誰かに恋をしてみてはいかがでしょう?」
 自分から離れてほしいのか?自分以外の誰かに好意を向け、傷ついてほしくないのでは。
「それに、マキューシオは恋多き人のようですし、親睦を深めるのといいでしょう。彼から色気を学んだら、恋の演技ももっとよくなると思いますよ」
 マキューシオと付き合ってしまってもよいと?
「すみません、なんだか手が滑ってしまいました。どうしてでしょうか……」
 自分から手放すようなことをしたのに、いざ他の男と仲良くしていると動揺するとかウィリアムも歳を重ねてはいますが恋の前には愚かなただびと。
 ロミオはウィリアムの気持ちに気付いていると。わかりやすい男ではありませんが、あそこまで傍に置く女性はそういうことだと周りから思われてもおかしくはないですよね。八百屋ではありませんが、ウィリアムをそこそこ知る者からしても好意を寄せていると思われる。
ロミオ「気持ちの悪いことを言うな。私としてはそろそろ、マキューシオには独り立ちしてもらいたいと思ってだな……」
 年齢的にでしたら独り立ちするのはロミオですけどね。
マキューシオ「女の子だけじゃなくて、小さな子からご年配の方まで女性なら年齢問わずだよ?まあ、そりゃ好みの年齢層ってのはあるけどね」
 ああ……なんでこんな男に引っかかるルートがあるのだろうって気持ちでいっぱいです。
パリス「前よりももっと綺麗になりました。それと……」
「ええと、怒らないでくださいね。上手い言葉が見つからないのでこんな表現をするのですが……、少し愚かになりました」
「そうですか?愚かであるからこそ必死になっている姿は可愛いですよ。剥き出しになってしまった心が傷つかないように庇護欲も湧いてきます」
 パリスルートの恋するパリスも守りたくなるのであのルートは逆転だったのかなと思います。美しく可愛くなったジュリエットに失恋するパリスが今ルートですか……いや他ルートでも必ず失恋してるのでしょうが。
パリス「……ただ君を愚かにしたのが、僕でなくて少し残念です」
「僕と婚約していた時の君は、とても冷静でしたから。そう思うと、少し悔やしいですね」
 だからといって怖がれ。というのもどうかと思いますが。

9章
「僕はね、ジュリエット、賢くありたい。この世の知識全てを学びたいのです。なのに、あなたを前にすると賢者の石を手に入れた先人の如く、愚かな望みを抱いてしまう」
「ええ、破滅へと続く禁断の誘惑です。智を極めた先人達は大抵皆それで滅びていった。僕は自殺願望などないのに、どう責任を取ってくれるのですか」
 恋する男にしてしまうのならそれはそれで。おもしろいからいいのではないでしょうか。うん、他攻略対象を差し置いて選ばれているのだ。笑わせてくれるくらいでないと。
「僕が好きなのでしょう。イエスと言えばあなたは僕の全てに触れられる。髪も、唇も、肌も、全て好きなだけ、ね」
 オープンングの台詞ですね。恋人になってからの台詞かと思いきや……いやまて。ここは宿屋。つまり、告白からキスから暗転から全部一思いにやろうと?…………!?他ルートはワンクッションくらいあったのに全部詰め込むと!?
 予想通りでした、以上。

最終章
エスカラス「何を言っているんだい?ロレンス。そんなの一人しかいないじゃないか、月に喩えて見劣りしない男なんて、ここには一人しかいないだろう」
 マキューシオではダメですか!金星で!!!……そんなわけないと思いますが、ジュリエットとロミオが組むのが嫌で遅らせる妨害をしているわけではないですよね。さてロミオルート通りなら間に合うようにはやってくるでしょうが。
「それは遠慮しておきます。あなたが自ら主役をやりたくてたまらないなんてこともないと思いますし」
パリス「そうですか?残念です。もちろん、僕が主役なんてとんでもない、あなたが困っているようだったので提案さしたのですが……」
 ジュリエットといちゃつく役を巡る静かな戦いが始まりました。表立って自分がやる!と言い出せないが他メンバーもできるものならジュリエットの隣に立ちたいでしょう。見込みがあるのは、エスカラスとマキューシオもですね。ティボルトとロレンスは……さすがに難しいでしょうが。
「本気で生涯一度の恋に溺れるような、そんな気分です。今まで恋に溺れる者を愚かだと思っていたのですが、考えを改めないといけないようですね」
 これから溺れるんですよ。ベストエンドですし……溺れてもらわなくては国外追放されては困りますし。

ベストエンド
「愚かにしているつもりはないとか言わないでくださいね。僕はあなたの体も心もその運命も手中に収めたいと思っているのに」
 人生、ではなく運命と表すのが神様目線というか、次元が違いますよね。愚かになっても変えられるものではないですが、怖く感じるものは仕方ない。
「実は私、あなたに恋するために生まれてきたんです。なので、もうあなたは、望み通り私の運命までも手にしてるんですよ」
〈私の言葉に、ウィリアムはぽかーんと口を開け目を丸くする。〉
 ロミ&ジュリ一二を争う名言なのではないでしょうか。こちらどのキャラにいっても同じ反応をしてくれそうです。
「なんですか?もう、エスカラス様が双子だと言われても、ウィリアムがこの世界を作ったと言われても驚きませんよ」
 いやまあ、ヴァンパイア作ってますからこの国を作ったようなものですかね。世界か……ジュリエットと二人で幸せに暮らせる世界作り出したら問題なのでこれからは発言には気をつけるべきかもしれない。
「ヴァンパイアと人間の和平のために、力を貸してくれませんか?僕はハーフですから薬の効力は確かめられません。だから人間であるあなたの体を借りたいのです」
 1人体実験説2子供を利用3実は不老長寿の実験
 銀の皿に乗った首ではなく、まるごとジュリエットを……。なんでベストエンドなのにぞわぞわするのでしょうか。これエンドなんですよね?

