ソルトside
【マジ女が廃校になる】
これはヨガから聞いた驚きの事だった
なんでも、生徒が刺されたりやくざに喧嘩売ったり私が撃たれたり、とかって問題起こしすぎて・・・
もう疲れた、そう言った校長の顔が今でも焼き付いて離れない
その時なぜかあいつの顔が頭に浮かんだ
まさか、これも最初からわかってた事?仕組んでた??
許さねえよ・・・
いくらのあんたでも。
「明日・・・話があるんだけど・・・。マジ女の体育館に来て?」
「ん?OK」
拳は握らない。
多分・・・まだ確信はつけられないけど
話し合いでけりをつける
ソルトside
8時過ぎ頃、普段は鳴らない家の電話が鳴った
嫌な予感が頭を巡るも居留守は使えない。ゆっくりと電話を取ると聞きなれない低い声がした
「島崎さんの御自宅でしょうか?」
「はい」
────
「馬鹿か!!」
「ごめんなさい・・・」
うっすら涙が浮かんできて、慌てて頭を撫でた
「でも・・・許せなかった・・・仇討ちたくて・・・」
年下を泣かせてしまった、とか根に持つから。
真っ直ぐ前にたてば申し訳なさそうに頭を下げた
電話の主は近所の警察の方からで優香、およびマジ女の生徒がやらかしたって
やくざと殴り合い。それで病院送りになった奴が多すぎてリーダーである優香が・・・
っと言った所
この時はまだそんな大ごとじゃないと思ってた
停学とかなんちゃらでとまるんだろ、って
でも現実は・・・そう上手くいかなかった