スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

明日の灯を点す(42回目)


話題:行くあてのない気持ち

今回は、××さんがメインです。話題も私のことではないです。

三連休の中日、会社の同期と会うために出かける予定だったので、その日の夜と翌日と、出雲さんにお世話になりました。

××さんがそちらの店舗からまた異動されることになり、今度は遠いところだったので、絶対会いたいと思いまして、一日目の朝同期に会う前に会う約束を取り付けました。
が、時間になっても××さんは来なくて、連絡をしても返事がなくて、私も次の予定がありましたから、お会いできないまま電車に乗って駅を後にしましたら、電話が。車内で出られなかったので、メールをしました。寝坊したとのことで、夜に会っていただくことになりました。何事もなくて良かったです。

その夜、出雲さんに駅まで迎えに来ていただいて、一緒に××さんと合流しました。

「××さん、異動しちゃうんですか……しかも遠いし」
「そうなんですよ、私もまさかそっちに行くとは思ってなくて」
「寂しい……いつでもここに来たら会えると思ってたのに」
「大丈夫ですよ、ディズニーランド絶対一緒に行きましょうね!」

などなど、しばらく駅で立ち話をしてたのですが、出雲さんが気を利かせてくださり、近くの喫茶店へ入りました。

××さんは少し複雑な恋愛をされています。
××さんの好きな人は(バイトを辞めた私には元)上司なのですが、二人は二年前までお付き合いされてました。
が、この二人は喧嘩しては別れてヨリを戻すというのを何度か繰り返し、二年前はついに本当に別れてしまいました。でも、××さんは今でもその元彼さんが大好きで、他の人の事は考えられないそうなのです。でも、自分といると上司にためにはならない、と考えて、幸せになってほしいと身を引いたとか。
ちなみに上司の方は、「お前、俺と別れたら絶対後悔するぞ、俺にそんな(別れる)つもりはないから」と何度か説得を試みるも、××さんが折れなかったので、「(別れる)覚悟を決めた」というようないきさつらしくて。どっちも好きじゃん! 何で別れたんだとずっと思っております。
一度、上司とのことを忘れられないながら、新たな彼氏が出来たこともあったのですが、そちらとも別れてしまって。その方、××さんに忘れられない人がいることは了承していたようですが、それでも、××さんの方が申し訳なさに堪えられなくなったそう。

そんなこんなで二年経って今になりますが、先日バイト先の飲み会にお呼ばれした際、××さんと上司がどちらも来たんです。で、そういった関係なのを気にした、酔った駿河さんが二人を無理矢理その場で対面に座らせ、気まずい空気が流れ……。
二人の間に当然会話はありませんでした。

私はずっと彼女が心配でした。
駿河さんのしたことは本当に無理矢理だったけれど、よりを戻すとまではいかなくても、何らかのきっかけがあれば、話くらいは出来る間柄になれるはずですし、もっと初期に仲直りしていれば交際も続いていたはずなんです。お互いを理解しあって、必要としていたのに。
××さんは弱みを人に見せない人ですが、その上司にだけは見せていました。上司もそう、××さんにだけ悩みの相談もしていました。

いつもお話を聞く度、今でも好きだしつらい、とおっしゃっていましたから、何とかしないと! とずっと思ってました。あ、私が何とかしないと、と思ったのではないです。××さん自身が、です。行動を起こさないと、何も変わらない。
そのつもりだったんですけどね。でも、まぁ二年そういう話を聞き続けた訳です。私がとうとう耐え切れなくなってしまいまして。
××さんに、LINEを送らせてしまいました。

しばらく返事来なかったんですが、ちゃんと返事も来て、何とか仲直りは出来たようです。良かったです。


なかなか返事がこない間、別の話をしていました。
ちなみにすっかり存在感ないですが、出雲さんも正面にいますのでね。

「私、上司と結婚の話まで出てたんですよ。仕事も辞めるつもりでいましたし」

と××さん。私はその話聞いてたので知ってました。ただ、出雲さんもいるしあまりに××さんと上司の話題だけにすると出雲さんを置いて行ってしまうと思って(すでに散々置いて行った感はありますが)、

「××さん、着るなら絶対ウエディングドレスですよね! すごく似合うと思います」
「ですねぇ、ドレスがいいです。でも私、ぶっちゃけ結婚はいいから、子供が欲しいんですよ。上司にもそう言ってあったんですけど、ショックって言ってましたね」
「お二人の間のお子さんなら絶対美形だと思ってましたよ。ねぇ、出雲さん」
「そうでしょうね」
「沢さん、沢さんはどうなんですか。結婚願望ありますか?」
「おっ……と……」

出雲さんの目の前で、答えにくい質問!

