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作品2

「俺の想い、一方通行。」

時計の針が天を仰いで 夜明けのCount Downが始まった
だけど俺はまだ寝れない だってお前が寝てるから
なにも知らない顔をして ただ無垢な顔をして
なんでお前が先に寝てんだ どうしてそんなすぐ寝れんだ
おかしいだろ こっちは気が気がじゃないのに
今隣にお前がいる それはすげー嬉しい

けど

手を出せない たとえどんなに欲しくても
とても近いのにとても遠い
こんなの
拷問以外の何物でもねーだろうよ
この世の何より無知識で
この世の何より純粋で
自分が気に入った人間はどんな奴でも信じる
お前がそんなだから 『キレイ』すぎるから
普通のときでさえ お前に触れることさえできないんだ

もうひと思いにお前がもっと性格が悪くて
俺のことを誘うような奴だったら どんなに どんなに楽だっただろう
そうだったら俺はこんなにお前のことを
意識しなくて済んだかもしれないのに

本当ムカつく

ここまで俺の心を持っていっといて
『ウチはなんも知らない』って顔して知らんぷりしやがって
知らんぷりじゃ困るんだよ 俺の想いに気付けよ
じゃなきゃ苦しくてやってらんねーんだよ
今したって絶対意味ねーけど
俺が今持てるありったけの想いを込めて
お前の額に軽くキスをして
残りの長い 長い夜明けを待つ
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