ノーマルエンドへの
4章
ロレンス「差し支えなければ、理由を聞いても?俺としては、ヴァンパイアの中でも知名度の高いこいつと仕事を共に出来た方が楽なのですが」
 ヴァンパイア【ハンター】の間違いでは。
「しかし、だんだん、僕の台所があなたに侵食されている気がしますね。この間なんて、知らない茶葉がいくつか増えていました」
 整理整頓をして何がどこにあるか把握できないと落ち着かないウィリアムが、侵食されることに微笑みを浮かべている図を考えて微笑ましくなりました。いやあ先ほどロレンスと林檎で空寒くなったのが嘘みたいだ。
5章
「でも、最近、よく分からないことも出てきました。自分の望みや、欲しいもの、こんな感情は研究以外では初めてで……、いえでも、これも研究の一環かもしれませんが」
 初恋もまだだったり?恋をするように研究だけにのめり込んできたのでしょうか。
「その、少女と一緒にいる限り、その男の人は彼女の親を殺したという罪に苛まれるでしょう?私がその少女だったら、自分の愛する人を苦しめたくはないですから」
 この展開なら距離を置くこともないのでバッドエンドならぬサブエンド直行間違いないでしょうね。
7章
「でも、あなたを手に入れたいという気持ちは本当ですよ?愛しています」
「知的好奇心ですよ。あなたの言動は、しばしば僕の理解の範疇を超えますからね。これからどうなっていくかも、見届けたいですし」
 寝たふりではなく愛を通じ合わせた二人の邪魔をしに覗きに来た人が!展開かと思えば、これはどうなんだろうか。愛の告白なんですよね、たぶん。
「何が違うというのです?興味を持ち、その全てを知りたいと思う。その結果体を重ねることを愛というのですよ」
 言語化に成功している時点でそれは愛ではないのでは。
「ないのであれば、それはあなたがそうあって欲しいと願う愛の形なだけですよ。友愛、親愛、恋愛以外にも愛の形は様々です。なのに、恋愛だけ何故相手の体を求めるのか。それは、そこに愛云々などという高尚とされるものが関わらないからです。あるのは相手を知りたいという興味と、欲しいと思う純粋な欲求」
 知識でしか愛を語れない可哀想な人なんですね。愛を求めていない分、パリスとは違い本当に可哀想。
「あなたが興味を持っているのは私にではなく、私に対して抱く自分の思い……。それを解明したいんじゃないですか?」
 恋に溺れていないジュリエットは冷静ですね。愚かだとパリスに指摘された彼女ではないから冷静だ。
「でも、もし、あなたがこの先僕を受け入れてもいい、僕の気持ちに応えようと思えたその時には……」
「……今の続きをしましょう?それまで僕な好奇心を理性で抑えます」
 甘くときめくシーンなんですよね!?応えるんじゃないジュリエット!たたかえジュリエット!親衛隊共々応援してます!
〈私は知らないうちに悪魔の手の内に迷い込んでしまったのかもしれない。〉
 かもではなくまさしく悪魔に捕まったんですよ!!!!逃げて、全力で逃げて!!!!

サブエンド
「罪には罰が必要でしょう?誰かが罰しないと、罪は償われませんから」
〈そう言うと、ウィリアムは小瓶の中身を口に含んだ。〉
 ウィリアムが口にして問題がないもの……ヴァンパイアになる薬、とか?
「さようなら、ジュリエット。それでも僕はあなたを好きになっていました……」
 毒には耐性があって死なない方でした!?え、これファンディスクでしたよね!?
〈なにせ、今まで築き上げてきた自分という礎が全てなくなってしまっている状態だ。それなのに、私は焦るどころか、ちょっとホッとしたのだ。思い出さなくていいのだと。〉
 毒薬でなかったのはいいのですが、溶液が必要になったとはそういう……記憶を失えばほぼ別人です。もうウィリアムはジュリエットに興味はないのでしょうか。それとも溶液の効果の観察として興味はあるのか。
ティボルト「まあ、形にはなってきたかな。姉さんの代わりがパリスだから、常にロミオとの間に張り詰めた緊張が流れているけどね」
 たとえ大金を積んででもいいからその舞台がみたい!!!ついでにロレンスの女装もお願いします!
(私が唯一、忘れないように守っていた名前。まるで、宝物のように……)
 姿を消しただと!?疑いはかけられていたでしょうがまさか姿を消すとは。
「……参ったな。諦めきれないじゃないですか」
 一ヶ月間も逃げ回ったくせにこんなに近くで顔を見てしまえば脆くも崩れ去る。様子を見て二度と戻らないつもりだったのでしょうか。
 そうでした。このエンドでは告白すらまだでした。キスは殺される!?疑惑の時だけだけでしたが、記憶喪失の女に舌入れするのはどうなんだとすら思わなかったので切なさって偉大!
「行きましょう、ジュリエット。君が望んでいた僕との旅……、こんな形にはですが、楽しみましょう?」
 グッドエンドでくる話かと思いきやまさかの愛の逃避行!楽しく行って愛の逃避行ですが、どう考えても怪しげなクスリ飲ませて誘拐ですから見つかったらウィリアムの命はないですね☆

グッドエンドへ
9章
 一晩中キスしてて折れなかったオチじゃないですよね?それはそれで……今後征服しがいがありそうだと好奇心を燃やしていそうですが。
 ああ、グッドエンドではロミオは定刻で来るのですね。隣で手を握るウィリアムがいるのはなんだろう。舞台にいてよとよくわからない気持ちになりました。サブエンドをまだ引きずっています。
グッドエンド
エスカラス「でも、これを機に私は大公を辞職して役者にでもなろうか。その方が皆喜びそうだとは思わないかい?」
 で、劇場横のカフェでコーヒーとお菓子を振る舞うのですね。



 一晩おいても攻略したのかと首傾げていたのですが、半日おいてようやく落ち着いてきました。

 サブエンドの破壊力

 これでも落ち着いたのです。落ち着いたのです(大事なことなので三回は言う)凄まじかったですね。凄まじかった。むしろあれが正規エンドなのでは?という詰め込み具合でした。
 全体的にウィリアムはエンドごとのボリューム、そして非正解選択の会話のボリュームがすごかったです。非正解選択の方が話が弾みますし内容も面白いのですが、楽しく話せば話すほどあのノーマルエンドのすれ違いに通じるのかと思うと……。話を弾ませてはいけない攻略対象というのも珍しいですよね。
 グッドエンドで領主ではなく医師見習いとしてして生きる道を選んだジュリエット。……同棲していないことが不思議でなりません。合鍵を持っていますし、彼の1日の予定を把握、1日の報告をしながらお茶をする……と。押しかけ女房というかすでに夫婦なのでは。お二人の結婚式にはよんでくださいなんでそうなった!?とロレンス並みに微妙な顔をしたい。
 興味を持つことはジュリエットだけ。……ノーマルエンドが頭をよぎり、これはグッドエンドなのだろうかと戸惑っていました。
 まったく関係ないロミオとの絡みが多いルートでした。最後の舞台直前の夜の散歩での不正解選択肢の掛け合いの感じからも二人の絆を強く感じました。いい友人関係を続けられそうですね。
 感染病の特効薬のお花ですが、この中で寝たら死ぬので気をつけて。で夢から覚めましたね。ベストエンドはこのお花に囲まれた可愛らしい雰囲気のはずなのですが、どうしてか幸せムードだとお祝いできない謎。流石ウィリアム、この後何が起きるのかとドキドキそわそわしたままエピローグがない。なぜだ……エピローグがあればまだお祝いできたかもしれないのに、ウィリアムルートは一つもエピローグがなかったのでは?攻略したのかどうか不安になる要因はそこかもしれません。カーテンをしめてほしかったです。
 ベスト兼グッドであるファイナル章のグラスイベント。ジュリエットのカットインをありがとうございます!!!!さて、グラスを回してわざわざ自分が口をつけた部位とジュリエットが口をつける部位を同じにするだなんてマキューシオ並みに意地が悪いですよね。それをさらっとやってのけるあたり……ロゼ様ありがとうございます。ジュリエットが口をつけた後は美味しく感じていたりしそうですね。成分的に変わってはいないが感情一つで味が変わるのは面白いものだと自分の変化に興味津々かもしれません。
 ノーマルエンドはどこからノーマルに入ったのかわからずおろおろしてしまいました。自然に分岐したもので、てっきりサブエンドと共通なのかと。エスカラスから興味があるのは〜のくだりを聞いていない時点だと、本気で攻略は無理なのでは!?となりますね。しかもスチルは【ジュリエットが】告白してきたはずの男を見ている図ですから。……差を埋められなくても、手中に捉えられるのはすぐそこみたいです。
 宿屋で僕の恋人だと凄むシーンはよかった。力でねじ伏せるのではなく、金貨を投げ渡して話をつけるのもウィリアムらしいなと。そこからのお泊まりはお泊まりしない選択肢が出なかったので更に選択肢がほしかった。もう一回からまれて今度こそ手荒に……な流れはR指定ですかね(笑)
 はい、サブエンド。もう何から話しましょうか、サブエンド。……デッドエンドかと思いました!!!ファンディスクで唯一のデッドエンドかと、もしくはヤンデレ的展開になる薬かと盛り上がりかけたのに記憶喪失で悲恋エンドか!?となりまして。からの、宝物のように唯一覚えていた【ウィリアム】の名前。これを最高と呼ばずしてなんというのか。
 忘れてしまえば両親を殺したことも、危ない実験も、家やいろんなしがらみも関係ない。ウィリアムが望むだけで簡単に手に入る女の子。すべてを忘れても興味があるのならば、それはとても、非常に、興味があるのではなく、愚かな男になったと同意なのではないでしょうか。ジュリエットから記憶を奪ったところでウィリアムが消える必要はなかったと思うんですよね。それなのに消えたのは、諦めるためだけだったのではないか。身が危ういからと正当な理由があるが、ジュリエットを見ているとどうしても手に入れたくなるからだったと思います。忘れさせてしまった罪悪感はたぶんないでしょう。
 ああそうそう、サブエンドがぶっ飛びすぎて忘れていましたが、ベンヴォーリオが大人でウィリアムが子供の図が可愛かったので、年齢が逆転する薬の開発をしてほしいですね!全員幼児化してジュリエットかあさんに甘やかされてしまえ。


