今日、バイト先でお世話になった元社員さんご夫婦と三ヶ月目のお子さんに会いに行きました。お二人とも幸せそうで、お子さんもとても可愛らしくて、素敵な時間を過ごせました!!
その帰り道のお話です。
バイト先には、みんなのお姉さんのようなお母さんのような、素敵なお姉さんがいます。多分出雲さんがお店の中で最も信頼している人だと思います。寧ろ出雲さんのお姉さんのような人です。これ以上登場人物増やすのもあれですけど、今後またお話しそうなので、奥羽さんにしておきます。登場人物多過ぎてごめんなさい。でも私がそれだけたくさんの人にお世話になって今があるので、ご容赦頂けたらと思います。
奥羽さんの車に乗せて頂いて、とにかく色々としたお話です。
「出雲君とどう?」
「どう……仲良くして頂いてます」
「沢が寂しがってたらよろしくねって頼まれてるの」
「あ、じゃあ寂しいです、相手してください!」
「(笑)」
「お話出来る人いないんです! あんまり教えていないので」
「あー、そうなんだ」
「能登さんと播磨さんと」
「播磨君ねー、出雲キレてたよ」
「出雲さんキレるんですか!」
「『俺のペースでやるんだからお前のお膳立てはいらないんだよ!』みたいな事を」
「えええ、私出雲さんが怒ってるの見たことないです」
「おや、沢の前だとカッコつけてるんだねー。普通に言うよ、あの人苦手なんだよねとか」
「へぇ、まぁでも私も自分が腹黒かったり隠してるんで(笑)」
「沢さぁ、就職向こう(出雲さんの引越先)でしないの? ていうかしたらいいじゃん」
「そうですねー、したいんですけど、ちょっと実家から離れられないんでこっちで就職したいです」
「そうなんだ、残念……。出雲君と連絡取ってる?」
「まぁ、一応は……」
「一応って」
「あんまり連絡しないんです、返信ないし、あっても返信に困るくらい短文だったりとかして」
「出雲〜っ!!」
「あ、でもこの間帰って来てくれましたし、卒論発表終わってからメールしました」
「あ、帰って来たんだ、じゃあそういうときには電話したり?」
「いや、知らないんです、番号」
「は!? 何て!?」
「知らないんですよ、携帯の番号」
「はぁああ!? 出雲だめじゃん!」
「いやいや、でも会っても会話ないですから、電話しても多分沈黙で通話料を上げる事になると思うんですよ」
「会話!? ないの!? 出雲ほんっとさぁああ!!」
あ、私どんどん墓穴掘っている(笑)
「迷惑にならないかなーとか、大丈夫かなーとか思うと、なかなか出来ないんですよ。元々あんまり会ってなかったですから、寂しいって思っても、耐えられない程でもないですしね」
「甘えればいいのに! 出雲くん好きだよ、甘えられるの!」
「うーん、甘えたいのは山々なんですけど、甘え方がわからないというか……どこまでならいいのかとか、迷惑になったら嫌だなぁと」
「気にしないのそんなこと! 付き合いたてじゃん、今甘えないでどうするの!」
「そう、ですよねぇ」
「あれだよ、最後の飲み会の日にのろけていったんだからね! 沢は何してもすぐ赤くなるから可愛いって」
「わぁああ! そんなこと言って行ったんですか!」
「そうだよー、だから自信もって。沢、お店でも結構人気だよ、知ってるだけで2、3人は沢がいいって言ってたもん」
「それって、選択肢少ないから妥協してるだけですよね?!」
うち、女性の大半が主婦で彼氏持ちばかりなので、最初から候補にすら入らないんです。
「そんなことないと思うけどなぁ」
「あ……でもこの間Hさんに告白されました」
「え! H!? 沢だったんだ!」
「え?」
「いや、異動の辞令聞いた時にね、『これから告白して頑張ろうと思ってたのに』って言ってうじうじしててね。だから私言ったの、当たって砕けて来いって。で、砕けたわけだ」
「……そうですね」
「でも○○はね、立つ鳥跡を濁さずっていうだろ、何も言うな黙って行け! って。だから私ね、後悔先に立たずっていうでしょ! って。相手が沢だって知らずに散々言ったよね。しばらく落ち込んでたけど、ここ数日はさっぱりした顔で元気だよ」
「寧ろ私がだめなんですよ、下手に意識してしまってどうしていいかわからなくて、お礼言いたかったのにろくに言えなくて……後悔してます」
「まぁ、Hはすっきりしてたし気にする事ないと思うよ。彼氏いる子に告白したらフラれるでしょ。知ってたんでしょ」
「いや、知らなかったと思います。その時に彼氏いるので、って言ったら、『あ、そうなんだ』って」
「ふーん、沢モテ期だねぇ」
「そう、ですねぇ、私なんかを恋愛対象に見てくれる人がそんなにいるとはって感じです」
「しかしなぁ、出雲がだめだね、そんなんじゃ沢取られちゃうよって発破かけとく。もう2、3人に言い寄られてるんだよって」
「えええ! 私言わないつもりだったんですけど」
「言うよ言うよ、だってさー出雲だめだよ!」
「私がだめなんですよ、鈍感なんで。Hさんなんか疑いもしませんでしたし、その奥羽さんのいう私を気にかけてくれる人? 想像もつきません」
「出雲君のも気付かなかった? 結構頑張ってアプローチしてたらしいんだけど」
「全然! 思わせぶりなだけなのかなって、恋人にする気はないんだろうなって思ってました」
「だめだな出雲〜、もう本当言っとくから。でも沢も甘えなよ!」
なんて応援して頂きました。奥羽さんありがとうございます。
話題:他愛もない会話。
出雲さんとの会話ではありませんが(笑)