「えーっと、答えにくいですね……でもすみません。ないです」

出雲さんの目は(いつもですが、それ以上に)全く見ることが出来ませんでした。ドレスは着たいけど結婚はなぁ……。出雲さんとにしろ、そうでないにしろ、私の中では全く現実味を帯びない言葉です。でも、そう言い切ってしまう訳にはさすがに行かないので、

「まだお仕事も慣れてないですし、お金もないし……何よりこの距離ですし、あんまり考えられませんね」

と一応フォローはしたつもり……。出雲さんの顔は見られませんでした。××さんはなるほどっておっしゃってましたけどね。いや、年齢的にもそろそろ気にしてる(っぽい)人の前でその話はダメだ、と思いつつ、××さんはそんなことご存知ないですからね。仕方はないのですが。ちょっとひやっとしました。出雲さんも、特に何もおっしゃいませんでしたけど。

そうこうしているうちに閉店の時間になり、××さんをお家まで送ったところで、上司から返信があり、仲直りまで見届けられました。私、そんなにお節介な方ではないはずなんですが……今回は口を出してしまいました。でも、とりあえずは良かったです。


「沢さんって、ヤキモチとか妬かないんですか?」
「ヤキモチ? どうでしょうね……今のところはないと思いますね」
「聞きましたよ、ディズニーで可愛い女の子一緒に見てたって。それ、出雲さんも他の女の子に可愛いって言ってるんですよね?」
「あ、でもそれは私が『あの子可愛いです、ほら! 何で見てないんですか! あの子!!』ってなるから、それを無視されたり流されたりする方がいやですね」
「出雲さんはないんですか?」
「そりゃあ、男性に向かってカッコイイとか、キャーキャー言われたらあれなんでしょうけど……三沢さん、女の子ばかり見てるからなぁ」
「出雲さんの知り合いに可愛いお姉さんがたくさんいて、うらやましいです」
「舞台の前に、僕のオススメはこの子ですよ、ってパンフレット見たりしてるし」
「本当に可愛い子ばっかりですよね、いいなぁ」
「……自分は可愛い女の子に抱き着けるけど、僕は無理ですよね! って嬉しそうにしてるし」
「××さん!!(××さんに抱き着く)出雲さん出来ないでしょう、××さん柔らかいしいい香りしますよ。可愛い女の子ってなんでみんないい香りするんでしょうね」
「沢さん、出雲さんが一番抱き着きたいのは沢さんですよ」
「ここにこんな可愛い子がいるのに。××さんの方がいいですよ、あげませんけどね!!」

出雲さんは苦笑してましたが……。でも勿論男性ですから、可愛い女の子はお好きなので、ちゃっかり私と××さんが抱き合ってるツーショットをiPhoneで撮ってました。


「沢さん、出雲さん。私、お二人のふわふわした感じすごく好きです」
「ふわふわ?」
「お似合いですよ。出雲さん、本当にいい彼女出来ましたね」
「はい!」
「え!? ……あの、ありがとうございます……」


こういう時の出雲さん、言い切るし素敵な笑顔されるんですよね……。ありがとうございます……。

そんなこんなで、××さんとお別れして、出雲さんのお家へ帰りました。今回は××さんメインでしたので出雲さんはあんまり登場しませんが。
翌日、横浜中華街へ行く約束でしたので、帰ってお風呂に入ったらおとなしく寝ました。

高く飛ぶんだ(41回目)


二日目

起きたらいつの間にか朝でしたのでびっくりしました。8時過ぎにちゃんと起きて、この間買った本田孝好さんの『WILL』を読んでいました。電気をつけたら眩しくて出雲さんを起こしてしまうだろうと思ったので、窓際で薄くカーテンを開けて。少し寒かったですが、上着を羽織ってストールを引っ掛けていました。
少し前まではただ寝ているのはつらかったし、せっかく会えた時間なのにいつまでも寝ている出雲さんに怒ったりもしましたが、それは仕方がないこととして、本を読んで時間を過ごせば良いのだと前回のお泊りで気付きました。