これ以上書いてもサブエンドがサブエンドがとぼやき続けそうなので、いよいよラスト!カフェを開けそうな人、書類の山はどこに何があるかわかるけれどブーツから原稿は出て来るとはみんなに愛されるまったくもってお忍びできてないエスカラス様へ!!お忍び!!!してくださいませ!!!!

銀無き幕開けは瞬く星より強き少女と6



※ロミオ&ジュリエット感想メモ。マキューシオルートネタバレを含みますご注意ください。




プレイ時間…5時間40分

1章
「キラキラと浮ついたって……。やだなあ、そんな目で僕を彼女が見るわけないじゃない。というか、ロミオと並んでいたらほとんどの場合、僕じゃなくて君に目線がいくと思うよ?君は綺麗だし、なんてったってヴァンパイアの王だし」
 好みの問題では?ロミオに気を遣っているか、ロミオがジュリエットを好きだと察しているのか、自分とジュリエットの関係はそんなものではないと思い込んでいるのか。

2章
女性「あの、ロミオ=モン……、なんちゃら様と、マキューシオなんちゃら様がお出になるなら、ええ、ええ、皆自分の旦那なんかほったらかしで行きますよ!」
 ですよねー。演劇が一番見栄えしますよね。
「あら、私の嫁ぎ先なら心配してくれなくて結構だわ。いざとなったら、一生独身でいいもの」
 まさか今回のサブエンドは独身エンド?
 マキューシオは150歳。仮に人間になる薬を飲んだら弟みたいな外見になりそうな年齢ですね。

3章
「ねえ、ロミオ……。僕、基本的に君の言うことには出来るだけ答えられる従者で居たいと思っているんだ。思っているんだよ……?それは、本当に。だけど、だけどさ、君のあれしきって十時間なの?」
 他ルートは6時間でしたっけ。1日本屋に付き合うよりはましですようんうん。
ロミオ「私を本気で愛してしまっては面倒だ。美しさは時として罪にもなる」
 ボクシング的な意味でグロッキーにして差し上げたい。
(ロミオがまあるい満月なら、マキューシオは何かしら……?……月のほうが大きいけど、負けず劣らず美しい……、そうね、金星、とかかしら)
 本が好きだからかジュリエットの表現はきらきらしていますね。
「ていうか、夫婦喧嘩の度に殺人未遂なんて笑えないしねえ。僕がヴァンパイアじゃなかったら、死んでいたかも……」
 殺人未遂が起きる家庭の妻、ジュリエット。領主様の家庭は物騒だなあと喧嘩するたびに思われそう。

5章
〈彼が毎夜尋ねて来るようになってから、早数週間。天性の人懐っこさと愛想の良さで、気付けば屋敷のほとんどの者と打ち解けてしまっていた。〉
 数週間毎夜。千日通ったら結婚する昔話のようですが、懐いているだけなのかおちきったのか。

6章
ロミオ「……私はティボルトに謝罪をしてくる」
 こんなことで舞台に躓くわけにはいきませんし、ロミオの従者とキャピュレット家の者との諍いは主にも影響しますからね。ふむ、ロミオルートの方がよいのでは?
「だって、ロミオには傷つけられた?まあ、そりゃ嫌なことは言われたこともあるだろうけど……、こう僕の方が攻撃力高いでしょ?」
「……ええ、まあ……、あなたのほうが致命傷を負いやすいかもしれないわ」
 心に傷を作っていくスタイルですからね。ロミオから怒られて、しかも好きな女の子を傷つけていたと知ってさて反省して変われるのかどうか。

7章
「……ううん、みたい、じゃない。僕、マキューシオ=エテルナは、ジュリエット=キャピュレット、あなたが好きです」
 マキューシオらしくない真面目な言い方にギャッブ萌えしたお嬢さんが多そう。それはさておき、いつか子供に付き合ったきっかけを聞かれた時にマキューシオは絶対話すなと言いそう。
 みんなして覗きとは……。エスカラス様が一番前なのが面白いですよねふっふっふ……パリスいい顔してますねえ。

8章
ティボルト「いつか、姉さんとマキューシオが結婚して……。俺と誰かが恋をして、結婚する。……たとえ、そうなっても……、俺と姉さんは家族だから。ずっと、こうやって一緒にいられるよ」
 ティボルトノーマルエンドが過ぎります。謝る姉さんはサブエンドが……。ルート外で毎回失恋する彼ですが、ここまではっきり振られにくるだなんてまったく今すぐティボルトとくっつくサブエンド捏造するべきではないでしょうか!(使命感)

