俳優の溝端淳平が主演する6/1スタートオトナの土ドラ『仮面同窓会』の追加キャストが決定。溝端君演じる主人公・新谷洋輔の同級生たちとして、瀧本美織、木村了、佐野岳、廣瀬智紀が起用された。

瀧本美織が演じるヒロイン・竹中美郷は、洋輔の高校時代の憧れの存在。ストーカーにつけられているところを偶然洋輔と再会し、そのピンチを救ってもらったことから距離が近づくようになる。そして佐野岳が演じる皆川希一、木村了が演じる大見和康、廣瀬智紀が演じる片岡八真人の3人は洋輔の幼なじみ役として出演する。

また、洋輔たちと同じ高校の同級生で卒業後に飛び降り自殺をした女子生徒役を吉田志織が演じる。

他にも雛形あきこ、永井大、渡辺裕之らが共演陣に顔をそろえる。

同局連ドラ[火の粉]や映画[検察側の罪人]など数多くの実写化で知られる現代ミステリーの名手・雫井脩介氏の小説を原作に、張り巡らされた伏線、むき出しの人間の本質を描いていく今作。洋輔を含む幼なじみ4人が出来心から始まったいたずらが不可解な殺人事件となり、高校時代の友人たちは疑心暗鬼に陥り、お互いの腹を探り合い人生を狂わせていくドロドロのクライムサスペンス。

[不能犯][ピーチガール]の山岡潤平が脚本を手がけ、[ミスミソウ]の内藤瑛亮と[体操しようよ]の菊地健雄が演出を担当した。


◎『仮面同窓会』あらすじ
住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔(溝端淳平)。高校卒業後、故郷を離れ、過去に蓋をして生きてきた2つの理由がある。18年前に事故で亡くした兄の記憶。青春時代に影を落とす忌まわしい1人の教師の記憶。

高校卒業後、過去から逃げるように故郷を飛び出したが、数カ月前に、人事異動で再び地元の支社へと戻ることに。そこで偶然再会した当時憧れのクラスメート・竹中美郷(瀧本美織)に誘われ、気が進まないまま高校の同窓会に参加する。

ほとんど会っていなかった幼なじみの皆川希一(佐野岳)、大見和康(木村了)、片岡八真人(廣瀬智紀)との再会に話は弾んだ。

童心に帰った洋輔を含む4人組は、ノリでかつての体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しを計画。

拉致をしてこらしめ、スッキリしたら解散。イタズラのつもりだった。しかし。翌日、その教師はなぜか別の場所で遺体となって発見される。

4人のうち誰かが、現場に戻り、教師を殺したのか。誰もが否定し、それぞれが疑心暗鬼に陥っていく。

犯人は誰か。動機は何か。この事件をキッカケに、信じていたものが音を立てて崩れていく。


▽瀧本美織コメント
私が演じる竹中美郷は、過去の経験を引きずりながら今も生きていて、とても後悔がある人だと思います。原作を読んだときは、後味悪く、実際演じるときはどうなるんだろうと思いましたが、台本を読んでみて美郷はどこかで希望の光を探しているのかもしれないと感じました。美郷役は私にとって初めての挑戦になるような気がしていますので、そんな中、美郷の希望を見つけながら演じたいと思います。
主演の溝端淳平さんとは、以前共演させてもらいましたので(2015年のNHK ドラマ10「わたしをみつけて」)たくさんお話ししてくださいます。座長としてとても現場を盛り上げてくださる方なので、刺激し合いながらお芝居を作っていけるのではないかと思います。
誰が嘘をついて、誰と誰がつながって、嘘か、本当か、謎が多い作品なのでそれぞれの関係性を読み取るのもこのドラマの面白さだと思います。この独特のスリルとサスペンスを楽しんでいただければと思います。

▽溝端淳平コメント
瀧本さんとは、以前共演させていただいていますが、天真爛漫で周囲を笑顔にさせてくれるような方で、お芝居以外の部分でも接しやすいですし、お芝居に関しても純粋で屈託のない女優さんだと思います。こちらが出すものも素直に受けてくださるでしょうし、また何かを瀧本さんからもいただけるでしょうし、今回もとても楽しみにしています。