で、しばらくしたら後ろからごそごそと物音がしたので、出雲さんが寝返りを打ったのだろうと思い振り返りもしなかったら、
「……どうしたんですか」
「おはようございます。本を読んでいました」
「……ん(寝たまま両手を広げて、こっちに来るようにと)」
「あ、はい」
おとなしく出雲さんの腕の中に収まらせていただいたら、すごく暖かかったです。
「温かいですね、出雲さん」
「本なんか読まさないですよ」
「せっかく買ってきたのに」
「ここにいてください」
「……はい、います」

と、出雲さんに温めて貰いつつ、気付いたらまた寝てました。

そのあとお昼頃起きて、出雲さんがイチャイチャモードに突入されました。
珍しく、「出していい?」と聞かれ、「どうぞ?」と答えました。私、そういうことはしないと公言して出雲さんにもそれは守っていただいてます。出すといっても脚とかです。それ以外のことは割愛します。

私、動物のグッズの中ではパンダがすごく好きで、前々から、パンダカフェなるものがあるということで、そこにいつか行こうとお話ししていました。この日、お昼過ぎからパンダカフェへ連れていっていただきました。

中は、パンダだらけでした。パンダの絵を書いたラテは勿論、パンダグッズの販売もありました。私はパンダラテとパンダオムライスを注文しました。
お腹空いていたので食べられるかなと思いきや、ホワイトソースがちょっと厳しくて、結局出雲さんに途中お願いしてしまいましたが、おいしかったです! 代わりに、出雲さんのサラダに入っていたトマトを食べるのは私の役目です。
パンダの顔が、ケチャップとホワイトソースで書かれていて、少し食べにくいなと思いつつ。

「昔うちの母、こういう顔がついてたりするものを食べるときに、口に入れたり噛んだりすると、『ぎゃああああ』とか言って食べにくい気持ちにするのが好きでした」
「そうなんですか」

と出雲さんにお話したら、パンダの顔にスプーンを刺した瞬間

「ぐあああああ!!」
「っ!! ちょっと!」
「うぐうううう!」
「やめてください、もう!!」

案外声が大きい出雲さん。まさかやってくれるとは(笑)

そのあと色々お話をしたのですが、一番盛り上がったのは『やさぐれぱんだ』です。私漫画全巻持ってます(笑)DVDも友達に借りて観ましたが、あれは面白いんですよ、と。
そうしたら出雲さんがYouTubeで検索をしてくださり、出ました。堺雅人さんの方のやさぐれぱんだ。

爆笑されてました。気に入って頂けて何よりです。


実は一週間後またお邪魔することになっていて、出雲さんに予定を空けて頂いてました。日曜の日中に、支社の同期と会う約束をしていましたので、その夜から翌日の月曜まで出雲さんといたいなぁと思って。
で、その同期とは横浜に行く約束をしていたはずなのですが、何故かそれがソラマチ観光に変わったんです。

パンダ好きの私、中華街に絶対あるであろうパンダグッズをすごく楽しみにしていて、それとおいしい杏仁豆腐も。なので横浜行けなくなったとお話をしたら、
「じゃあ来週僕と行きましょう」
とおっしゃってくださり、横浜に行くことになりました!

パンダカフェの後は、出雲さんのお知り合いが出るという舞台を観に行きました。
すこし早く着いてしまったので、周辺をふらついたりブックオフに寄ったりしました。
私、何故かその日の朝からお腹の調子が悪かったので、薬局でストッパを買ってみたり。出雲さんにはばれてないといいなぁ。恥ずかしいですからね……。

舞台はすごく面白くて良かったです。あの人可愛いな、あの人綺麗だなとそわそわしながら見ていたお姉さん達が、全員出雲さんの知り合いだったので驚きました……。
舞台のあと役者さんたちが出て来た時、「出雲さーん!!」と色々な方に呼ばれてひっぱりだこでした。人気ですなぁ。男性も勿論その中にはいましたが、私が可愛いなと思って見ていた役者さんたちが出雲さんの周りを囲んだ時はさすがに嫉妬しましたね。うらやましい、私もあの可愛いお姉さんに囲まれたい!!