9章
ベンヴォーリオ「まったく、こんなんじゃ俺やエスカラスが奪っちまっても文句言えねえよな?」
 いやいやいや、それならティボルトのところにいくのでうちのジュリエットは大丈夫です近寄らないでください。
エスカラス「そうそう、私達が略奪愛してしまっても文句は言えないだろう。君もそう思うよね、バルサザー」
 むしろバルサザーも含めて四人でジュリエットを略奪愛するなら楽しそうだ。
エスカラス「君の屋敷に?それはやめて欲しいなあ、あの家を見せたらびっくりしてしまうよ」
 ……うん。実はベンヴォーリオの使用人が彼で、あんなに料理があれなのも知って派遣したのではと疑いたくなりますね。あの屋敷はあんまりですよ。
 ベンヴォーリオの子供姿がマキューシオルートで見られるとは……。ベンチに座った状態で目線くらいの身長だった頃ということは幾つだ(急募・ベンヴォーリオの身長)
ベンヴォーリオ「……あいつの、リディオの命日が近いんだ。だから、あいつの墓前で報告してやりたくて」
「あのマキューシオが、きちんと自分の大事なもんを見つけたぞって。……しかも、人間の……、とびきり可愛いお嬢ちゃんだってな」
 ベンヴォーリオの実らなかった恋の代わりに、幸せになってくれる奴ができたとそういう意味もありそう。
「あは、あははは……、手、手をどかしたら、どうされるのかなあ?可愛い悪戯心だったんだけど、……情状酌量の余地とか、ない?」
「ない。今すぐ離せ!」
「……はは、まったく、僕、恐妻家の趣味はないんだけどなあ。なんだか、君には尻に敷かれる気がするよ」
 ジュリエットが恐妻家ではない家庭が思い浮かばない……ああいや、ロレンスやパリスならなんとかジュリエットより強い人間ですしたぶんなんとか……ヴァンパイア相手はたぶん無理です。最恐の嫁。
「……僕は、君やロミオを信頼はしているけど、信用はしていない。いつか裏切られるんじゃないか、っていつもヒヤヒヤしているんだ。……だって、二人とも、僕なんかには勿体ない宝物だしね」
 同じように宝物だと思ってくれているかもと思えないだなんて寂しい人。リディオに宝物のように大切にされていたはずなのに、いなくなって価値をなくしたと思ってる?

ベストエンド
〈その写真に写っていたのは、何を隠そうエプロンをして、ボールを片手に持ったエスカラス自身の姿だった。〉
 コーヒーは人を殺せるほど美味しい、むしろ戦争が起きる美味しさですし、お菓子も一級品ということはつまりエスカラスカフェはおそろしく有名店になるのでは?予約しないと入れないカフェになるのでは……!?
ティボルト「大事にされているみたいで安心したよ。それに、指輪を送りたいって相談、実は俺も聞いていたんだ」
 ティボルトルートでも思いましたが、仲良いですね!!どう考えても恋人のことが好きな男なのにそんなこと話せるってのは仲良くなってる。家族だからとか抜かして今後どんどん仲良くなるんでしょうね。
ティボルト「え、マキューシオのやつ……。あのね、姉さん。写真についてだけど、協力するって決めたのは母さんだけど、実際に探し出してきたのは俺だよ?」
 仲良く……仲良くなるのかなあ……不安になってきました。
ベアトリーチェ「……兄さまも、……ね、姐さまも、綺麗」
 目覚めそう。そうか、これは結婚エンドという名のビーチェエンド!
 スチルが反則エンドでした。いつもこういう格好ならいいのにマキューシオ。そしてジュリエットの服装が可愛すぎでした。


サブエンド
「……僕はもう、こんなに追いつめられているんだよ、ジュリエット。僕の物だって、皆の前で言いたい……君に僕の気持ちを認めてもらいたい」
 告白の返事を数日放置しただけでこの弱り方。
 演技で告白はずるい。しかもこんなに観客が多くては逃げられませんしね。最後にロミオ様、と呼ぶのはアレでしたがそれすら夢見心地なマキューシオにはマキューシオと聞こえていたのかもしれない。キスで浮かれる青年は百五十歳でもまだ若い。


ノーマルエンド
「いーや、君は僕を好きだ。それは違っても良いけど、絶対だね」
前までの殊勝さはどこにいった!?……ベストまでの道のりやサブエンド直後に見ると頭は大丈夫かと不安になります。君は僕を好きだ!が大文字だという時点で不安しかない
「それに、兄さまの一生をかけた大事な仕事だって言って来たしね。嘘じゃないし、全然問題ないよ」
 仕事・嫁を捕まえること。ではなく、恋人を捕まえること。……嫁探しならまだ救いは有りそうですが、返事待ちの相手の家で自堕落な生活を送っているのではねえ……ベルトルドとベアトリーチェに写真を送りつけて差し上げたい。
 死ぬまで嫌がらせのように一緒にいる、のは他の誰かを選んでも?……は、さすがにないでしょうが、領主として生きるために独身を貫く道を選んだのなら最期まで一緒に生きてくれるのでしょうね。


グッドエンド
「ジュリエット、……結婚、しろ。僕じゃなきゃ、……僕を選ばなかったら、粛清してやる」
 ベストエンドとは違いいい感じのプロポーズがマキューシオから出てきたかと思えば彼らしい物言いに。しろ、と願望ではなく強制になってしまったのがベストとの好感度の違いでしょうか。ベストは高まりすぎて家族に。だなんて思えなかった。
〈ロミオには右手を。私には左手を。今の彼は、昔とは違う。それぞれに、その手をとってもらえることを疑ってなどいないのだ。〉
 むしろベストよりいい状態なのでは?ノーマルエンドといい、マキューシオは少しジュリエットからの愛が足りないくらいがちょうどよさそう。このエンドのジュリエットは幸せにされてあげる、にとどまっているわけですし。


 1章でベアトリーチェとバルサザーが並ぶ一瞬の立ち絵があるのですが、あの空間の楽園感を残すのを忘れていました。見惚れてしまう空間でございますので皆様再プレイの際は是非あの一瞬を目に焼き付けられますよう。
 バルサザーとお食事デートありがとうございました!スチルこそありませんが、恋話といっても過言ではありませんよね。女同士の会話で恋に気付くのはいい流れでした。もっと二人でデートしていただきたい。好きじゃないと否定してバルサザーエンドへ向かいたい。好きな人?→バルサザーよ!と親友GETエンドは何処。
 全力で土下座したいのは、リディオについてすっかりさっぱり忘れていまして。本編やり直してから来ればよかったとベンヴォーリオに続いて思いましたね……申し訳ない。
 ティボルトルートの感想はマキューシオ後半あたりでまとめていたのですが、まあ言わせてください。ティボルトからやってもマキューシオからやってももう一個やり直さなくてはいけない!!!ティボルトの気持ちに気付いて涙ぐむ姉さんからの、幸せを願って指輪探しするティボルトを抱きしめてあげたかった!
 エスカラスのクッキー事件ですが、いい機械を手に入れたということは本当にカフェ、もしくはお菓子専門店を開けると思うんですよね。あとはパンとかフレンチとか……エスカラス様ならだいたいのことできそうですし極めそうですから。殺人級の朝食からディナーまでお届けするホテルとかでもいいかも。
 マキューシオは恋に堕ちた瞬間がはっきりしていてよかった。最初からそれなりの好感度があったとしても、毎夜毎夜会いに来るのは誰がどう見ても……でしたし、たった一言で転げ落ちて何年先までも追いかけると宣言するのは流石だなと。
 印象的といえばロミオに怒られるシーン。ティボルトを怒らせたことについてついてくるなとまで徹底的に怒った彼ですが、その後の反省があれでしたね。不正解選択肢だったと思いますが、【鉄の精神】がないと耐えられないことを言っている自覚があるそうでね。正解選択では【つい】弱点をついてしまうと言ってましたし、粛清したくなりました。
 粛清といえば、エスカラスのクッキー事件でジュリエットも考えていましたね。ジュリエットに粛清されるマキューシオについてロミオはどんなご意見をお持ちなのやら。三人でいつまでも、がグッドエンドでしたが、この後もブチ切れることあるのかなと。
 何よりもベストエンドのスチルが素敵な表情で……お幸せそうでしたね。本当にご祝儀ならぬ金貨の雨でも降らせてお祝いしたいです。



