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ゆいぱる「馬鹿」

ゆいはんside

「ぱーるるっ!」

「なんやぁ?」

わざとらしい下手くそな関西弁が返ってくる

「今日はこのあと予定ある?」

「んーないけど、どないしたん?」

文章やったら分かんにくいけど後に言ったんがぱるる

「じゃあさ、収録終わったら一緒に帰ろ!丁度行きたい店あったねん」

「えー買い物も行くの・・・?」

関西弁をやめたぱるる

やっぱりこっちの方がぱるるには合ってる

「あかんか?家でゆっくりしたいわな・・・」

しょぼんって顔したら慌てふためく彼女、そんなぱるるが面白くてついニヤニヤしてしまう

「いや!そんなんじゃないよ、買い物が嫌とか由依と居たくないとかそんなんじゃなくて!え、あ、あぁそう言う意味じゃないの!」

クスクス笑えば肩の力を抜くぱるる

「いけず・・・」

そんなぱるるの頭を撫でれば照れたんか顔真っ赤にして拗ねる

「じゃあ買い物やめて家くるか?ここからやったらぱるる家遠いやろ?」

そんな口実、使ったらすぐに掛かる野ウサギ

いくらのあたしやからって・・・警戒心のひとつは掛けなあかんで?ぱるる・・・

「おじゃまします・・・」

キョロキョロ辺りを見回して興味津々そう

「由依お姉ちゃんは?」

「仕事の都合で今日は帰ってこれやんのやって」

ふーん・・・って何度か頷いたあと部屋にあがった

「あーぱるる、適当にソファー座ってくつろいでてや」

ゆわんでも・・・くつろいでら・・・

「んぅー由依?」

急に喋らんくなったあたしに心配したみたいで

おたソル「部長失格」2

おたべ目線

息を乱してさっきまでとのクール差はどこに・・・

取り乱し始めた島崎

「大丈夫か?」

あざ出来るぐらいの力で肩を掴まれる

その行為にびっくりして肩から手離させようとしたんやけど絶対に離してはくれやんかった

島崎はずっと「独り」って単語を連呼してる

過去になんかあったんかな・・・こんな取り乱すって・・・

「大丈夫・・・大丈夫やから」

胸に抱き寄せて頭撫でたら背中に腕巻き付けてこれまた力強く抱きしめられる

「島崎の前からおらんくならんから・・・やからさ・・・ちょっと手離してくれへん・・・?」

そんなこと言っても離してくれるわけなくてあたしの胸元にぐりぐり頭押し付けてくる

「居なくならないでくれ・・・お願いだ・・・頼む・・・独りにしないで・・・」

そんな可愛いこというんやもん・・・

しょうがないわな・・・

「分かった・・・絶対おらんくならん」

島崎の後頭部に回してた手をあたしの胸元に押し付けた

その途端じんわり濡れた胸元の服

泣き声はたてやんと静かに服を涙で濡らしていく

島崎が落ち着くまでいくらぐらい掛かったやろか?

すっかり服は島崎の涙で濡れこんでた

「島崎・・・落ち着いた・・・?」

返答なし・・・

それどころかぴくりとも動かん

「ちょ・・・島崎??」

微かに聞こえる寝息

まじかよ・・・。

「泣き疲れたか・・・」

そっと床に寝かして頭をあたしの膝に乗っけた

髪とか頬をそーっと人差し指で撫でる

「島崎も変わるんやな・・・もしかしたら過去があかんもんかも・・・」

踏み込まへんよ人の過去になんか・・・

でも・・・島崎を守るって決めたから

そばにおるんわええでな?

こんなちっさい体で怯えてたんやって思ったらこっちまで哀れみになってくる

絶対守る

この小さな背中を。

おたソル「部長失格」

ソルトside

最後の1発、こいつに叩きつけた後大きなあくびをした。

もうこんな時間か・・・

黄金に輝く茜色の街並み

ヒラヒラとまいおちていった枯葉は今日この日の緞帳を下ろしたようだった

「まだやっ・・・まだ終わってへん・・・」

今さっき殴り飛びした・・・誰だっけ?