と、素直に伝えておきました。
「いいでしょう、三沢さん好きそうだと思ってました」
「すっごい綺麗でした!! でもあれです、出雲さんは確かに知り合いでしょうけど、抱き着いたりできないですよね。私は出雲さんの知り合いです、可愛いお姉さん大好きなんですけど抱き着いていいですかって聞いたら抱き着かせてくれるかもしれませんからね」
出雲さんは笑ってました。まぁそうでしょうね(笑)

帰り道、少しずつ雨が降り出して、出雲さんのお宅に戻る頃にはずぶ濡れでした。荷物を取りに行っただけなのですが、予め持ち出しておけば良かったなぁ。
駅から夜行バス乗り場までも本当にすごい雨で、人もすごくて、傘もさせずに乗り場へ行きました。出雲さんも巻き込んでしまいびしょ濡れでした。出発まで15分ほどありましたが、出雲さんも濡れてしまっていたので、早く私がいなくならねばと思いました。

「もう乗りますか?」
「はい、出雲さんありがとうございました。すみません、バタバタしてしまって、付き合わせてしまいまして」
「いえ、大丈夫です」
「本当に濡れてしまって、寒いですし、帰ったらお風呂でゆっくり温まってくださいね。帰り、電車の空調でも冷えるかもしれません」
「はい」
「すごく楽しかったです、本当にありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね。また来週お会いしましょう。おやすみなさい!」
「僕もです。じゃあまた」

と、早口で伝えたいことだけ伝えました。
本当に楽しい二日間でした……。出雲さんの前ではもう絶対泣かないと決めたので、お別れはちゃんと笑顔でしてきました。で、バスに乗ってから泣いてました。三列独立シートで、目隠しもあったので、思い切り泣いてきました(笑)
楽しい時間が終わって、翌日からまた現実に戻ること、出雲さんにまたしばらく会えないこと、色々と寂しいです。お別れの度泣いていますが、慣れないものかな……。楽しい時間を無駄にしてはいけないと思うので、会っている時に泣くことはなくなったのですけどね。
今回は一週間後に会う約束があったにも関わらずこれなので、さすがにちょっと問題ありますよねぇ……。


という訳で、10月デートは以上です!!
本当に楽しかった、あっという間でした!!
長々と、お付き合いありがとうございました。

次回は11月頭の連休中にお会いした二日間のお話を更新しますー。

話題:素直な気持ち

ありがとう(40回目の3)


ディズニーのあと出雲さんのお宅へ戻りました。
会社の分、家族の分と色々あったお土産を片付けて、出雲さんに、××さん(私が元バイトをしていた店舗から、異動になった社員さん)へのお土産を渡していただくようお願いをしました。すると。

「三沢さん、これどうぞ」

と、出雲さんがディズニーの袋を一つ私に。
中には、お土産を見ていた時、私がこういうの欲しいなと思った、いくつかの鍵を纏めるキーホルダーのようなもの。事務所の鍵が4つくらいあるので、何か一つに纏めたいなぁと思いまして。私がそれを見ていたら、出雲さんがこれ可愛いから買おうとおっしゃって、プルートのキーホルダーを買われていて。
それを私は当然出雲さんが、自分で使うものだと思ってましたので、お家でそれを渡して頂いた時、本当にうれしくて。

「え!? いいんですか!? ていうか私、出雲さんに何もないですすみません!!」
「いいんです、貰ってください」
「ありがとうございます、こういうの欲しいと思ってたんです。今鍵つけさせて貰っていいですか?」
「どうぞ」

確かに私、それ見てましたけど、欲しいとか一言も言ってないんですよ。会社の人に渡すものを探すのでとお伝えしていたので、そのつもりで出雲さんも付き合って下さっていたと思います。
それを、私が自分に欲しいと思って見ていたの、どうして気付かれたのでしょう。可愛いと思って買ってくださったのが、偶然私の欲しいものだったんでしょうかね。どちらにせよ、とても嬉しかったです。