 さていよいよ次回は黒幕を捕まえにいきます。さーてどう捕縛したものか、腕が鳴りますね。

銀無き幕開けは瞬く星より強き少女と5

※ロミオ&ジュリエット感想メモ。ティボルトルートネタバレを含みますご注意ください。




プレイ時間……4時間50分

1章
ティボルト「でも、レモンの方がもっと美味しいかもよ?姉さんが選ばなかったやつ全部、ピーチよやり美味しかったりして」
 意地の悪い言い方ですが、またこようねに繋がりそうで実はいい誘い文句なのでは疑惑。

3章
〈融和政策成立後、完全遮光の馬車が出来たことは知っている。彼らが昼間に移動することは不可能ではない。〉
 ヴァンパイアが馬車に乗ることはレアでしょうがはたしておとなしく揺られてもよいと思うのかどうか。

3章
エスカラス「前に一度破談になってしまったから、こんなことを言うのは気が引けるんだけど……。パリスとの縁談がまた持ち上がっていてね」
 どうしてこれがパリスルートに来なかった!?そしてまさかのティボルトルートでパリスエンド再来疑惑と、エスカラスルートで首飾りエンド並みのあれが来るフラグなのでは!?(注・これはファンディスク)
エスカラス「ロミオのことなんだけれど、彼もそろそろ結婚相手を……、なんて話が出ているんだ。それで、やっぱり君がいいんじゃないかって……」
 ベンヴォーリオルートでのロミオの反応はやはりそこからでしたか。ジュリエットが幸せになれるなら身を引く、と。そしてあの嘘結婚式にエスカラスが乗ったのはこれですね。
ウィリアム「本当に、凄い話ですよね……。時期大公にヴァンパイアの王。しかも大公自ら重婚を勧めるなんて」
 ここから劇内の重婚に苦しむ設定を思いついたウィリアムなのであった……。さて、そういう意味ではないと思いますが、ジュリエットなら攻略キャラ全員と婚姻できるさあがんばれ!もしくはウィリアムの手によって分裂だ!

4章
 おお!本当ですね、ロレンスに言われるまでタッチスがヴァンパイアだとは気づきませんでした。彼が噂のヴァンパイアのお友達ね。
「あの文章で分かるわけないだろ!なんだよ『どきどきがやばい、マジで死ぬ、あの子は銀の弾丸』って」
 タッチスは……ちょっと頭の弱い方なんですね。おいくつですか?

5章
〈今日遊んだ子供達と比べればたしかに年をとっているが、ティボルトとは二歳しか違わない。それで年齢のことをからかわれるのは納得がいかなかった。〉
 ジュリエット幾つでしたっけ。19くらい?それプラス本編から半年なので全員少し年を重ねたことになりますが、さてみんなの年齢はどこにのっていたか。

サブエンド
「……そうだね、姉さんの言うとおりだ。ちゃんとパーティーには出るから……、安心して」
 キスした翌日に厄介払いのように話を振られてはつらいでしょうね。もしかしてこれはティボルトが婚約するエンド?
〈先日ティボルトが、叔母の友人の娘とお見合いをした。そして彼は、私に口付けた理由を話さないまま、彼女との婚約を決めてしまったのだ。〉
 やっぱり婚約エンド!そうか、ジュリエットがパリスかロミオとくっつくのは他ルートや本編でやりましたものね。
「これが最初で最後だから……、俺の願いを叶えさせて」
「ジュリエット……」
 最初で最後の願いが名前を呼ぶことだなんてティボルトあなたって人は……。キスできなかった他ルートの方がまだ綺麗な思い出にできただろうに。

6章
ロミオ「それで?……おまえのそれは何が原因なんだ?まさかとは思うが……、その、私との縁談のことだろうか」
(あ……、そうだった。ロミオとも縁談があるって聞いてたのよね……)
ロミオ「な……っ、まさか違うのか!?てっきりそのことで悩んでいるのかと……」
 悩んでいたどころか見当違いで残念でしたね、ロミオ。ここでジュリエットとの縁談は脈なしだと悟り静かに失恋……と。
ロレンス「まあな……。だが、家族のように一緒に暮らしているからこそ生まれる情もあるだろう」
 ロレンスが言うと深みがありますよね。リリーへの気持ちを思い出しティボルトへ感情移入してしまう。
ロレンス「……もし、あいつがおまえに伝えようとすることがあれば、聞いてやれ。たとえ、それがおまえの望む気持ちではなかったとしてもな」
 もうヴァンパイアに襲われて突然いなくなることはなくなったが、自分のように後悔はしてほしくない。師弟そろって家族から好かれるなんて奇妙な縁ですね。

8章
マキューシオ「男って生き物は、嫉妬に狂ったときどんな行動をとると思う?……今度こそ僕、殺されちゃうかもねー。ああ、怖い怖い」
 一応は後押しなのでしょうか。
「謝りに行ったときに言われたんだよ。『本当に、どれだけからかわれても怒らないのか、試してあげる』って」
 吸血虫を殴る権利を落札ご希望者2名様ご案内いたします。

9章
ロレンス「ならば耐えろ、戦え。それが、どれだけ強大な敵であろうとな。己に誓うんだ。決して欲望には負けず、戦い続けると」
 姉さんの話ですよね?いざとなればヴァンパイアですら痛がる殺人鉄拳が飛んでくるのでなんとかなりますようんうん。死なないよう気をつけてくださいティボルト。
「分かりました。姉さんのナイトドレス姿は強敵だけど、俺は決して負けたりしません」
 予想通りですね。予想通り……可哀想にティボルト。犯罪に走りたくもなりますよねえ。


