仕事の帰りに父のいる病院ヘ


病衣ですっかり病人だが意識はしっかりしているようだ


認知症の父は点滴針をすぐに外してしまうようで


管は足から入れていた


今日は母も来ていた筈だが聞くと「知らない」。ご飯も「食べていない」という返事


いかにも父だ


「また来るから」


私が言うと父は


「ありがとう、ありがとう」


弱々しいが、これまたいつもの親父である

入院

近くに住む姉たちがすぐに駆けつけてくれた


父は九月に転倒して頭を縫っている経緯もあり


それが原因での脳の障害も考えられたが


CTでの異常は無いとの事だった


血糖値は低かったものの、低血糖が起こるほどの数値でもなかったので、簡単に低血糖と判断出来ず


少し経過をみましょう、という事での入院


今はだいぶ落ち着いているが、意識障害が残っており


はっきり喋れず


幻視なども確認


認知症


既に点滴針を2回自抜


父の両手は今も宙を掴んでいる


〜入院準備ほぼ整い、先程私、自宅に帰りました。皆様にはご心配おかけして申し訳ありません〜
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