まぁ誰でもいいか

「何度立ち上がろうと同じだ・・・諦めろ・・・あんたは負けたんだ」

「黙れ!あたしは部長なんや・・・負けるわけにはいかんねんっ・・・クソッ!体が動かへん・・・」

そいつにそう言われてここがラッパッパの部室だと気付く

「部長・・・か・・・残念だったな・・・今日から私が部長みたいだ・・・」

生まれたの子鹿みたいに起き上がろうとしては肘がガクッと折れ地べたに倒れる元部長

そいつの腹にありったけの力をこめ叩き込んだ

「がぁっ!!」

乾いた声を漏らした元部長

「とっとと出ていってくれ・・・ここは私の部室だ」

元部長の体を何度も蹴り付け部室の外まで転がしていく

「まだや・・・終わってへんねん!」

なんだこいつ・・・

ここまでしぶといのは初めてだ・・・足を大きく振り上げ元部長の頭に焦点を合わせた

そして思いっきり下に叩きつける

じーっんとした鈍痛が足を走り抜ける

元部長は目を見開いて驚いていた

「何度も顔に傷を作る・・・?そこまで私は冷酷じゃない・・・」

わざと元部長の横のコンクリートに足を振り下ろした

「ここの部室・・・私だけじゃ広すぎるようだ・・・。椅子も余ってるようだしな・・・」

さっき四天王ってやつから剥いでおいたスカジャン

その内の一枚を元部長に放った

「っ・・・どういうことや・・・、あんたに付け?嫌や・・・絶対付かへん」

ズキンと痛む心臓

「なんであんたなんかと・・・それやったら独りになったほうがマシや!!」

独りの方が良い、そんなこと言わないでくれ・・・

「部長としての・・・命令だ、あんたは私に付け、四天王になれ」

元部長の右腕を掴んでぐっと引っ張った

「嫌やっつってるやろ!あんたのことなんか大嫌いや!独りのラッパッパとしてやれ

全部言い切る前に元部長の口を片手で塞いだ

「もう・・・言うな・・・、それ以上。
お願いだ・・・それ以上・・・言わないでくれ」

思い出したくもない過去が頭を流れる

『嫌だ・・・独りは・・・。
独りにしないで。
また私の前から消えるのか。
辞めてくれ・・・もう悲しみたくないんだ。
自ら孤独を選ぶか?悲しまないため。

独りは・・・嫌だ・・・』

知らずの内に元部長の肩をぎっゅと力込めて握っていた

喘息の症状が出てきて息をする度にヒューヒューと音が鳴る

この過去を思い出した時必ずこうなる

「島崎・・・?」

私の異変に気付いたのか心配そうに顔をのぞきこんできた

「言うな・・・独りが良いなんて・・・ダメだ・・・独りは・・・。」

途切れ途切れにやっと絞り出した

Twitterに関する報告

この度お知らせがあります、Twitterのアカウントが突然消え、出来なくなってしまいました。フォロー解除はかなり寂しいので新しいアカウントを作るまでどうか忘れないでほしいです(泣)
新しいアカウントを作った際、名前などを発表したいと思っていますので今後ともよろしくお願いします。
やっぱ関東無理や・・・関西弁が1番!敬語とか使わへんから下手やったらすみません

ゆいぱる「塩対応」

ゆいside

あたしの片想いの相手は・・・

塩対応で有名なあの子。

なんで好きにっなったん?ってきかれたら理由はすぐにでも出てくる。

『塩対応なんか言われてるけど、ほんまはAKB愛が強くて誰よりも努力家、ただ感情を表に出すんが苦手なだけ・・・』

「おはよ・・・どうしたの?」

不思議そうに顔を覗いてくる

悩みの種はぱるるにあんねん・・・。

「なんにもあらへんよ・・・それよりどないしたん?ぱるるがこんな早くにくるとか珍しいやん」

その言葉には子供みたいに頬を膨らませたぱるる

「冗談や、っでほんまにどないしたん?」

ふと真剣そのものの表情になったぱるる

その眼は吸い込まれそうなほど真剣やった

「私にも・・・言えない?」

数秒たってさっきの会話の続きなんやって分かった

「そ、そんなんやないよ」

ぱるるが好きやからその事でなやんでる

あほか!そんなん言えやん・・・。

「そっか・・・私由依に信頼されてない?」

そんな悲しそうな顔すんなや・・・、信頼してない?そんな理由ないやん・・・

「由依の悲しそうな顔・・・嫌い・・・、無理にとは言わないよ?言ってくれたら嬉しいってだけ・・・」

う、上目遣いとか反則やろ・・・

半分ノックアウト状態でしっかりぱるるの目を見た

「そんじゃあ聞いてくれるか・・・?」

コクって首を縦に傾けたぱるる

それを合図に大きく息を吸い込んだ

「あんな・・・ぱるるが好きやねん、友達とか同期とかそんなん嫌や・・・、ぱるるの・・・大切な人になりたい」

返事はなかった

返事の代わりにギュってぱるるがあたしに抱きついた

腕を首に巻き付けたみたいに・・・。
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