ベストエンド
「あの……、気が早いと思われるかもしれないんだけどさ……。俺、いつか家族を作りたいって思ってる。ジュリエット、あなたと一緒に」
 プロポーズとして今のところロミジュリ一番のいい感じだと思うんですよね。結婚したいとか婚約という言葉を使わずにお幸せに!!!とご祝儀を投げつけたくさせるのがすごい。
マウロ「ええ、まあ。……本当に、長かったですよね。使用人全員で応援しておりましたよ」
 恥ずか死〜!これは恥ずか死ぬ!死んでしまう。では、他ルートでは失恋を労わる会とか開かれていたかもなんですね。
タッチス「大きくなったら、俺のお嫁さんになってください!」
 ロリコンとは申しませんが、あなたの守備範囲はどうなっているのやら。もちろんジュリエットの娘さんですからさぞ天使だとは思いますがね?
娘「いや。タッチス空気読めないんだもん」
 娘ええええええ!?娘にボイスが!?ありがとうございますありがとうございますもっとタッチスを罵って!!
娘「ほんと!?わたし、マキューシオのおよめさんになる!」
 お父さん、娘さんをお嫁さんにください(可愛すぎて身悶えして苦しんだ)
〈ティボルトが慌てた様子でマキューシオと娘の間に割り込む。息子も駆け寄り、マキューシオの足をばしばしと叩いた。〉
 チビお姫様大人気。スチル!スチルはまだですか!?
 娘と息子と夫婦のスチルありがとうございますありがとうございますありがとうございます。


ノーマルエンドへ
6章
「しっかりしようとしてんのにどっか抜けてるし、強いのに護りたくなるし、料理は上手いくせにピアノ全然弾けねーし、可愛いのに可愛いし、あと可愛くて……」
 ティボルトと飲んだら誰もがティボルトの気持ち知ってしまうのでは。

ノーマルエンド
「姉さんがちゃんと変化についていけるのかどうか、心配だよ。大公夫人が時代に取り残されるなんて、皆に示しがつかないからね」
 ロミオではなくパリスを取ったのはどちらがキャピュレットを守れるか考えた結果でしょうか。
 結婚まで二年の猶予……半年以上前から婚約していたことも含めて、三年くらいパリスとジュリエットは複雑な関係だったのか。よかったねパリス(ティボルトの心情について手を合わせ成仏を願う)
「いってらっしゃい、ジュリエット姉さん」
「いってきます」
 いつでも帰れるように、さよならとかまたねではなくいってらっしゃいなのが家族としての言葉なんだなあと胸が熱くなりました。次帰って来るときはティボルトもジュリエットも家族が増えているかもしれませんね。

グッドエンド
ロミオ「そうだな……。舞台で演じた役のように、いつかの東屋で、もしもおまえが私を……」
 他ルートキャラを振らないとエンドにたどり着けないゲーム、ロミジュリ最高です(罪悪感は凄まじい)
ロミオ「いや、本当に何でもない。役に入り込みすぎて、心が動かされそうになったのは私のほうだな……」
 舞台上ではさぞ熱心に見つめられたでしょうからね。あれでおちないなら男じゃない。
マキューシオ「え〜……、ちょっとくらいなら触らせてくれてもよくない?そうだなあ、右半分……、いや、右側の三分の一で我慢するから」
 なにをどうさわるつもりで?


 マキューシオルートとティボルトは攻略順番間違えました。ティボルトルートにマキューシオ選ばなくてごめんほんとごめんな川辺のシーンがあったので、この作品は攻略順が大切だと思いました。……というわけで今回はウィリアム攻略中に書いてる感想文です。
 ノーマルエンドがつらかった……パリスとくっつくのはいいのですが、従兄弟としてしか見られないとはっきり振って、その直後にいつものようなやり取りをして……VSにティボルトルートがあったならもう少し希望のあるエンドが多めだったのかなと遠い目をしてしまいました。大公夫人になる前日を〆に持ってくるあたりがほんとズルい!
 サブエンドはサブエンドで名前を呼ぶことが最初で最後の望みで、なんでそこでそうなったと使用人目線でもどかしい!!と申し上げたい。
 だがしかし、まさかベストエンドでチビお姫様と王子様のスチルが来るとは思わないじゃないですか!!!!反則、反則技、反則級!さすがお二人のお子様、さらっていきたい可愛さ。なんなら本当にマキューシオと結婚します?外見だけならお似合い。
 タッチスがいいキャラでしたので、もっとサブイベがほしかったです。攻略したいとまではいきませんが、アホさ加減が見ていて楽しかったので。ティボルトをティボと呼ぶのもティボルトも領主補佐以外の顔があるんだなあとにやにや致しました。
 以外とロレンスとティボルトの組み合わせがしっかりしていて面白かったので、タッチスと三人で飲み明かして欲しいですね!
 全体的にティボルトルートは、というかティボルトの演技が素晴らしいのでもう常にヘッドホン推奨でしたね。ボイス飛ばしてプレイなんてとんでもない……字面だけでは伝わらない感情がたくさんありました。
 まとまらない感想!ティボルトはよかった、ほんとよかった。よかったんだ……と延々と言っていたので言語化できるものが出てこなくてですね。ティボルトのためにロミ&ジュリはプレイしていただきたいです。
 ジュリエットがティボルトが離れていくかも、と涙を流す場面が個人的に好きでした。あそこからのキス(しかも若さ故我慢できず舌入れ)にもっていかれがちですが、従弟が離れていくかもしれないと夜の庭にしゃがみ込んで泣くのはいいシーンだなあと。恋愛でなくてもそうでもあの美しさはスチルにしてほしいですね。めったなことで泣かない姉さんがティボルトとの別れを思って泣くだなんて。
 サブエンドのようにティボルトが先に婚約するのはこのルートだけでしょうが、VSの方では断ち切るために意外と半年後には婚約していたかもしれませんよね。どうやら姉さん姉さん言わなければ若い貴族の女性に好かれるようですし。もしもジュリエットが誰も選ばずティボルトを振ったら、寂しい気持ちを抱え続けるのかなとか、後からやっぱりあの時の気持ちは恋だったのかなと気付いて両片思いの末失恋する展開がきたりしないかなとわくわくしますね!
 マキューシオが吸血痕ではなく軽く血を吸ったとしてもティボルトは冷静でいられたかどうか。そしてそれを上書きしてほしいと言ったジュリエットには目が飛び出そうでしたね。殴ってくれ!と言って殴るイベントには笑わせていただきましたが。……使用人や叔母様はついに思いを遂げたか?と疑うと思うのですが、翌朝いかがでしたかお嬢さん。
 ナイトドレス姿のジュリエットはスチルにいましか?本編ならいたようなそうでもないような……別ルートではティボルトの前で服を脱いで着替え出したジュリエットですし、まあ意識していないのだからあいのかな?可哀想に……ティボルトの理性は鋼に鍛えられそうだ。
 ノーマルエンドまでの流れで、タッチスと見回りをするのがよかったので、やはりタッチスイベントは作り出すべき。ロミジュリから数百年後、ハーフ、ヴァンパイア、人間入り混じる国になった頃ならタッチス攻略できませんかね!?むしろロミオ達の子供をジュリエットの子孫が攻略するロミジュリ3とか。&がファンディスクだから2ですかね(笑)
 感想メモを読み返していたら、注・これはファンディスクと書いてましたがノーマルエンドのことを思うとまったくもって注意ではなかったですね……これはファンディスク?ファンディスクなのでしょうか?