勿論、会社に毎日持って行って、机の鍵をかけている場所にいつも引っ掛けて、目に入っては出雲さんを思い出しています。

そのあとはお風呂を済ませて、先月来ていただいた時に、次は私がオススメの梅酒を買って行きますと約束してましたので、それをあけました。
木内梅酒、大好きで! あとは一本じゃ足りないかなと思って加賀梅酒。どちらもおいしいけど、私はやはり木内が好きですね。出雲さんにも好評でした!! 良かったです。
私、何ならビン二本空けるつもりで買っていったのですが、木内は半分、加賀は三分の一くらいまでしか飲みませんでした。せっかく久々に飲もうと思ったのになぁ。
出雲さんはそこまで強くないみたいですから、無理に付き合わせるわけにいかないですけどね。

布団に入って、気付いたら翌朝になっていました。
覚えているのは、手を繋いで貰って何度かキスして頂いたことだけです。お酒も入ったし、一日歩いたしで疲れていたんだと思います。



本当に、私も出雲さんへのお土産を買っておけばよかったなと思いました……。
でも、いただいたものは本当に嬉しかったです!!

そんなこんなでおまけのような長さですが、一日目はこれにて終了です。

話題:プレゼント

ディズニー後編(40回目の2)


話題:デート


ディズニー後編です!


アラビアンコースト? の方へ行きました。ジャスミンのフライングカーペット、子供向けなのに割と怖い……。並んでいる途中、女の子にスカートをめくられるという事も体験しつつ。お母さんが綺麗な方だったのでよし。
子供に好かれる一日でした。
シンドバッドの何かに乗り、裏道を通って王宮(?)の方へ。あの建物好きです、かなり。

タワーオブテラーのファストパスを取ろうとおっしゃったので、そっちの方へ。マーメイドラグーンを通過し、要塞?の所を通過し。その要塞で、謎解きラリーのようなイベントをしていたので、後で行きましょうと通りすぎました。タワーオブテラーのファストパスを手に入れてから戻って参加しましたが、初めて入る所だったので楽しかったです。船にもちゃんと乗れるんですね! 地下の船室で隠れミッキーを発見し、ディズニーの醍醐味を忘れていたことに気づきました。ディズニーに来たら、隠れミッキーを探さねば! 出雲さんは隠れミッキーのことをご存知ではなかったのでご説明し、この後から隠れミッキーを探すことに。
船の上に戻りましたら、碇を上げるレバーだったのですが、それが何か気になってキャストのお兄さんに声をかけました。すごく親切に教えてくださいましたが、出雲さんには置いていかれました。もしかして拗ねてしまったかな……。

そんなことも心配しつつ、謎解きは無事クリアしました!
あとは、アクアトピアに左右連続で乗りました! これも全く待ち時間がなかったので。最後終わる頃に、ものすごくガンガンと振動が来るのが楽しかったです。そしてそこの地図に出雲さんが隠れミッキーを発見し、さすがだなと(私の話をちゃんと聞いてくれて、探してくださったことが)思いました。

その次は、タワーオブテラーが先かマーメイドラグーンが先か忘れてしまいました。

おそらくマーメイドラグーンです。トリトンズキングダムの中に入って一周。子供向けの、足元がふわふわした辺り(何とかの洞窟? だったような)で、出雲さんがまた隠れミッキーを発見してくれました。すごいなぁ。
アースラから、「お前をもう放さないよ」だったか「お前は私のものだよ」だったか、そんなような熱烈な告白に出雲さんが驚かれてました。
ここも初めて行きました。ドナルドとグーフィーと、プルートもいましたが海水浴仕様でした。

マーメイドラグーンを出て、タワーオブテラーへ。
あれ、落ちてる人外から見えるんですね。当然か、落ちるとき外見えますもんね。近付けば近付くほど悲鳴が……。
私、絶叫乗れない訳じゃないんですよ。でも、得意ではなくて。垂直系はだめです。本当に無理。でも、足がつけばいけたんです。今までは。
この日、センターオブジアースもインディジョーンズもレイジングスピリッツも、なぜかとても怖く感じまして……。久々だったのでそのせいかもしれませんが。
大学生の頃一度乗った事あったので、ファストパス取った時は大丈夫だと思ったんです。足もつきますし。

