ゆんの部屋

「どうしたの？具合悪い？」



「お腹が痛いわ。あなた、何ともないの？」



「何で俺が？」



「いよいよ最後の試合なのよ。Ａチームに入れたかしら」



息子が中学最後の中体連なのだ



「大丈夫だよ。こないだもＡだったじゃん」



「分からないじゃない。ドキドキするわぁ」



「それでお腹痛いんだ(笑)」



妻は緊張すると速攻、腹に来るのだった

７月のちぎり絵(貼り絵)


天の川の銀色はアルミホイルをちぎって貼りました

「まず、血糖値を下げましょう」



足の痛みを和らげる為に、手術を決めた私だったが思わぬ血糖値の高さが判明した父



とりあえず1週間、施設でインシュリン注射



今日はその結果を医師に報告し、次回までの指示をもらう日だ



医師は1週間の数値を診て言った



「食後の数値は250平均、空腹時の朝は百台まで下がっていますね。これなら手術は出来ますよ」



思っていたより良い知らせに安堵



インシュリンの8単位はそのままで、朝食直前の薬を新たに処方された



次回は10日。整形で手術の説明も同じ日に行われる



手術は早いほうが父の足の痛みも短くて済むというものだ



父は相変わらず右足を押さえ、痛みを堪えていた



「あと少しの我慢だよ。辛抱しないとね」



‘大丈夫だ、心配ない’



父はそんな表情で



「うん、うん、」



と頷いた

こちらはまだ十年には満たないが、苗木状態から毎年実をつけている



大きくなるものだなぁ

葡萄の樹が我が家に来てから何年経つか覚えていないが、恐らく十年以上になるのではないか



今年になって初めて葡萄らしい実を見つけた



包んだりしないといけないのかな？