 胸がいっぱいですが、続きまして吸血虫でティボと何時間も舞台の小道具で遊べてお酒の席でも馬鹿みたいに騒げる男友達?マキューシオへ!

銀無き幕開けは瞬く星より強き少女と4





※ロミオ&ジュリエット感想メモ。ベンヴォーリオルートネタバレを含みますご注意ください。




プレイ時間……6時間15分


1章
「いや、馬車より自分の足の方が速いし、気持ちが良いから遠慮しとくぜ。じゃあ、またな!ゆっくり休めよー」
 ここでロミオや他キャラなら迷わず乗っていただろうに。ベンヴォーリオらしいなあとにやにやしてしまう。

2章
ベンヴォーリオ「それならあんたも一緒に行こうぜ。皆で食べた方が美味いだろ?あ、これは別に深い意味はないからな」
 そ、そうですね。三人のベンヴォーリオとなら楽しいさぞ食事になるでしょうね??
〈嘆くベンヴォーリオに目を輝かせるベンヴォーリオ。気づけば、周りを行く人すべてがベンヴォーリオになっている。〉
 さて問題です!本物のベンヴォーリオはどーれだ!
「あっ、あんた、俺がまた下町の店や噴水に連れて行くと思ってるんだろう?俺だってお洒落なカフェの一つや二つ知ってるんだぜ」
 思っていましたすみません。酒場にいるイメージが強いです。

3章
 手を繋ぎたくなったんですねわかります。それを悟らせない自然な理由に意外とやり手なのかとにやにやします。……ん?このルートはにやにやしてばかりのような……
〈軽口とは反対に、決して人任せにしない。それが彼が人に慕われる理由の一つだろう。〉
 エスカラスといい、人を油断させるのが上手い。意識してでないからこそ上手い。
マキューシオ「ヴァンパイアの嗅覚を舐めて貰っては困るね。君みたいな、つい歯を立てたくなっちゃう匂い、なかなかお目にかかれないんだよ?」
 嘘でも足音とか気配とか言ってあげてください。言われてもルートではないのでガン無視でしょうけど!

5章
パリス「……あの、どうしてなのです?どうして、君は僕では駄目だったのですか?」
 ベンヴォーリオルートですが何故今聞いてきた。パリスルートからくると本当罪悪感が。
パリス「僕は、やっぱり君のことが嫌いじゃない。だから、破談になってしまったのは、残念だったかもしれないです」
 嫌いじゃない。好きなんですねわかります。でもそれを口にすることはできない……つらい。
〈スープ(らしきもの)にスプーンを入れたはずなのに、粘着質に糸を引いているのは何故だろう。〉
 片栗粉……いや糸はひきませんよね。ええと、飴?飴色に煮詰めたのでしょうか(震声)
フェルナンド「まさか、こんなに上手く出来てるなんて思わなかったです。初めて作ったんでちょっと不安だったんですが、ほうれん草とイチゴのスープもなかなかでふね」
 想像してみてください……ほうれん草を。想像してみてください……イチゴを。想像してみてください……フュージョンした姿を……吐き気を催さなかった方どうぞレシピを考案してこちらまで。


7章
「なんかよ……、大事な体ってエスカラスが言うと、まるで身重みたいだよな」
 いや、思いましたけどね。正直思いましたけど、ここは仲よさそうで嫉妬〜とかいうくだりではないんですか!
エスカラス「……ぷっ、くふっ、き、君の小さい頃って、何百年前だい?……あはっ、い、今も、言うのかな」
〈堪えきれず、私も笑い出す。けらけらと、私とエスカラスが笑っていると、ウィリアムも肩を震わせ始めた。〉
 ベンヴォーリオの周りでは常に笑顔が絶えなくていいですね。さてベンヴォーリオは幾つでしたかね?
〈三人で一緒にいることが、自然。きっと、彼らにとって互いはそんな存在なのだろう。立場も違う、地位も違う、年齢さえも……。それでも、仲良く一緒に過ごせるのだ。〉
 ウィリアム、ベンヴォーリオ?、エスカラスの年齢順?エスカラスとベンヴォーリオは逆でしたっけどうなのでしょう。
「行き着く先は違っていても、その声をかけ合う瞬間を共有できたらそれで十分なんだ」
「そんなあいつらに、俺はできる限りのことをしてやりたい。そうして、あいつらが幸せになってくれれば、俺はもうなにも言うことはないんだ」
 ベンヴォーリオの幸せは?二人が幸せならいいと思うのはいいですし、声をかけてやるのもいい。でもベンヴォーリオは?
「でも、悔しいがロミオがあんたを気に入ったからこそ、今のこの平和はあるんだよな。あんたって、ほんと一歩間違えたら魔性の女だ」
 ×ロミオ&ジュリエット
 ◯ジュリエット争奪戦

7章
〈荷物扱いされるのはごめんだが、お姫様抱っこというシチュエーションよりは恥ずかしくないだろうか。迷う私に、ベンヴォーリオがまた笑い声を上げる。〉
 お姫様抱っこと荷物扱いに迷う女、ジュリエット。荷物扱いするな!と殴りかかるくらい強気でいないとこの先やっていけませんよ。
「そうか?……別にそんないいもんじゃねえぞ?俺より百年ばかり長く生きてるからって、すぐにからかってきやがる」
 エスカラスが四百近くでしたっけ?三百歳?
エスカラス「聞きたいかい?いいよ、あることないこと話してあげよう」
 うん。ベンヴォーリオといる時のエスカラス様はおかしい。若者か!
エスカラス「……若い女性を口説くときの参考までに、どこがいいのか教えてくれるかい?マイペースだし、大雑把だし、泣き虫疑惑だってあるし……、良いところって君から見るとどこなのかな?」
 あ、夜のトイレに付き合ったのは本当の話みたい?……さて、若い女性ということは、もしかしてヴァンパイア側の女性となら添い遂げられるかもと考えてます?
エスカラス「まだまだ青いね、ベンヴォーリオも。見ていて少し恥ずかしくなってきたよ……、さ、冷めないうちにいただこう?」
 こちらのセリフ、さ、冷めない〜からがボイス収録されていませんでした。残念。


8章
バルサザー「なあ、ジュリエット。そなた、この衣装が変だとは思わぬか?」
 うわあああああ可愛い!なんと可憐な美少女であることか!よしバルサザーエンドですねわかります。

9章
 世辞ではなく綺麗だと呟くロミオ。ふむ、気があったのか?そうかそうか、従兄弟にとられて今どんなお気持ちですか?(悲恋ハンター)
「あー、いい夜だな!月は明るいし、星が綺麗だ。まるでパンケーキと宝石だな」
 宝石か食べ物かどちらかにしておけばまとまりがあるのに。
バルサザー「妾は、そなたのことを……、憎いとは思うてないのでな。そなたのいる今を、思い出にするのも悪くはない」
「わ、私……、あなたはロミオのことしか、って」
「勿論、ロミオ様が一番じゃ、それは当たり前のこと。……じゃが、妾とて、だけ、ではない」
 どおおおおおおおしてバルサザーエンドがないのでしょうか。どうして!どうしてなんだ!だけ、ではない特別がジュリエットならばロミオ達が嫉妬するくらい仲よくなる二人のエンドがあってもよいではないか。

ベストエンド
「……あんたの手で、俺を殺してくれないか?そうやって、俺を永遠に束縛して欲しいんだ」

ロミオ「それは、見ていたからな。おまえ達をずっと……」
 幸せになって欲しい人だから?
ロミオ「こいつを愛していると言うのなら、ぐだぐだ言わずにさっさとくっつけ。いい加減にしろ、この石頭が!本当に奪ってやるぞ?」
 愛してはいない、のくだりはやはり嘘か。
パリス「僕も手伝いましょう。むしろ今すぐ息の根を止めてもいいですよ」
 好きな女の子を抱き潰す悩みを聞かされたら誰でも怒りますよねわかります。
 新感覚☆束縛エンド!