ただ、いざ乗るとなってくると、そこまで落ちないインディジョーンズが怖かったので、タワーオブテラーはダメだと気付きました。

どうやら私、顔面蒼白だったようですね。
何度か出雲さん、辞めますか、って聞いてくれました。正直辞めたかったんですが、出雲さんが乗りたいのに、ファストパスまで取って、私のために乗らないのは申し訳なくて。私が行きたいところには付き合っていただいたのだから、私も出雲さんの乗りたいものに乗るのだとその辺りは頑なでした。
ファストパスの列なので、あっという間に進んで行きまして……。ただ、それでも20分くらいは待った気がします、やはり人気アトラクションですね。

並んでいる時に出雲さんが手を繋いでくださっていたのですが、正直それどころじゃない私。
大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせていたら、あっという間に順番が来て、並んだ所が1番。……あ、先頭だ……。とつい声に出て、実際その通りでした。私、足が着く状態が常にないとだめなので、座席の手摺りに両手で捕まってました。座席と自分の間に空間を作りたくなかったんです。右に出雲さんがいて、私の右手に手を添えてくれましたが、断然それどころじゃない私(笑)

あれ、打ち上げ場所(?)まで後ろに下がって移動するんですけど、それ後ろ動いた瞬間に悲鳴をあげました。まだ上にも下にも動いてません。出雲さんに横で笑われましたが、怖いものは怖いのです。
そうして上がりながらわあああと思っていたら、外が見えました。落ちる!!
最初は手摺りに捕まって身を固くしてたんですが、もう怖いの何の。足がつけば大丈夫と思ってたのにこの日は本当に無理でした。
気付いたら出雲さんの左腕に抱き着いていまして、悲鳴をあげまくっていました。耳元で煩いだろうなと一瞬冷静なことも考えましたが、やっぱりそれどころじゃない!
「三沢さん、綺麗ですよ」
「無理です見られません!!」
外、二回見えたみたいです。一回目だけ見て、あともう目は完全に閉じてましたので、何も見えませんでした。
下に降りてから、「お前達は助かった」みたいなアナウンスというか、ハイタワー氏(タワーオブテラーは実はホテルで、その所有者)の発言がありまして、
「助かった……!!」
と声にしてしまいました。隣で出雲さんは笑っていました。

「すみませんでした、耳元で叫んじゃって……煩かったですよね」
「すごく怖がってるのがわかりました(笑)」
「出雲さんの左腕には本当にお世話になって、思わず掴んでしまいました」
「大丈夫ですよ」
「綺麗ですよって言ってくださったの聞こえてましたけど、見る余裕なかったです。二回見えたんですか、外」
「はい、綺麗でしたよ」
「私、足少し震えてますよ。さっき助かったって言っちゃいましたし」
「助かりましたよ」
「ちょっと後ろに動いただけで声出しちゃいましたし」
「そうでしたね」
「地に足がついて安心しました、助かりました。出雲さんの左腕、ありがとうございます、頼りになる左腕です」
「何か三沢さん、よくしゃべりますね!?」
「怖かったんですものすごく!! 全然気持ちが落ち着かないんです!!」

口数がかなり多くなりました。何をしていても落ち着かないけど、何もしないともっと落ち着かなくて。気持ちがすごく高ぶったんだと思います、本当に怖かった(笑)

タワーオブテラーを降りた頃はすっかり空も暗くなっていました。奥の方にかなりピカピカと電飾に飾られたところがあって、行ってみたらトイストーリーマニアでした。ここはファストパスの発見がお昼の段階で全て終了していて、唯一2時間待ちくらいが普通になっていたのですが、このときは80分まで待ち時間が減っていました。
今日は全然並んでないし行きましょうかということになり、並びました。途中で隠れミッキーを発見しました。絵の中ではジェシーとウッディが楽しそうにしている中、バズが反対側を向いて一人で寂しそうにしているように見え、つい笑ってしまいました。
トイストーリーマニアは楽しいです! シューティングですが、いろいろな趣向もあるし、何より乗り物の動きが面白くて。まだの方は、是非一度お試しください。ファストパスは早めに取っておくことをオススメします。