▽佐野岳コメント
僕が演じる皆川希一は一見すると性格の悪い高圧的な男ですが、実はその裏にあるコンプレックスが影響しているのではないかと思い、同級生の男性4人の中でも一番人間味のあるキャラクターだと思っています。視聴者の方からは憎まれることになりそうですが、僕だけは希一を愛していこうと思います。
原作も読ませていただき、先が読めないストーリーや複雑な関係性がとても面白く、悪意のあり方や、何をもって悪と言うのかなど、とても考えさせられました。
溝端淳平さんは事務所の先輩で、映像作品でご一緒するのは初めてなのでとてもうれしいです。演技はもちろんのこと、現場の居方なども学ばさせていただこうと思っています。
昨今SNSなどでは、過ちを犯した人を無関係な人たちがたたく魔女狩りのようなことが平然と行われています。「悪意とは」「罪とは」など、考えさせられるテーマがこのドラマには数多く盛り込まれていますので、視聴者の方にも“悪”について今一度考えていただくきっかけになる作品になればいいと思っています、ぜひご覧ください!

▽木村了コメント
僕が演じる大泉和康は洋輔がいなくなってからの10年で、かなり卑屈な性格になった人間です。このドラマは回想シーンも多いので、対比の演技も上手に見せたいと思います。そして和康は足に障害があるので、その部分は特に慎重に演じていきたいと思います。
台本の印象は原作も読ませていただきましたが、伏線の張り方が原作とは違うと思いました。第1話からすでに多めに伏線が張られているなと。そしてスピード感ある展開に、すでにラストが気になっているほどのワクワク感を感じています。その素敵な台本に正直、プレッシャーは感じていますが、和康という役でドラマを掻き回せるよう全力でぶつからせていただきます。
溝端淳平さんとは若い頃から何度もお仕事をご一緒していて、普段は“淳平”と呼んでいます。ただ、淳平と過去に共演したドラマでは僕は必ずと言っていいほど死んでしまうのですが、今回はどうなのでしょうか?(笑)。この10年近くの間でお互いいろいろな経験をしてきたと思いますが、吸収して成長した部分を出し合い、どれだけいい化学反応が起きるのか楽しみにしています。
スピード感を持ったサスペンスが展開されていきます。たくさんの複線が張り巡らされているので、できるだけ見逃さずに覚えていてくださると、後半から、“あ、そういうことだったのか!”というスッキリ感が気持ちいいと思います。一見、何の意味もなさそうなことが、後半からかなり意味を持つような作りになっています。日常に少し刺激が欲しい方には特におすすめのドラマです。ぜひ、最後まで観ていただけるとうれしいです。

▽廣瀬智紀コメント
僕が演じる片岡八真人は、表面的にはとても穏やかで、友達思いの誠実な人という印象があります。ただ、ドラマのタイトルにもあるように、人は誰しも自分を守るために“仮面”を被っていて、その仮面が八真人にとってどの部分なのか……。ストーリー的にも繊細な役だと思います。
僕はミステリー小説を読むのが大好きで、雫井脩介さん原作の「仮面同窓会」も読ませていただきました。とにかく早く先が読みたくなるような内容でしたし、それぞれの登場人物がいったい何を考えているのだろう?と思わせるスリリングさもとても好きでした。
溝端淳平さんとは初めて共演させていただきますが、とてもさわやかで男らしい方という印象です。現場を引っ張ってくださったり、とても頼りになる方だと感じました。
回を追うごとに続きが気になっていくドラマだと思います。片岡八真人は僕がいつかこういう性格の人を演じてみたいと思っていた、“まさに!”の役です。誠心誠意、一生懸命に役を生きたいと思いますので、八真人の仮面はどの部分にあるのか?そして登場人物の行方を1話、1話、楽しみに観ていただけるとうれしいです。


オトナの土ドラ『仮面同窓会』は、東海テレビ・フジテレビ系にて6/1より毎週土曜23時40分放送。