サブエンドへ
ウィリアム「ベンヴォーリオが私に念を押して尋ねに来ました。あなたは本当に大丈夫なのかと。つまり、それだけあなたのことを思っているのでしょう。あんな彼は初めてです」
 たどり着く先が違っても、幸せを願いはするから来たのでしょうか。それともベンヴォーリオに人間を強くする薬をと真剣に頼まれた?
ウィリアム「突然すみませんでした。でも、あなたの言葉、彼の友人として嬉しかったですよ」
 どんな姿でも愛してくれるなら、薬を渡そう。本編での記憶は遥か彼方ですが、大分前から人間になる薬は完成していたんですよね?逆を求められていたから渡さなかっただけで。

サブエンド
〈中にはベンヴォーリオはいなかった。代わりに褐色肌の青年がいる、……ティボルトと同年代くらいだろうか。〉
 人間換算するとティボルトくらいの年齢だったとは意外。
「ちょっと、ここ最近フェルナンドの料理を食べ過ぎたかなーって。あの料理きっつくてよー」
 フェルナンドの料理をそういう言い訳に使うのはどうかと思いますが、糸を引くスープのインパクトを考えるとうっかり信じそう。
「それともなにか?あんたは、年下より年上の方が好きか?」
 見た目だけ年下で実際年上なのでそれは年上なのでは。

ノーマルエンド
 一分一秒でも長く。指押し当てるジュリエットにキュン死しかけました。

グッドエンド
〈不自然に傾いたこの体勢を耐え抜かなければ、二人して噴水に落ちてしまう。せっかくロマンチックなシーンだというのに。〉
(耐えろ、私の腹筋)
 これがエンディングの甘いシーンのセリフである。腹筋を使う系女子、ジュリエットさんかっこいい(笑)
「やばい、かなり色っぽいんだが……。こう、水に濡れた姿って良いもんだな」
 言い方がやばい。で、そのスチルは?ジュリエットの色っぽいスチルはどちらですか!?
「そうなるといいな、ヴァンパイアにとって森の外は恐ろしい世界であると共に憧れの世界だからな。見果てぬ太陽にだって恋い焦がれている」
「だって、きらきら輝いて眩しいだろう?それに、触れられないからこそ憧れるんだ」
 サブエンドのベンヴォーリオはそれが手に入った、と。きらきらした世界でジュリエットと歩ける幸福を掴んだんですよね。
〈おそろいの指輪も、ベビー用品も、私達にはまだ遠い。素敵なエンディングはまだもう少し後だろう。隣にいて手を繋げる距離。今はこれでいい。〉
 男と女の違いなのかもしれませんが、結婚より愛する女に似た子供を想像するあたりがベンヴォーリオらしくていい。ここで指輪か、と思ってベストエンドみたいにプレゼントしてもいいですし、もっと先になってもいい。


 現時点でマキューシオまで終わってます。はい、恒例の記憶が曖昧なまとめです。
 何よりもサブエンドがね!?サブエンドのインパクトが他ルートに入ってもずっと続いてまして。好感度が足りないと強い存在になることを諦めて人間になるだなんて面白い。ベストエンドでは殺してくれ!なのに面白いですよね。言い訳が下手くそなのも最高に面白い。
 別ルートになりますが初恋の女の子に恋してた頃のチビベンヴォーリオも見られますし、その時の脆く崩れ去った気持ちを二百年以上生きてきて持ち続けているだなんて。実は根暗とか、と選択肢会話で言い当てられていて面白かったです。
 ノーマルエンドの無理矢理言わないでいい、と人差し指を押し当てるジュリエットの図は最高でしたね!ずるい……ずるすぎる。人間になるか殺してほしいとねだられるのでお互いずるずると続けていいのではないでしょうか。どうぞ身悶えしていてくださいな。
 ベンヴォーリオルートよかった!と締めくくりたいところですが初夜を終えた途端に会いに行かなくなるベンヴォーリオの根暗さを思い出して拳を固めたくなったのでまだ続きます。
 ドレスを買いに行った先でベッドの上では……と余計なことを言うベンヴォーリオ氏にパンフレットを投げつける豪腕彼女。ロミオルート?では太ももを見られて平手打ちしていましたし、ベンヴォーリオには容赦ない女だとあらゆるルートで思われていそうです。
 糸を引くスープ、消し炭のような何か。体をおかしくさせる料理は後のエスカラスとのお食事でもしみじみ思い出していましたが、エスカラス様に食べさせたらどういった反応をするのでしょうか?……倒れてヴァンパイアと人間の敵対問題になっても困りますがね。
 グッドエンドではベビー用品を見ていましたが、グッドエンドの方がベストより早く結婚しそうですよね。子供が出来て結婚の流れが見えるようだ。ベンヴォーリオとハーフならどちらが早く死ぬかは微妙なところですから、殺してくれの流れにはならなさそう。
 で。馬鹿の代表ベストエンド。ロミオと結婚してしまえばいいと本気で思いましたね。殴り倒されたベンヴォーリオと花嫁ジュリエットのスチルのシュールさがおもしろかったです。そのままジュリエットに半殺しにされてもよかったです。……二人になった途端殴られてるかもしれませんが。
 エピローグのジュリエットにだけしか会わないロミオやマキューシオは略奪愛萌えではないでしょうが、ジュリエットからの惚気は聞いてやらんでもない感じなのでしょうね。ベンヴォーリオからの惚気は殴り倒したくなる。あけすけに話すな!!!と何回か夫婦喧嘩ならぬ恋人からの愛の鉄槌くらっていそうです。
 さて!そう!なんと!!!このルートではベンヴォーリオにのせられてバルサザーがドレスを!!!!大人びたドレスを着たジュリエットの従者、従者シーンをものすごく見たいです。ジュリエット【様】呼びしているのでしょうねー。
 まあ何よりサブエンドでしたね!サブエンド……サブエンドなのに一番叫んだのでサブエンドは正規エンドです。ウィリアムはその薬を早くエスカラス様に進呈してくださいませ。



 さてさて、次は愛しの従弟、毎回姉さんのために幸せを祈ってくれてありがとう、必ず失恋させて申し訳ない本編含めて何回失恋したのでしょうか?なティボルトルートです。幸せにしてあげたい!
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