乗りたいものにはあらかた乗ったので、そろそろ……と中央まで戻ったら、ちょうど水上ショーの最中でした。
殆ど見えませんでしたが、たまに見えるので結局見てしまいました。ランドのパレードは別にいいかなと思ってましたが、シーのショーはすごかった! 今度はちゃんと見える席を確保したいものです。

そのあとはお土産を買いまして、ディズニーシーは終了です。本当に楽しかったし、はしゃぎました! 是非また行きたいものです、出来るなら平日に。夢のような時間でした。ありがとう夢の国!! 
楽しくて幸せで、本当に素敵な思い出になりました。私の記憶はまだ鮮明ですが、思い出せなくなる前にこうして残しておきたい! と思ったらこんなに長くなってしまいました。申し訳ないです。


そんなこんなでディズニー編、前後編になってしまいましたが、これにて終了です。
でも、一日目続きと二日目がまだまだありますので、次回以降に。

ディズニーシー前編(40回目の1)

話題:デート


23日水曜の夜、新幹線に乗って出雲さんのお宅へ。
新幹線口まで迎えに来ていただき、一緒に出雲さんのお宅へ行きました。
台風が来ないので、ディズニーシーへ行けそうですね、なんて話をして、お風呂をお借りして。

布団に入ってからは、気付いたら寝てました。


はてさて、ここからはディズニー前編です。
長いです、かなり(笑)



翌朝7時に起きはしましたが、少しだけ出雲さんのいちゃいちゃタイムが始まりました。
朝ごはんをカフェで食べて、舞浜駅へと向かいます。
因みに朝ごはんしたカフェ、水にレモン入れてあって美味しかったです。家でもやりたい!!

それはともかく。東京駅で乗りや換えをするとき、動く床があって、ドラえもんの映画、銀河超特急にベアリングロード、という名称の道がありまして、それを思い出していましたら出雲さんが。
「この床見てると、ドラえもん思い出すんですよ、映画の銀河超特急」
「ベアリングロードですね!!」
「それです!」
「『ベアリングロード知らないんだわ』(ジェーン)」
「『そうかベアリングロード!』(ドラえもん)」
同じこと考えてました、すごいなぁ!
と感動しながら映画ドラえもんの話をしながら舞浜へ。
ディズニーリゾートラインに乗って、うきうきしながら外を見てました。ハロウィンシーズンなので、飴をくれるお姉さんに「トリックオアトリート」と声をかけて飴をいただきました。
あとは、手を振って下さるキャストの方々に手を振り返し、私のテンションも上がっています。

「出雲さん、来ました!!」と、チケットを買う前からはしゃぐ私に、「まだですよ」と苦笑する出雲さん。
チケットを買って中に入ったら、少し雨が降ってきました。あまり気にする程ではありませんでした。

海底2万マイル、インディジョーンズに乗りたいと出雲さんがおっしゃってましたので、まず海底2万マイルに向かいました。その道中、屋台のお姉さん(超美人)が私に(自過剰(笑))手を振ってくださって!! 私ももう舞い上がって手を振りました。

「出雲さん見ました!!? めちゃくちゃ綺麗です今の人!! 超美人! 私に笑顔で手振ってくれました、幸せ!!」
「三沢さん浮かれてるなぁ」
「見なかったんですか!? あのお姉さんすっごい綺麗でしたよ!? ほら!」
「見ました、綺麗でした」
「ですよね! あんな綺麗なお姉さんが手を振ってくれたら嬉しいですよね?! 舞い上がっちゃいますよ!」

あ、出雲さんは笑顔でしたよ! もうそろそろ私のこれにも慣れてくださってますからね。痛い目を向けられたりはしません。

海底2万マイルに着いたところで、ファストパスを取ろうかと思いきや、機械自体がありませんでした。おやおやと思いましたが、なんと待ち時間5分でした。いらないですね、ファストパス。
そして海底2万マイルに乗りました。本当に全然待たなくて済みました。一度も乗った事がないという出雲さん。
私は多分3回目くらいなのですが、ここで初めて疑問を持ちました。これ本当に水の中なのかな、と。でも外を見て、こういう機械とかやっぱり濡れたらまずいだろうし、メンテナンスもしにくそうだなと思い、乗り物の外も水中ではないと判断しました。実際は知らないです。
すると出雲さん、
「これ、本当に水の中なんですかね?」
「たぶん、ここ(ガラスの間)に水が入ってるだけですよね」
あ、また同じ事考えてたんだなぁ、という事で少し喜びつつ、夢のない返答をする私(笑)

そのあとはセンターオブジアースのファストパスを取ってインディジョーンズへ行きました。それでも、40分待ち。ディズニー行ったら1時間以上待つものと思ってましたが、そこはさすが平日(しかも台風の来る予定だった雨天)なだけあって、空いてました。本当に、全然待った感じしないです。
ディズニーシーまで来る道中、「ピラミッドってゲームとかだと複雑なダンジョンになってるし宝物とかもあるのに、実際は部屋も少なくてさっぱりしてるらしいですね。昔、生きながらそういうお墓に入った人達もいたじゃないですか、そういう人ってどういう気持ちだったんでしょう」という出雲さんの言葉に色々考えておりまして、(ただし私の、「飢え死にそうな時は死体とか食べたりしたんですかね、最後に残った人、死体の中で一人で嫌だっただろうなぁ」という発言のせいで、怖い会話になったので止めました)インディジョーンズも遺跡ですから、その会話を思い出して「ピラミッド!」とついつい言ってしまいました。
「や、アメリカですよ」
「本当だ、さっきパンフレット見ましたね、中世アメリカだ」
私の馬鹿な発言にさらりと訂正をしてくださいました。周りの人達、馬鹿な奴と思っただろうなぁ。

大きな石像(のようなセット)のある部屋で待っている時も、どこかの仕掛けを触ったら火が出てきて骨(人骨のセットがたくさんあります)になるのだとか、謎解きで宝箱がおちてくるんだとか、すっかりゲームのような妄想を二人で話してました。一番前に乗れました。

そのあとはセンターオブジアース。ファストパスなのでスタンバイには列びませんでしたが、私センターオブジアースのスタンバイ列にあるもの、結構好きなんですよ、化学系のあれこれ。なので、私これ好きですと出雲さんに一応アピールしておきました。ちなみに、出雲さんもああいうの好きです。鉱石とか。出雲さんが楽しそうにされてました。好きなんだなぁ。私は落ちる所が怖かったです。前は普通に乗れたんですが、この日はインディジョーンズといいセンターオブジアースといい、落ちるのが異常に怖かったです。

そのあとは、レイジングスピリッツのファストパスを取ってからご飯です。
アクアトピア、ストームライダーがあるエリアのレストランで食事しました。が、朝食を9時前に食べていまして、この時点で12時頃。お腹は全然空いていませんでした。
ちょうどディズニーレストランもあったのですが、(食事している席にミッキーやミニーが遊びに来てくれる)3000円程度のコース料理しか選べなかったため、確実に食べられないのでそちらには行きませんでした。出雲さんは5品くらいのセットメニュー、私は本当に食欲もなく、パンとスープだけでした。どうせなら私も美味しいものを食べたかったですが……。

食事の後、レストランの装飾品というのか、望遠鏡みたいなものがありまして。出雲さんが覗いていらしたんです。

「見えます?」
「見えますよ」


とのことだったんで、私も覗きたいなぁと思ったら、なんと身長が足りず……。いくら頑張っても無理だと悟り、

「何が見えましたか?」
「真っ暗で何も見えませんよ」
「!?」
「三沢さんが頑張ってる姿、可愛かったです」
「う、嘘つき!!」

というような事がありまして……。初めてですね、こういういたずらのようなことされたの。
信じてたのに、根に持ちます、私もきっと嘘をつきますので等言ってはみましたが、まぁ嬉しそうにされてました、人の純粋な気持ちを踏みにじって(笑)

そのあと、嘘つき出雲さんとストームライダーに乗りました。面白かったです。降りた所で小さい男の子に仮面ライダーが好きなんだと話し掛けられつつ、レイジングスピリッツへ。
前に乗りました、という出雲さん。実際乗ったら怖かったです。ただ、後ろに座っていた女の子が、もうすごい悲鳴で。めちゃくちゃ怖かったんでしょうね。私も怖かったんですが、それ聞いてたら大したことないかも、と思いました。


ディズニー後編に続きます。
前の記事へ 次の記事へ